2012年04月10日
放射能汚染水、2年後にハワイ沖へ 原子力機構試算
放射能に汚染された海水が2年後にハワイに到達することが新聞報道されました。
2012/04/02 朝日新聞 朝刊より抜粋
東京電力福島第一原子力発電所から放出された海の放射能汚染水は、2014年3月には薄まりつつ日本から約5,300km離れたハワイ諸島近くに到達することが日本原子力研究開発機構のシミュレーション結果でわかった。海水から受ける被ばく量は低いという。
原子力機構の小林卓也研究副主幹らが原発の放水口付近の海洋での放射能の実測値などをもとに、昨年3月26日以降に直接海に流出した放射能量を推定した。これとは別に、大気から降下した放射能量もシミュレーションで推定した。
試算によると、福島第一原発から海へ直接放出された汚染水の放射能量は放射性のヨウ素とセシウム合わせて計1京8千兆ベクレルに上るという。
海に漏れた汚染水は、薄まりつつ海流に運ばれ、2014年3月には、ハワイ諸島沖に最大で海水1リットルあたり約0.04ベクレルのセシウム137を含む水が到達する予測になった。小林さんは「この時に最高濃度のセシウムを取り込んだ海産物を1年間毎日食べても、内部被曝は0.001mSvほどにとどまる」と話した。
プログラム →ベクレルとシーベルトの変換:社会情報リテラシー講義付録
上記の計算式で、ヨーロッパ放射線リスク委員会(ECRR)勧告、原子力安全委員会での換算時の基準値をもとに計算しました。
その結果、
ECRR勧告 原子力安全委員会
成人(Cs137) 0.000949mSv 0.0001898mSv
0−1歳 0.004672mSv -
この計算よりECRR勧告の値で、成人の場合ということが判ります。乳幼児では計算上約4.7倍(ただし、海産物を毎日1kg食べることは不可能ですが)になります。
2012/04/02 朝日新聞 朝刊より抜粋
東京電力福島第一原子力発電所から放出された海の放射能汚染水は、2014年3月には薄まりつつ日本から約5,300km離れたハワイ諸島近くに到達することが日本原子力研究開発機構のシミュレーション結果でわかった。海水から受ける被ばく量は低いという。
原子力機構の小林卓也研究副主幹らが原発の放水口付近の海洋での放射能の実測値などをもとに、昨年3月26日以降に直接海に流出した放射能量を推定した。これとは別に、大気から降下した放射能量もシミュレーションで推定した。
試算によると、福島第一原発から海へ直接放出された汚染水の放射能量は放射性のヨウ素とセシウム合わせて計1京8千兆ベクレルに上るという。
海に漏れた汚染水は、薄まりつつ海流に運ばれ、2014年3月には、ハワイ諸島沖に最大で海水1リットルあたり約0.04ベクレルのセシウム137を含む水が到達する予測になった。小林さんは「この時に最高濃度のセシウムを取り込んだ海産物を1年間毎日食べても、内部被曝は0.001mSvほどにとどまる」と話した。
プログラム →ベクレルとシーベルトの変換:社会情報リテラシー講義付録
上記の計算式で、ヨーロッパ放射線リスク委員会(ECRR)勧告、原子力安全委員会での換算時の基準値をもとに計算しました。
その結果、
ECRR勧告 原子力安全委員会
成人(Cs137) 0.000949mSv 0.0001898mSv
0−1歳 0.004672mSv -
この計算よりECRR勧告の値で、成人の場合ということが判ります。乳幼児では計算上約4.7倍(ただし、海産物を毎日1kg食べることは不可能ですが)になります。