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2018年08月06日

「西郷どん」を見ながら

 昨日のNHK大河ドラマの「西郷どん」

 西郷隆盛が、ついに倒幕を決意し、その旨を周囲の人間にも語り始めます。視聴者である我々からすれば、それは歴史的な当たり前の事実ですが、当時のタイムリーの人間にしてみれば、幕府打倒なんてトンデモナイ発想に感じられた事でしょう。

 そこで思い浮かぶのが、オウム真理教です。オウムのテロ実行幹部たちも、少なくても、金まみれ教祖以外は、本気で、現行の日本政府をぶっ潰して、自分たちの新政権を樹立する事が、日本にとっての正しい歴史だと信じていたのかもしれません。

 明治維新オウムのテロ事件は、紙一重だったと言う事です。万が一でも、オウムによる革命が成功していたらと考えたら、シャレにならないのであります。

 先月のオウム幹部全員の死刑に関しても、なかなかマズい一面があります。この死刑に前後して、日本列島は地震や大雨、日照りなどの未曾有の災害に次々に襲われました。実は、過去の伝説を紐解きましても、宗教の聖者が殉教したり、激しい弾圧を受けた時は、同時に天罰的災害がその土地に起こった、と記されているものなのです。

 私は、決してオウムの祟りなどを信じている訳ではありませんが、もし、オウム教が100年以上生き残った場合は、彼らの聖典には「教祖が殉教した時、日本は天変地異に襲われた」と書かれて、オウムの権威を高めてしまうかもしれません。過去の聖者伝説と違って、災害が起きたのは明らかに事実だから、ますます問題なのです。

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posted by anu at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタ
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