馬虎温泉三昧

７月を勝ち越して終えたタイガース。今日からは恒例の「ロード」が始まる。何とか貯金ロードにして甲子園に帰りたい。そのためにも、まずは宿敵巨人を叩き勢いをつけたいところだ。

今季の「伝統の一戦」は白熱した試合が続いている。ここまで阪神の７勝５敗。３カード連続で勝ち越し中と相性はいい。４月の「あの落球事件」がなければ、もっと貯金はあったはずだ。

ただ、勝ち越してはいるが投手戦になることは多く、どっちに転んでもおかしくない試合ばかりなのも事実。12試合中、10試合は２点差以内での決着で６勝４敗。投手陣が踏ん張っているのがわかる。余計な点は与えないことが大切だ。

注意したいのは２年目で現在「つなぎの４番」を任されている長野。阪神戦に滅法強い。12試合で打率４割と打ち込まれている。

一時は不振だった阿部も、復調の兆しを見せている。坂本は「ポップフライ病」で、原監督から厳しい言葉をもらったばかりだが、本拠地に戻っての奮起が考えられるし注意したい。


「攻撃陣は巨人は大好物！」

ブラゼルは打率４割１分９厘、３本塁打、10打点の大活躍。マートン、平野、新井も３割以上の高打率。鳥谷も東京ドームは大好きで、前回の５月決戦では、鳥谷を起点に、新井、ブラッズの３連続ホームランが飛び出した。

マートン、平野、鳥谷が出塁し、新井とブラゼルが返す。残っても少しは良くなったアニキや、予想以上に打つ男前にも期待はできる。関本を使えばチャンスは増えるのだが、真弓監督は上本がお気に入りなのかよく使う。もしかするとセッキーのアキレス腱の状態が今いちなのかもしれないが。まあ好調なだけに上本にも期待はしたい。

３回までの得点は12試合で計15点。相手の立ち上がりを攻めて得点し、逃げ切りの形が理想的。榎田くんがいないのは不安材料だが、うまく藤川につなげば勝てる。能見、スタンリッジ、岩田の先発陣に、少しでも長いイニングを投げてもらいたい。

接戦が予想される巨人戦だが、ミラクル采配さえなければ制するの阪神のはずだ。気合を入れて３連戦レフトスタンドから応援したい！