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2019年01月18日

「元号が変わる」ということについて思うこと

私が小学生だった頃、今は亡き明治生まれの祖母に対し、明治→大正→昭和と3つの時代を生きてきたことに、なんとなく凄いなぁと思っておりました。
ある日、私は祖母に対し、「ねぇねぇ、おばあちゃん、元号が変わるってどんな感じ?」と聞いたことがあります。
祖母は少し考えて、「そうねぇ・・・、1年目が『元年』になるのよぉ〜」と答えてもらったことを覚えています(^^;

そして時が経ち、私が中学生の頃、元号が「昭和」から「平成」に変わりました。
硬貨をみても、これまで「昭和●●年」鋳造の硬貨ばかりだったものが、「平成●●年」鋳造硬貨が出回るようになり、新聞の日付も「元年」と標記されていたことに、なんとなく「ああ、リセットされたんだな」、と感じたことを思い出します。

今年は、その「平成」から新元号へと変わります。
その節目に思いますのは、「元号が変わる」というのは、その時にこれまでの全てが劇的に変わるということではなく、まずはとりあえず、「元号の標記が変わる」だけで、そのあと徐々に時が流れ、振り返った時に「ああ、これがこの時代なんだな」と感じていくものなのかなということでございます。
その意味で本当に「今さら」ではありますが、小学生当時、祖母に対してよくもまぁ返答に困るような変な質問をしたものだなと思っています(^^;。

そして、ついでに思い出したことを1つ。。。

小学生当時、私が住んでいた家の近くには、映画「20世紀少年」に出てきたような駄菓子屋がありました。
そこにはアーケードゲーム台が数台併設されていて、地元の子ども達はよくお小遣いを握りしめてここに通っていました。
この駄菓子屋の男の子と私は小学校の同級生で、本当に仲良く遊んでもらいました。

丁度その時期、任天堂の「ファミリーコンピュータ」が発売開始になり、これまでお金を払って遊ぶアーケードゲームでしか遊べなかった「マリオブラザース」や「ベースボール」、「ドンキーコング」「スパルタンX」「魔界村」などのようなゲームが、家庭でも遊べるようになりました。
この駄菓子屋では、当時の旅館などによく設置されていた「100円テレビ」の応用版で、「時間制限つきのファミコン」が設置されたのです。
システムとしては、店のおばちゃんから借りたいファミコンソフトを借りて、テレビ脇のコイン投入口に50円玉を入れれば、確か30分の時間制限でファミコンが遊べる仕組みだったと思います。
家庭用ゲーム機として普及し始めていた「ファミコン」でしたが、家庭の方針でファミコンを買ってもらえない子どもたちにとっては、これはとてもありがたいサービスでした。

そんな当時としては画期的だったファミコンの傍らには、メンコやベーゴマといった、昔ながらのお遊び道具もあり、それぞれにその時の気分に応じて、自分たちなりの遊びをしていたような気がします。

駄菓子屋に通ったことが、「今の自分の何に役に立ったか」なんてことは、即答できません。
でも、「昭和の片りんを吸収して育った」という古き良き思い出としては、今でも鮮明に覚えているのです。
振り返ったときに、「ああ、あの頃が懐かしい」「ああ、あの頃は面白かったなぁ」と思ってもらえるような1ページを、一つでも自分の子どもにも体験させてあげたいなと思っています。



posted by あんとん at 00:00| 育児・教育
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あんとん
2018.12まで6年間、小中学生を対象にした個別学習塾を営んでおりました。 一身上の都合により、サラリーマン生活に戻ることになりましたが、6歳児の息子の育児はまだまだこれから。 この6年の器量な経験を振り返りつつ、これからを真剣に生きていきたいと思っているところです。
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