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2014年02月06日

小暑

小暑(しょうしょ)は、二十四節気の第11。六月節(旧暦5月後半から6月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が105度のときで7月7日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から13/24年(約197.84日)後で7月7日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大暑前日までである。



目次 [非表示]
1 季節
2 日付
3 七十二候
4 前後の節気
5 脚注


季節[編集]

梅雨明けが近付き、暑さが本格的になるころ。『暦便覧』には「大暑来れる前なればなり」と記されている。

蝉が鳴き始める。

小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。小暑の終わりごろに夏の土用に入る。

小寒と互いに半年後・半年前である。大寒と大暑も同じ関係である。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 7月7日01:06 7月7日 7月7日
2002年 7月7日06:56 7月7日 7月7日
2003年 7月7日12:35 7月7日 7月7日
2004年 7月6日18:31 7月7日 7月7日
2005年 7月7日00:16 7月7日 7月7日
2006年 7月7日05:51 7月7日 7月7日
2007年 7月7日11:41 7月7日 7月7日
2008年 7月6日17:26 7月7日 7月7日
2009年 7月6日23:13 7月7日 7月7日
2010年 7月7日05:02 7月7日 7月7日
2011年 7月7日10:42 7月7日 7月7日
2012年 7月6日16:40 7月7日 7月7日
2013年 7月6日22:34 7月7日 7月7日
2014年 7月7日04:14 7月7日 7月7日

小暑の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


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1800年 - 1811年 7日 8日 8日 8日
1812年 - 1839年 7日 7日 8日 8日
1840年 - 1871年 7日 7日 7日 8日
1872年 - 1899年 7日 7日 7日 7日
1900年 - 1903年 8日 8日 8日 8日
1904年 - 1931年 7日 8日 8日 8日
1932年 - 1959年 7日 7日 8日 8日
1960年 - 1987年 7日 7日 7日 8日
1988年 - 2023年 7日 7日 7日 7日
2024年 - 2051年 6日 7日 7日 7日
2052年 - 2079年 6日 6日 7日 7日
2080年 - 2099年 6日 6日 6日 7日
2100年 - 2107年 7日 7日 7日 8日
2108年 - 2139年 7日 7日 7日 7日
2140年 - 2171年 6日 7日 7日 7日
2172年 - 2195年 6日 6日 7日 7日
2196年 - 2199年 6日 6日 6日 7日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の小暑は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の小暑は7月7日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(小暑は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1987年までは7月7日、7月8日のいずれか。1988年から2023年まで7月7日が続く。 2024年以降は7月6日、7月7日のいずれか。稀に7月8日(2103年、2107年)。


七十二候[編集]

小暑の期間の七十二候は以下の通り。
初候温風至(おんぷう いたる) : 暖い風が吹いて来る(日本・中国)次候蓮始開(はす はじめて はなさく) : 蓮の花が開き始める(日本)蟋蟀居壁(しつしゅつ かべに おる) : 蟋蟀が壁で鳴く(中国)末候鷹乃学習(たか すなわち がくしゅうす) : 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える(日本・中国)
前後の節気[編集]

夏至 → 小暑 → 大暑
【このカテゴリーの最新記事】

小暑

小暑(しょうしょ)は、二十四節気の第11。六月節(旧暦5月後半から6月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が105度のときで7月7日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から13/24年(約197.84日)後で7月7日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大暑前日までである。



目次 [非表示]
1 季節
2 日付
3 七十二候
4 前後の節気
5 脚注


季節[編集]

梅雨明けが近付き、暑さが本格的になるころ。『暦便覧』には「大暑来れる前なればなり」と記されている。

蝉が鳴き始める。

小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。小暑の終わりごろに夏の土用に入る。

小寒と互いに半年後・半年前である。大寒と大暑も同じ関係である。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 7月7日01:06 7月7日 7月7日
2002年 7月7日06:56 7月7日 7月7日
2003年 7月7日12:35 7月7日 7月7日
2004年 7月6日18:31 7月7日 7月7日
2005年 7月7日00:16 7月7日 7月7日
2006年 7月7日05:51 7月7日 7月7日
2007年 7月7日11:41 7月7日 7月7日
2008年 7月6日17:26 7月7日 7月7日
2009年 7月6日23:13 7月7日 7月7日
2010年 7月7日05:02 7月7日 7月7日
2011年 7月7日10:42 7月7日 7月7日
2012年 7月6日16:40 7月7日 7月7日
2013年 7月6日22:34 7月7日 7月7日
2014年 7月7日04:14 7月7日 7月7日

小暑の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


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1

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3

1800年 - 1811年 7日 8日 8日 8日
1812年 - 1839年 7日 7日 8日 8日
1840年 - 1871年 7日 7日 7日 8日
1872年 - 1899年 7日 7日 7日 7日
1900年 - 1903年 8日 8日 8日 8日
1904年 - 1931年 7日 8日 8日 8日
1932年 - 1959年 7日 7日 8日 8日
1960年 - 1987年 7日 7日 7日 8日
1988年 - 2023年 7日 7日 7日 7日
2024年 - 2051年 6日 7日 7日 7日
2052年 - 2079年 6日 6日 7日 7日
2080年 - 2099年 6日 6日 6日 7日
2100年 - 2107年 7日 7日 7日 8日
2108年 - 2139年 7日 7日 7日 7日
2140年 - 2171年 6日 7日 7日 7日
2172年 - 2195年 6日 6日 7日 7日
2196年 - 2199年 6日 6日 6日 7日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の小暑は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の小暑は7月7日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(小暑は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1987年までは7月7日、7月8日のいずれか。1988年から2023年まで7月7日が続く。 2024年以降は7月6日、7月7日のいずれか。稀に7月8日(2103年、2107年)。


七十二候[編集]

小暑の期間の七十二候は以下の通り。
初候温風至(おんぷう いたる) : 暖い風が吹いて来る(日本・中国)次候蓮始開(はす はじめて はなさく) : 蓮の花が開き始める(日本)蟋蟀居壁(しつしゅつ かべに おる) : 蟋蟀が壁で鳴く(中国)末候鷹乃学習(たか すなわち がくしゅうす) : 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える(日本・中国)
前後の節気[編集]

夏至 → 小暑 → 大暑

夏至

夏至(げし)は、二十四節気の第10。一年で最も昼が長い。五月中(旧暦5月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が90度のときで6月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とし、日のほうは夏至日(げしび)と呼ぶ。恒気法では冬至から1/2年(約182.62日)後で6月22日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小暑前日までである。

西洋占星術では、夏至を巨蟹宮(かに座)の始まりとする。

季節[編集]

日本の大部分では梅雨のさなか。北半球では一年中で一番昼が長く夜が短い日。

『暦便覧』には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」と記されている。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 6月21日07:37 6月21日 6月21日
2002年 6月21日13:24 6月21日 6月21日
2003年 6月21日19:10 6月22日 6月22日
2004年 6月21日00:56 6月21日 6月21日
2005年 6月21日06:46 6月21日 6月21日
2006年 6月21日12:25 6月21日 6月21日
2007年 6月21日18:06 6月22日 6月22日
2008年 6月20日23:59 6月21日 6月21日
2009年 6月21日05:45 6月21日 6月21日
2010年 6月21日11:28 6月21日 6月21日
2011年 6月21日17:17 6月22日 6月22日
2012年 6月20日23:09 6月21日 6月21日
2013年 6月21日05:03 6月21日 6月21日
2014年 6月21日10:51 6月21日 6月21日

夏至の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


0

1

2

3

1800年 - 1815年 22日 22日 22日 22日
1816年 - 1843年 21日 22日 22日 22日
1844年 - 1875年 21日 21日 22日 22日
1876年 - 1899年 21日 21日 21日 22日
1900年 - 1903年 22日 22日 22日 23日
1904年 - 1935年 22日 22日 22日 22日
1936年 - 1963年 21日 22日 22日 22日
1964年 - 1991年 21日 21日 22日 22日
1992年 - 2019年 21日 21日 21日 22日
2020年 - 2055年 21日 21日 21日 21日
2056年 - 2083年 20日 21日 21日 21日
2084年 - 2099年 20日 20日 21日 21日
2100年 - 2111年 21日 21日 22日 22日
2112年 - 2139年 21日 21日 21日 22日
2140年 - 2175年 21日 21日 21日 21日
2176年 - 2199年 20日 21日 21日 21日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の夏至は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の夏至は6月21日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(夏至は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1904年 - 2055年には6月21日か6月22日だが、1903年(過去に1度のみ)は6月23日で、2056年からは6月20日もある。


天文[編集]

春分から秋分までの間、北半球では太陽は真東からやや北寄りの方角から上り、真西からやや北寄りの方角に沈む。夏至の日にはこの日の出(日出)・日の入り(日没)の方角が最も北寄りになる。また、北回帰線上の観測者から見ると、夏至の日の太陽は正午に天頂を通過する。夏至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で白夜となり、南緯66.6度以南の南極圏全域で極夜となる。

なお、1年で日の出の時刻が最も早い日および日の入りの時刻が最も遅い日それぞれと、夏至の日は一致しない。日本では、日の出が最も早い日は夏至の1週間前ごろであり、日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後ごろである。

また、南半球では昼と夜の長さの関係が北半球と逆転するため、天文学的な夏至とは別に、慣習的に「一年中で一番昼が長く夜が短い日」のことを夏至と呼ぶことがある。すなわち、南半球が慣習的な意味での夏至を迎える日は北半球での冬至の日に当たる。

風習[編集]

北半球では、性欲をかきたてる日とされており、スウェーデンの民俗学者によると、夏至を祝うミッドサマーの祝日から9ヶ月後に生まれる子どもが多いという。ギリシャ北部では、未婚女性がイチジクの木の下に自分の持ち物を置くと、夏至の魔法により将来の夫の夢を見るという伝承がある。ポーランドではスラブ民族の祝日、「イワン・クパラの日」の夜には、人々が恋に落ちるという言い伝えがある。イギリスのストーンヘンジでの夏至祭りは、ドルイド教に由来し、男性神、女性神の出会いを祝う意味があると言われている[4]。

尾張地方の一部で夏至の日に無花果田楽を食べる風習がある。

大阪の一部では夏至から半夏生(夏至から11日目)までの間にタコを食す習慣がある。稲の根がタコの八本足のように深く広く張ることを祈願するもの。

関東地方では新小麦で焼餅をつくり神に供える風習がある。

七十二候[編集]

夏至の期間の七十二候は以下のとおり。
初候乃東枯(ないとう かるる) : 夏枯草が枯れる(日本)鹿角解(しかの つの おつ) : 鹿が角を落とす(中国)次候菖蒲華(しょうぶ はなさく) : あやめの花が咲く(日本)蜩始鳴(せみ はじめて なく) : 蝉が鳴き始める(中国)末候半夏生(はんげ しょうず) : 烏柄杓が生える(日本・中国)
前後の節気[編集]

芒種 → 夏至 → 小暑

脚注[編集]

芒種

芒種(ぼうしゅ)は、二十四節気の第9。五月節(旧暦4月後半から5月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が75度のときで6月6日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から11/24年(167.40日目で6月7日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の夏至前日までである。



目次 [非表示]
1 季節
2 日付
3 七十二候
4 前後の節気
5 脚注


季節[編集]

芒(のぎ 、イネ科植物の果実を包む穎(えい)すなわち稲でいう籾殻にあるとげのような突起)を持った植物の種をまくころ。『暦便覧』には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と記されている。実際には、現在の種まきはこれよりも早い。

西日本では梅雨入りのころ。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 6月5日14:53 6月5日 6月5日
2002年 6月5日20:44 6月6日 6月6日
2003年 6月6日02:19 6月6日 6月6日
2004年 6月5日08:13 6月5日 6月5日
2005年 6月5日14:01 6月5日 6月5日
2006年 6月5日19:36 6月6日 6月6日
2007年 6月6日01:27 6月6日 6月6日
2008年 6月5日07:11 6月5日 6月5日
2009年 6月5日12:59 6月5日 6月5日
2010年 6月5日18:49 6月6日 6月6日
2011年 6月6日00:28 6月6日 6月6日
2012年 6月5日06:26 6月5日 6月5日
2013年 6月5日12:23 6月5日 6月5日
2014年 6月5日18:03 6月6日 6月6日

芒種の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


0

1

2

3

1800年 - 1815年 6日 6日 6日 7日
1816年 - 1851年 6日 6日 6日 6日
1852年 - 1879年 5日 6日 6日 6日
1880年 - 1899年 5日 5日 6日 6日
1900年 - 1907年 6日 6日 7日 7日
1908年 - 1935年 6日 6日 6日 7日
1936年 - 1971年 6日 6日 6日 6日
1972年 - 1999年 5日 6日 6日 6日
2000年 - 2027年 5日 5日 6日 6日
2028年 - 2059年 5日 5日 5日 6日
2060年 - 2091年 5日 5日 5日 5日
2092年 - 2099年 4日 5日 5日 5日
2100年 - 2119年 5日 6日 6日 6日
2120年 - 2147年 5日 5日 6日 6日
2148年 - 2179年 5日 5日 5日 6日
2180年 - 2199年 5日 5日 5日 5日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の芒種は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の芒種は6月6日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(芒種は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

殆どが6月5日、6月6日のいずれか。1935年までは6月7日もあった。稀に6月4日になることも(2092年、2096年)。


七十二候[編集]

芒種の期間の七十二候は以下の通り。
初候螳螂生(とうろう しょうず) : 螳螂が生まれ出る(日本・中国)次候腐草為蛍(ふそう ほたると なる) : 腐った草が蒸れ蛍になる(日本)鵙始鳴(もず はじめて なく) : 鵙が鳴き始める(中国)末候梅子黄(うめのみ き なり) : 梅の実が黄ばんで熟す(日本)反舌無声(はんぜつ こえ なし) : 鶯が鳴かなくなる(中国)
前後の節気[編集]

小満 → 芒種 → 夏至

Xiaoman

From Wikipedia, the free encyclopedia

The traditional East Asian calendars divide a year into 24 solar terms (節氣). Xiǎomǎn (pīnyīn) or Shōman (rōmaji) (traditional Chinese: 小滿; simplified Chinese: 小满; Japanese: 小満; Korean: 소만; Vietnamese: Tiểu mãn; literally: "grain full") is the 8th solar term. It begins when the Sun reaches the celestial longitude of 60° and ends when it reaches the longitude of 75°. It more often refers in particular to the day when the Sun is exactly at the celestial longitude of 60°. In the Gregorian calendar, it usually begins around 21 May and ends around 5 June (6 June East Asia time).


Date and Time (UTC)


year

begin

end


辛巳
2001-05-20 23:44 2001-06-05 14:53

壬午
2002-05-21 05:29 2002-06-05 20:44

癸未
2003-05-21 11:12 2003-06-06 02:19

甲申
2004-05-20 16:59 2004-06-05 08:13

乙酉
2005-05-20 22:47 2005-06-05 14:01

丙戌
2006-05-21 04:31 2006-06-05 19:36

丁亥
2007-05-21 10:11 2007-06-06 01:27

戊子
2008-05-20 16:00 2008-06-05 07:11

己丑
2009-05-20 21:51 2009-06-05 12:59

庚寅
2010-05-21 03:33 2010-06-05 18:49

辛卯
2011-05-21 09:21 2011-06-06 00:27

壬辰
2012-05-20 15:15 2012-06-05 06:25

癸巳
2013-05-20 21:09 2013-06-05 12:23

甲午
2014-05-21 02:59 2014-06-05 18:03

小満

小満(しょうまん)は、二十四節気の第8。四月中(通常旧暦4月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が60度のときで5月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から5/12年(約152.18日)後で5月23日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の芒種前日までである。

西洋占星術では、小満を双児宮(ふたご座)の始まりとする。

季節の特徴[編集]

万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されている。

麦畑が緑黄色に色付き始める。

沖縄では、次の節気と合わせた小満芒種(すーまんぼーすー)という語が梅雨の意味で使われる。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 5月20日23:44 5月21日 5月21日
2002年 5月21日05:29 5月21日 5月21日
2003年 5月21日11:12 5月21日 5月21日
2004年 5月20日16:59 5月21日 5月21日
2005年 5月20日22:47 5月21日 5月21日
2006年 5月21日04:31 5月21日 5月21日
2007年 5月21日10:11 5月21日 5月21日
2008年 5月20日16:00 5月21日 5月21日
2009年 5月20日21:51 5月21日 5月21日
2010年 5月21日03:33 5月21日 5月21日
2011年 5月21日09:22 5月21日 5月21日
2012年 5月20日15:16 5月21日 5月20日
2013年 5月20日21:09 5月21日 5月21日
2014年 5月21日02:59 5月21日 5月21日

小満の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


0

1

2

3

1800年 - 1831年 21日 21日 22日 22日
1832年 - 1859年 21日 21日 21日 22日
1860年 - 1891年 21日 21日 21日 21日
1892年 - 1899年 20日 21日 21日 21日
1900年 - 1923年 21日 22日 22日 22日
1924年 - 1951年 21日 21日 22日 22日
1952年 - 1983年 21日 21日 21日 22日
1984年 - 2015年 21日 21日 21日 21日
2016年 - 2043年 20日 21日 21日 21日
2044年 - 2075年 20日 20日 21日 21日
2076年 - 2099年 20日 20日 20日 21日
2100年 - 2103年 21日 21日 21日 22日
2104年 - 2135年 21日 21日 21日 21日
2136年 - 2167年 20日 21日 21日 21日
2168年 - 2195年 20日 20日 21日 21日
2196年 - 2199年 20日 20日 20日 21日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の小満は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の小満は5月21日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(小満は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1983年までは5月21日、5月22日のいずれか(稀に5月20日)。 1984年からしばらく5月21日が続き、2016年からは5月20日、5月21日のいずれか(稀に5月22日)になる。


七十二候[編集]

小満の期間の七十二候は以下の通り。
初候蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう) : 蚕が桑を盛んに食べ始める(日本)苦菜秀(くさい ひいず) : 苦菜がよく茂る(中国)次候紅花栄(こうか さかう) : 紅花が盛んに咲く(日本)靡草死(びそう かる) : 薺など田に生える草が枯れる(中国)末候麦秋至(ばくしゅう いたる) : 麦が熟し麦秋となる(日本)小暑至(しょうしょ いたる) : ようやく暑さが加わり始める(中国)
前後の節気[編集]

立夏 → 小満 → 芒種

立夏

立夏(りっか)は、二十四節気の第7。四月節(旧暦3月後半から4月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が45度のときで5月5日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から3/8年(約136.97日)後で5月7日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小満前日までである。

季節[編集]

夏の気配が感じられるころ。四月節。暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されている。

春分と夏至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立秋の前日までが夏となる。

蛙が鳴き始めるころ。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 5月5日10:44 5月5日 5月5日
2002年 5月5日16:37 5月6日 5月6日
2003年 5月5日22:10 5月6日 5月6日
2004年 5月5日04:02 5月5日 5月5日
2005年 5月5日09:52 5月5日 5月5日
2006年 5月5日15:30 5月6日 5月5日
2007年 5月5日21:20 5月6日 5月6日
2008年 5月5日03:03 5月5日 5月5日
2009年 5月5日08:50 5月5日 5月5日
2010年 5月5日14:44 5月5日 5月5日
2011年 5月5日20:23 5月6日 5月6日
2012年 5月5日02:20 5月5日 5月5日
2013年 5月5日08:18 5月5日 5月5日
2014年 5月5日13:59 5月5日 5月5日

定気法での立夏の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は次のとおり。





年を4で割った余り


0

1

2

3

1800年 - 1823年 6日 6日 6日 6日
1824年 - 1855年 5日 6日 6日 6日
1856年 - 1883年 5日 5日 6日 6日
1884年 - 1899年 5日 5日 5日 6日
1900年 - 1915年 6日 6日 6日 7日
1916年 - 1947年 6日 6日 6日 6日
1948年 - 1979年 5日 6日 6日 6日
1980年 - 2007年 5日 5日 6日 6日
2008年 - 2039年 5日 5日 5日 6日
2040年 - 2071年 5日 5日 5日 5日
2072年 - 2099年 4日 5日 5日 5日
2100年 - 2103年 5日 6日 6日 6日
2104年 - 2131年 5日 5日 6日 6日
2132年 - 2159年 5日 5日 5日 6日
2160年 - 2195年 5日 5日 5日 5日
2196年 - 2199年 4日 5日 5日 5日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の立夏は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の立夏は5月5日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(立夏は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1916年 - 2071年には5月5日か5月6日だが、1915年までは5月7日もあり、2072年からは5月4日もある。


七十二候[編集]

立夏の期間の七十二候は以下の通り。
初候蛙始鳴(かえる はじめて なく) : 蛙が鳴き始める(日本)螻蝈鳴(ろうこく なく) : 雨蛙が鳴き始める(中国) 蝈は{中国}次候蚯蚓出(きゅういん いずる) : 蚯蚓が地上に這出る(日本・中国)末候竹笋生(ちくかん しょうず) : 筍が生えて来る(日本)王瓜生(おうか しょうず) : 王瓜の実が生り始める(中国)
前後の節気[編集]

穀雨 → 立夏 → 小満

穀雨

穀雨(こくう)は、二十四節気の第6。三月中(通常旧暦3月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が30度のときで4月20日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/3年(約121.75日)後で4月22日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立夏前日までである。

西洋占星術では、穀雨を金牛宮(おうし座)の始まりとする。



目次 [非表示]
1 季節の特徴
2 日付
3 七十二候
4 前後の節気
5 脚注


季節の特徴[編集]

田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。

穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。

穀雨の終わりごろ(立夏直前)に八十八夜がある。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 4月20日00:35 4月20日 4月20日
2002年 4月20日06:20 4月20日 4月20日
2003年 4月20日12:02 4月20日 4月20日
2004年 4月19日17:50 4月20日 4月20日
2005年 4月19日23:37 4月20日 4月20日
2006年 4月20日05:26 4月20日 4月20日
2007年 4月20日11:07 4月20日 4月20日
2008年 4月19日16:51 4月20日 4月20日
2009年 4月19日22:44 4月20日 4月20日
2010年 4月20日04:29 4月20日 4月20日
2011年 4月20日10:18 4月20日 4月20日
2012年 4月19日16:12 4月20日 4月20日
2013年 4月19日22:03 4月20日 4月20日
2014年 4月20日03:55 4月20日 4月20日

穀雨の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


0

1

2

3

1800年 - 1827年 20日 20日 21日 21日
1828年 - 1859年 20日 20日 20日 21日
1860年 - 1895年 20日 20日 20日 20日
1896年 - 1899年 19日 20日 20日 20日
1900年 - 1923年 20日 21日 21日 21日
1924年 - 1955年 20日 20日 21日 21日
1956年 - 1983年 20日 20日 20日 21日
1984年 - 2019年 20日 20日 20日 20日
2020年 - 2051年 19日 20日 20日 20日
2052年 - 2079年 19日 19日 20日 20日
2080年 - 2099年 19日 19日 19日 20日
2100年 - 2111年 20日 20日 20日 21日
2112年 - 2147年 20日 20日 20日 20日
2148年 - 2175年 19日 20日 20日 20日
2176年 - 2199年 19日 19日 20日 20日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の穀雨は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の穀雨は4月20日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(穀雨は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1983年までは4月20日、4月21日のいずれか(稀に4月19日)。 1984年からしばらく4月20日が続き、2020年からは4月19日、4月20日のいずれか(稀に4月21日)になる。


七十二候[編集]

穀雨の期間の七十二候は以下の通り。
初候葭始生(よし はじめて しょうず) : 葦が芽を吹き始める(日本)萍始生(うきくさ はじめて しょうず) : 浮き草が芽を出し始める(中国)次候霜止出苗(しも やんで なえ いず) : 霜が終わり稲の苗が生長する(日本)鳴鳩払其羽(めいきゅう その はねを はらう) : 鳴鳩が羽を払う(中国)末候牡丹華(ぼたん はな さく) : 牡丹の花が咲く(日本)戴勝降于桑(たいしょう くわに くだる) : 郭公が桑の木に止って蚕を生む(中国)
前後の節気[編集]

清明 → 穀雨 → 立夏

清明

清明(せいめい)は、二十四節気の第5。三月節(旧暦2月後半から3月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が15度のときで4月5日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から7/24年(約106.53日)後で4月7日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の穀雨前日までである。



目次 [非表示]
1 季節
2 日付
3 風俗
4 七十二候
5 前後の節気
6 脚注
7 関連項目


季節[編集]

万物がすがすがしく明るく美しいころ。

『暦便覧』には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されている。

様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。

日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 4月4日17:24 4月5日 4月5日
2002年 4月4日23:18 4月5日 4月5日
2003年 4月5日04:52 4月5日 4月5日
2004年 4月4日10:43 4月4日 4月4日
2005年 4月4日16:34 4月5日 4月5日
2006年 4月4日22:15 4月5日 4月5日
2007年 4月5日04:04 4月5日 4月5日
2008年 4月4日09:45 4月4日 4月4日
2009年 4月4日15:33 4月5日 4月4日
2010年 4月4日21:30 4月5日 4月5日
2011年 4月5日03:12 4月5日 4月5日
2012年 4月4日09:06 4月4日 4月4日
2013年 4月4日15:02 4月5日 4月4日
2014年 4月4日20:46 4月5日 4月5日

清明の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


0

1

2

3

1800年 - 1819年 5日 5日 5日 6日
1820年 - 1855年 5日 5日 5日 5日
1856年 - 1883年 4日 5日 5日 5日
1884年 - 1899年 4日 4日 5日 5日
1900年 - 1915年 5日 5日 6日 6日
1916年 - 1947年 5日 5日 5日 6日
1948年 - 1983年 5日 5日 5日 5日
1984年 - 2015年 4日 5日 5日 5日
2016年 - 2043年 4日 4日 5日 5日
2044年 - 2075年 4日 4日 4日 5日
2076年 - 2099年 4日 4日 4日 4日
2100年 - 2111年 5日 5日 5日 5日
2112年 - 2139年 4日 5日 5日 5日
2140年 - 2171年 4日 4日 5日 5日
2172年 - 2199年 4日 4日 4日 5日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の清明は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の清明は4月5日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(清明は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1948年から2199年までは4月4日、4月5日のいずれか。1947年までは4月6日のときもあった。


風俗[編集]

中国における清明節は祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」とも呼ばれた。日本におけるお盆に当たる年中行事である。また、春を迎えて郊外を散策する日であり、「踏青節」とも呼ばれた[4]。『白蛇伝』で許仙と白娘子が出会ったのも清明節でにぎわう杭州の郊外であった。また清明節前に摘んだ茶葉を「明前茶」、清明から穀雨までの茶葉を「雨前茶」、穀雨以後の茶葉を「雨後茶」という。中国で緑茶は清明節に近い時期に摘むほど、香りと甘みがあり、高級とされている[5]。

沖縄県では「シーミー」(首里地方では「ウシーミー(御清明)」)と発音し清明祭ともいう。中国の風習と同様にお墓の掃除をするとともに墓参を行い、まるでピクニックのような雰囲気で親類が揃って墓前で祖先と共に食事(餅や豚肉料理、お菓子、果物など)を楽しむ風習がある[6](墓庭が100坪あることもある)。

七十二候[編集]





清明上河図(12世紀)
清明の期間の七十二候は以下の通り。
初候玄鳥至(げんちょう いたる) : 燕が南からやって来る(日本)桐始華(きり はじめて はなさく) : 桐の花が咲き始める(中国)次候鴻雁北(こうがん きたす) : 雁が北へ渡って行く(日本)田鼠化為鴽(でんそ けして うずらと なる) : 熊鼠が鶉になる(中国)末候虹始見(にじ はじめて あらわる) : 雨の後に虹が出始める(日本・中国)
前後の節気[編集]

春分 → 清明 → 穀雨

春分

春分(しゅんぶん)は、二十四節気の第4。昼と夜の長さが等しくなる。二月中(旧暦2月内)。

現在広まっている定気法では、太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽黄経が0度となったときで、3月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とし、日のほうは春分日(しゅんぶんび)と呼ぶ。恒気法では冬至から1/4年(約91.31日)後で3月23日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の清明前日までである。

西洋占星術では春分を白羊宮(おひつじ座)の始まりとする。



目次 [非表示]
1 日付
2 記念日
3 昼夜の長さ
4 七十二候
5 前後の節気
6 脚注


日付[編集]




日時 (UT)

日本

中国

2001年 3月20日13:30 3月20日 3月20日
2002年 3月20日19:16 3月21日 3月21日
2003年 3月21日00:59 3月21日 3月21日
2004年 3月20日06:48 3月20日 3月20日
2005年 3月20日12:33 3月20日 3月20日
2006年 3月20日18:25 3月21日 3月21日
2007年 3月21日00:07 3月21日 3月21日
2008年 3月20日05:48 3月20日 3月20日
2009年 3月20日11:43 3月20日 3月20日
2010年 3月20日17:32 3月21日 3月21日
2011年 3月20日23:21 3月21日 3月21日
2012年 3月20日05:14 3月20日 3月20日
2013年 3月20日11:01 3月20日 3月20日
2014年 3月20日16:57 3月21日 3月21日

春分の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。





年を4で割った余り


0

1

2

3

1800年 - 1827年 21日 21日 21日 21日
1828年 - 1859年 20日 21日 21日 21日
1860年 - 1891年 20日 20日 21日 21日
1892年 - 1899年 20日 20日 20日 21日
1900年 - 1923年 21日 21日 21日 22日
1924年 - 1959年 21日 21日 21日 21日
1960年 - 1991年 20日 21日 21日 21日
1992年 - 2023年 20日 20日 21日 21日
2024年 - 2055年 20日 20日 20日 21日
2056年 - 2091年 20日 20日 20日 20日
2092年 - 2099年 19日 20日 20日 20日
2100年 - 2123年 20日 21日 21日 21日
2124年 - 2155年 20日 20日 21日 21日
2156年 - 2187年 20日 20日 20日 21日
2188年 - 2199年 20日 20日 20日 20日

グレゴリオ暦による19世紀から22世紀までの日本の春分は表のとおり [1] [2] [3]。 今年2014年の春分は3月21日。

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(春分は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1924年 - 2091年には3月20日か3月21日だが、1923年までは3月22日もあり、2092年からは3月19日もある。


記念日[編集]

「春分の日」も参照

日本ではこの日は国民の祝日の「春分の日」となる。春分の日は、国立天文台の算出する定気法による春分日を基にして閣議決定され、前年2月1日に暦要項として官報で告示される。天文学に基づいて年ごとに決定される国家の祝日は世界的にみても珍しい。また、この日をはさんで前後7日間が春の彼岸である。第二次大戦前は春季皇霊祭として祭日であった。

イラン暦の元日、ノウルーズ(nawrūz)はちょうど春分の日に当たり、イランを中心に、中央アジアからアフリカまでに及ぶ広い地域で祝われる祭日である。ヨーロッパなどでも、春分をもって春の開始とする。いくつかの国では休日とされる。





春分の日の太陽光の当たり方。春分では太陽は赤道上にあるため、天文的な位置関係からは昼夜の長さが等しくなるように思えるが、実際は違う(詳細は本文参照)。
キリスト教で復活祭の日付を算出するには、春分を基点とし、春分後最初の満月の次の日曜日を復活祭の日と定める。この算出方法をコンプトゥスという。ただし、ここでいう「春分」は暦の上での3月21日に固定されており、太陽黄経が0度の日とは必ずしも一致しない。「満月」も簡素化した計算によって求められており、天文学上の満月とは必ずしも一致しない。この算定法は第1ニカイア公会議で定められた。

昼夜の長さ[編集]

『暦便覧』に「日天の中を行て昼夜等分の時なり」と記されているとおり、春分では昼夜の長さがほぼ同じになる。しかし、実際には、昼の方が夜よりも長い。日本付近では、年により差があり、平均すれば昼が夜よりも約14分長い。これは、次の理由による。
大気差大気による屈折で太陽の位置が実際より上に見えるため、太陽が上に見える角度の分、日出が早く、日没が遅くなる。屈折は太陽が地平線に近いほど大きくなる。国立天文台では、太陽が地平線付近にある時の、その角度を35分8秒と見積もっている。ここから計算される日出・日没の時間の差は約2分20秒である。太陽の視角太陽の上端が地平線と一致した時刻を日出あるいは日没と定義しているため。これにより、太陽の半径の分、日出が早く、日没が遅くなる。ここから計算される日出・日没の時間の差は約1分5秒である。日周視差太陽の距離÷地球の半径は有限なので、視差により、0.7秒日の出が遅く、0.7秒日の入りが早くなる。春分のずれ1日の間にも太陽の黄経は変わるため、春分が1日のいつかにより昼夜の長さに差が出る。この効果は昼夜の長さを最大で±1.1分変える。ただし平均には影響を与えない。
これらを合わせると、日出は、太陽の中心が地平線から昇るより平均3分25秒早く、日没は、太陽の中心が地平線より沈むより平均3分25秒遅くなる。したがって、春分の日の昼の長さは平均12時間7分、夜の長さは平均11時間53分である。そして、実際に昼夜の長さの差が最も小さくなる日は春分の4日程度前になる[4]。

春分日には、太陽は真東から昇って真西に沈む[5]。赤道上の観測者から見ると、太陽は正午に天頂を通過する。北極点または南極点の観測者から見ると、春分の太陽はちょうど地平線と重なるようにして動き、昇ることも沈むこともない。

七十二候[編集]

春分の期間の七十二候は以下のとおり。
初候雀始巣(すずめ はじめて すくう):雀が巣を構え始める(日本)玄鳥至(げんちょう いたる):燕が南からやって来る(中国)次候桜始開(さくら はじめて ひらく):桜の花が咲き始める(日本)雷乃発声(かみなり すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める(中国)末候雷乃発声(らい すなわち こえを はっす):遠くで雷の音がし始める(日本)始雷(はじめて いなびかりす):稲光が初めて光る(中国)
前後の節気[編集]

啓蟄 → 春分 → 清明
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