2020年03月30日
福島正実の「救援隊」
情報をいただいたので、ついに入手いたしました。福島正実のジュブナイルSF「救援隊」(角川書店)です。
盛光社から発売されたジュニアSFシリーズの一つ「リュイテン太陽」の文庫版となります。この本自体に、その事が全く説明されていないので、知らない人は、絶対に気付かないのであります。
タイトルとしては「リュイテン太陽」の方がインパクトがありますが、内容的には「救援隊」の題名の方が合っていたかもしれません。この本は、実は、私は初読となるのですが、なんだか昔も読んだ事があったような気持ちにさせる、ノスタルジー溢れる内容でした。特に、併録された「地底人オリガ」は、同じ福島正実の作品「迷宮世界」と似た読後感を抱かせてくれます。
私は、福島正実の本といえば、他にも、秋元文庫の「SFショートショート傑作集」「SFカセット50」「SF地球のほろびる時」などを持っておりまして、これらは、私が小学生高学年のころ、もっとも最初期に買った、思い入れのある文庫の小説本なのでありました。
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