アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

P.debatissei & P.buddha kuijteni

デバティスはマレーから記載された ブッダによく似た種類です。
大歯型ならば 歯型で簡単に区別することができるのですが、
大顎以外での区別は 図鑑で見る限りでは判別が非常に困難です。

小さいサイズでのブッダ(ssp.kuijteni)との比較を考察してみます。
ただ 同亜種とされているシムルエ産との比較ですのでご了承ください。


右:P.buddha kuijteni Simeulue I.  35o
左:P.debatissei(?)  35o

デバッティスと思われる個体は 
体型は明らかに細く 真横から見たとき全体的に薄い。
頭部は比較的扁平で 複眼下の突出は弱い。
前胸は後方に行ってもあまり幅広くならない。
その他に 唇や胸部の形状なども異なります。

上の比較写真では完全に両種の区別はできます。
ただし、同亜種とされているシムルエ産ではありますが、
数を集めて比較をしてみたら 全くの別亜種だったという可能性もあり得ます。
デバティスと判断した個体は マレーのブッダの中から抜いたものです。
本来は大歯型でも細かく比較できればいいのですが、
デバティスの大歯型は数が相当少ないようです(^_^;)



Prosopocoilus debatissei Bomans,1992:223-225, 227, 229
[Type Locality] Malaysia:Cameron Haighlands

左:♂ Fujita,2010より
右:♀(?) Taroni,1998より

P.debatissei(?)

大歯型はブッダとの区別は簡単です。
♀はP.kuijteniの♀として紹介されていた個体なのですが、
前ケイ節が湾曲していないのでブッダではないことがわかります。
かといって、デバティスの♀であるという確証はありませんが。 


Prosopocoilus buddha kuijteni (Bomans,1978):141, 169-170,fig.5 [Prosopocoelus kuijteni]
[Type Locality] Java
[sny] Prosopocoelus erberi Lacroix,1988:8,10-11,fig. [Indnesia,Sumatra,Cuming Malaysia].

左:P.erberi 記載文の絵 Lacroix,1988より
右:P.kuijteni 記載文の絵 Bomans,1978より

ssp.kuijteniはジャワから記載された種類ですが、
ラベル間違いで ssp.erberiと同亜種とするのが定説です。
分布は南ミャンマー・マレー半島・スマトラ・シムルエ島。
両亜種は歯型が異なりますが 同じ種類の変異とされています。
Taroni(1998)では両種を区別して図示されています。(両方ともマレー産)
飼育累代してみたら それぞれが別種だったりして・・・

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/1886397

コメント

お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのコメント

   
<< 2016年03月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
スポンサード リンク
プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
最新記事






スポンサード リンク
サイト内検索 https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/index1_0.rdf
分類カテゴリ
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。