素戔嗚命
神格ー農業の神・穀物の神
神徳ー五穀豊穣・厄除け開運・縁結び
異名ー建速須佐之男命・須佐之男・神素素戔嗚命
有名神社ー八坂神社・氷川神社・須佐神社
三貴子(天照大御神、月読命、建速須佐之男命)の内の第三子で、
鼻を洗った時に生まれた神。
名前の由来は「神の猛々しさを表した」と考えられます。
「皇国の本主」
弘仁元年(810年)正月、第52代嵯峨天皇は、
「素尊は則ち皇国の本主なり。故に日本の総社と崇め給いし」と詔(みことのり)して、
津島神社(愛知県津島市)に神階正一位と日本総社の号を賜ったとされる。
本主とは「本来の所有者・持ち主の主体」のことで、
日本神話における彼の重要な役割と、歴史的な神格に基づいています。
神話では、スサノオノミコトは強力な神であり、
出雲地方を中心に国土を豊かにする活動を行ったとされています。
また、彼は疫病や災害から人々を守る神としても信仰されており、
その力と影響力は広範囲に及んでいました。
『日本書紀』によると
大国主は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の息子とされ
日本国を創った神とされているので
「皇国の本主」なのです。
天王
牛頭天王のことをあらわしています。
薬師如来の垂迹である牛頭天王と習合されるようになったのは
奈良時代に
「日本における神仏習合以前に、
朝鮮半島ですでに日本神話のスサノオが信仰されており、
その信仰をもちこんだ渡来人が住みついた後になってから牛頭天王と習合した」
その後
第66代一条天皇の正暦年中(990年-994年)に、
津島神社(愛知県津島市)に天王社の号が贈られた。
牛頭天王が神農(薬・農業の神)とも結び付けられており
その御利益もあります。
高天原のヤンチャと葦原中国(日本)での英雄
高天原ではデカくなった子供が悪さを続けているような感じで
死んだ母にあいたいと駄々をこね
高天原から追放され、「須佐(あらぶる)」にふさわしい存在でした。
これは、一説にはヒルコ同様、未完成な存在としてで
追放される際の禊(ひげを抜かれたなど)で完成し
八岐の大蛇退治、和歌をはじめて読む、
木の使い方を教えるなど英雄として成熟し
大国主や歳神、稲荷などの係累は日本の発展に尽くしました。
ご利益の中心は
「強さ」荒ぶる神としてのエネルギーが
必要な多くのものに作用してご利益を発揮しています
追記
素戔嗚の神は伊弉諾命の鼻から生まれたと言われております。
鼻という身体的表現は極めて異様に感じられるかも知れませんけれど、
鼻は人間にとって息をする重要なところであります。
これはまさに風の神であり、嵐の神であります。
色々なものに息(エネルギー)を吹き込み
吹き出す神であります。
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