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横浜媽祖廟
創建 2006年
祭神 天上聖母(媽祖)
ご利益 航海や漁業の守護神
ですが、家内安全、健康、商売繁盛など、多様な願い
横浜媽祖廟は
横浜中華街駅から蘇州小路近くにある
天上聖母(媽祖)を祀る「廟」。
日本では神社・祠にあたります。
横浜中華街にある「横浜媽祖廟」は、
2006年に建立された比較的新しい廟ですが、
その祭神である**天上聖母(媽祖)**は、
古くから航海や漁業の守護神として深い信仰を集めてきました。
媽祖は、道教の神として中国南部で広く崇拝されており、
海難に遭った父を救うため命を懸けた賢女を祀る存在として、
航海安全の神格が付与されました。
日本には江戸時代以前から、
九州をはじめとする日本各地でも媽祖信仰が根付いていました。
特に水戸光圀によって、茨城県の天妃媽祖大権現などの地域で
信仰が広まりました。
媽祖は航海の守護神であるだけでなく、
家内安全、健康、商売繁盛などの
多様なご利益を持つ神様としても広く知られ、
一般庶民からも厚く崇拝されています。
媽祖信仰は時代や政治的な圧力により一時期衰退しましたが、
その人気は根強く、何度も復活を遂げてきました。
特に文化大革命や、日本から離れた後の台湾でも、
再び信仰の対象として復権しています。
横浜媽祖廟は、1990年代に信仰の場がなかったことを背景に、
中華街の文化的・宗教的な伝統を次世代に継承し、
地域住民や信者の信仰心を支える場所として建設されました。
2001年に着工し、2006年に完成。
以来、横浜中華街の宗教的・文化的な中心地として、
多くの信者や観光客に親しまれています。
横浜媽祖廟に足を運ぶと、
異国情緒あふれる中華文化の中でありながら、
特に女性にふんわりと心の安らぎを感じさせる
不思議な体験ができます。
歴史好きや神社巡りを愛する方々にとって、
媽祖の歴史とその深い信仰に触れるこの場所は、
ぜひ訪れてほしいスポットです。
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