やはり、姉がカセットに録音しておいたのを、私も一緒に聴いていて、それが心に染み込んでいたのであり、大体、小学生高学年ぐらいの話になります。
この「さよならの言葉」の物悲しいメロディは、バッドエンディングの小説が似合います。
私が「さよならの言葉」を聴き返して、まず思い出す小説は、H・G・ウェルズの短編「くぐり戸」でした。「くぐり戸」のラストシーンの寂しいムードは、まさに「さよならの言葉」にピッタリです。まあ、あくまで、これは、私が「くぐり戸」を読んでいた頃、BGMで「さよならの言葉」を聴いていた結果でもあるのですが。
他にも、学研のジュニアチャンピオンノベルス「怪奇・SF 恐怖のミステリーゾーン」(1977年)を読み返していても、私には「さよならの言葉」のメロディがよぎるのでした。
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実は、姉のカセットには、この「さよならの言葉」に続けて、別の曲も録音されていました。
その曲の方が、私はもっと好きだったのですが、あいにく、曲名が分かりません。ネットの音楽サイトで、歌詞から調べてみようとしても、全くヒットしないのです。
当時(1978年)の歌謡曲ではあっても、それほどメジャーじゃない曲を、姉がたまたまカセットに入れていたのでしょう。40年以上も昔の話なので、姉も、もう、この曲のことは覚えてないのではないかと思われます。
私としては、いまだに気にかかってますので、いずれ、この曲のことを、このブログで皆に尋ねてみるかもしれません。「♪どこか船の見える港でのんびりお昼寝しよう」と言う歌い出しで始まる、女性シンガーの曲です。