A life is manga 蒼乃シュウのマンガ道

ユーネクストでドラマ「リバース」を観ました！

原作は湊かなえさん。


湊かなえさんのファンというわけではないけれど、

やっぱりその才能は凄まじいなぁ…と思わずにはいられません。


原作が映像化すると間違いなく面白いので

エンタメ性が凄いなぁ…。


ずっと前のドラマ「Nのために」もめっちゃ好きなドラマでした。

今回見た「リバース」もそうだけど、

連続ドラマとして…最高ですな。

毎回、いいところでテーマソングが入るとこ…絶妙だわ。


湊さんはもともとドラマのシナリオを勉強されて

シナリオライターもされていたので

納得…。


ただ、この「リバース」は、小説でも読もうとおもって

図書館で借りたことがあるんだけど

そのときは三分の一でギブアップしてしまった。

（ドラマの方が面白い！）


なぜかというと、なかなか謎が出てこなくて

基本、登場人物がみんな「いい人」だったんで…。

恋人とのシーンも、仲間とのシーンも

読んでいて退屈でした。


特に、男の子の仲間たちで別荘に遊びにいくシーン…

ドラマを見ると、一番肝心の場面であることは

理解できるのだけど、

大学生の男子ばっかりで、ドライブして美味しいもん食べて

キャッキャとはしゃぐ、っていうシチュエーションが

まー、ほんとに読んでいて

つまらん。



ドラマだと音楽にのせてダイジェストで流せるシーン…だけど

小説だとひとつひとつ描写しなきゃいけないから

読むのが辛かった。


まあ、こういうときはドラマとか漫画って便利だな！と

思っちゃいます。(笑)

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（以下、ネタバレ含む）




辛いけど面白いなー、と思うのは

みんながうっすらと、亡くなった男子学生に対し

「殺意」をもっていたということ。

みーんな、「親友」とかいいながら

その裏には「こいつには負けたくない」とか

以前負けたことを根にもってる。


これは深いなぁ…。

表向きでは親友とかいいながら

マウントするのは女子が多いようにも思うけど

実際のところ、男の方が執念深いし、ドロドロしてる。


だからこのお話は男の子ばかりの「仲間」をテーマにしたのかなぁ。

私自身はそういう世界とは無関係で生きて来たけど

同じ学生同士だと

「こいつよりも先に内定とりたい」とかって

焦っちゃうんだろうなぁ。

イヤだなぁ…。


大学という世界は…

イヤな世界ですよ、きっと。

仲間もできるけど

裏を返せば敵なんです。

親友なんて、ホンマにおるんか？


はやく内定もらって就職できたら「あがり」

みたいな感じも、めっちゃイヤな世界だなぁ。


就職できたらそれで万事安泰っていうわけでは

ないでしょうにー。


主人公はコーヒーが大好きな青年。

ラストでは、コーヒー豆の会社に就職できて

生き生きした感じになってて

「よかった」と思ったけど

そんなにコーヒー好きなら

コーヒーの屋台とか

キッチンカーで独立したらいいのに！と

思いましたが…


まあ、そのためにもまずはお金を貯めないといけないので

就職もいっか！


あとはこのドラマ、最後の最後まで真実はわかないという

畳みかけるようなエピソードがとても楽しい。

7話か8話くらいで、「あ、もうラストね」と思ってたら

「え、まだあんの！？」とワクワクさせてくれます。


私の予測では、

戸田恵梨香が元恋人であるということは

なんとなく最初の方でわかったんだけど、

ラストの方で、全員と関係があったなんて…とわかるところが

鳥肌たった。


しかし、どうせなら、全員と、恋仲になってほしかったなー

実は全員と恋人関係（不倫含む）だったとか

だとおもしろかったのにぃ！

戸田恵梨香には、そういう生まれついての悪女みたいな

役もこなせそうだと思ったけど。


目的は、やっぱり「復讐」で！お願いします。