馬虎温泉三昧

中日・落合監督が今季限りで退団！

後任はＯＢ会の会長でもある高木守道氏。

中日・佐藤球団代表は22日、ナゴヤドーム内で記者会見。今季で３年契約が切れる落合博満監督が今季限りで退任し、ＯＢの高木守道氏が12月１日から新監督を務めると発表した。契約年数は未定。

佐藤代表「野球殿堂入りをされた今年が節目の年ではないかと。１度新しい風を取り入れたいという方針。チームには強い戦いをする基盤ができているので、この時期の決定、公表が悪影響を及ぼす心配はしてない。かえって、節目の年を飾るにふさわしい、監督を胴上げしようということで全力を尽くしてくれると思っている」と話している。

高木氏
「まさに青天の霹靂で驚いています。落合さんという大監督の後ということもあり悩みはしましたが、やはり野球人間なのでしょう。この年齢になっても、もう１度チャンスを頂けましたので、全力で頑張る覚悟です。」

奇跡の逆転優勝に向けて大事な時期になぜ？との声もありそうだが、落合監督との契約に「満了の１ヵ月前までに、方針の発表」があったらしい。それが昨日の会見に繋がった見方だ。

強い落合政権だったが、あまりマスコミとの仲がよろしくない監督ではあった。「ファンサービスがなっていない」というのが球団の言い分。ナゴヤドームの入場者が優勝しても減り続ける現状に、落合擁護派のオーナーも折れてしまった格好か。今後は愛される中日を目指すらしい。

高木氏の起用は立浪氏への繋ぎ的な意味合いが強い。きっとヘッドコーチや打撃コーチとして入閣し、２〜３年後に監督へと昇格する青写真だろう。

リップサービスは悪くても監督らしい監督。「俺流」と言われるが、采配はオーソドックスで、最善の手を尽くすし私は好きだ。ちゃんと選手をしっかり守ってくれるし、「落合監督なら…」と思ってしまう時もある。勝ち続けることが最大のファンサービスのような気もする。隣の芝は青く見えるものなのだろうか。