過去に私が持っていた怪獣関連のアイテムを紹介するにあたって、真っ先に取り上げたかったのが、このガーゴンです。俗に「首ふり怪獣」と呼ばれている、ヨネザワ製のオリジナル怪獣の玩具です。背中のゼンマイを巻けば、ガタガタ動きます。(歩く訳ではない)
私が、なぜ、このオモチャを一番手で扱いたかったかと言いますと、実は、私が物心のついたばかり(3、4歳ごろ)の最初の誕生日(もう50年も前)に、家族に買ってもらったオモチャだったからであります。
動く機能は、すぐ壊れてしまいましたが、私の持っている怪獣のオモチャの中では、一番大きかったので、幼かった私が怪獣ごっこで遊ぶ際は、このガーゴンをいつも大ボス怪獣に任命しておりました。
オリジナルの怪獣なのに、名前をはっきり覚えていたのは、箱にその名が記されていたからです。その箱自体は、すぐに無くしてしまいましたが、表面のイラストには、ガーゴン以外に二匹の怪獣(つまり、同じシリーズ)の絵が描かれていた事が、幼いながらも、私の脳裏には鮮烈に刻まれていました。
そんな訳で、この残りの二大怪獣の事が、私はずっと気になっていたのです。そしたら、ネットとは恐ろしいもので、とうとう謎の怪獣ガーゴンの情報も発見する事ができたのでした。しかも、この怪獣おもちゃシリーズは、実はけっこう話題の商品だったらしくて、2013年に復刻されていたと言うではありませんか。
これが、私が再見したくて仕方のなかった、箱のイラストです。
上から、空の怪獣フー(風)、砂漠の怪獣コブラー(瘤ラー、もしくは、蛇のコブラ)、海の怪獣ガーゴン(海ゴン)です。こうして、三匹を比べてみますと、イラストも、実物のオモチャも、ガーゴンが一番怪獣らしいフォルムをしています。
しかし、幼かった時の私は、このイラストを見て、ガーゴンが他の怪獣にやられているように思えて、ちょっと不服も感じていたものでした。
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