新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2017年09月20日
「9.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日」
9.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日」
「・・・何か用ですか?」
空いた窓から風が入ってくる、赤茶色のカーテンは綺麗になびいていた。
彼女の長い髪も同じように風に煽られる、絵は綺麗だとは思ったが、もう醜い人間にしか見れなかった。
大会後の放課後の音楽室なんて部活動がない日は誰も来ない。
「こないだ、昨日アキラ先輩が二階の教室から遊びで飛び降りたのって、、あんたのせい?」
「付き合ってすぐバスケ部辞めて軽音部入れさせたのも?」
「・・・・」
「・・・・アキラ先輩が死んだらどうするつもりだったんですか?」
「・・・私を責めてるの?」
真顔の女にとうとうキレそうになった。
「ええ、責めてます。そもそも、先輩ほかに男いますよね。」
塩川の顔色がみるみるうちに青ざめていく。
「なんで・・・・それ・・・。」
「軽音部の顧問やってる先生だから?アキラ先輩軽音部に入れたの?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「曽根川先輩はカモフラージュですか?ちょうどいいのがいたってか?
あ、そっか気軽に出入りできるようになって先生と会える回数も増えるよね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「俺この話バラしちゃおうかな〜、もう先生も学校にいらんないね。」
「・・・・・・気持ち悪い、あなたって。」
「・・これでも俺モテるんで。俺から見たらあんたも気持ち悪いけどね。」
青ざめている先輩はもう正気を失ってるようだからかわりに話してあげる。
「半分死んでもいいと思ったんでしょ。カモフラージュもめんどうになってきたし、先輩の好きは重いし、
いい子ちゃんは疲れるよね。」
「これってさぁ、殺人未遂なんじゃないの?」
「ち、違う!本当に、、、殺そうとなんてするわけない!」
「・・・先輩入院させといて次の日普通に先生と笑いあってるアンタ見てまじぞっとした。学校にいるときだけ落ち込んでる振りしてさぁ〜」
「・・・・あんた、なに?なんなわけ?」
「俺ね、ずるいやつは徹底的に追い詰めるんで。もう先輩終わりっすよ。おれが消してあげる。」
「・・・・・」
「俺はね、最低な人間には最低な扱いしかしない。同じ扱いしか。」
今泣き喚いたって、どんなことしたって遅いんだよ。
そのまま音楽室から出ると、女が入りたそうにドアの前にいた。
今思えばきっとそれが里中だった。
きっと俺はいつか誰かに追いつめられるんだろう。
人を傷つければ、きっと自分もきずつけられるから。
俺はその覚悟をしなきゃならない。
おれはもう戻らないし、戻れない。
「・・・何か用ですか?」
空いた窓から風が入ってくる、赤茶色のカーテンは綺麗になびいていた。
彼女の長い髪も同じように風に煽られる、絵は綺麗だとは思ったが、もう醜い人間にしか見れなかった。
大会後の放課後の音楽室なんて部活動がない日は誰も来ない。
「こないだ、昨日アキラ先輩が二階の教室から遊びで飛び降りたのって、、あんたのせい?」
「付き合ってすぐバスケ部辞めて軽音部入れさせたのも?」
「・・・・」
「・・・・アキラ先輩が死んだらどうするつもりだったんですか?」
「・・・私を責めてるの?」
真顔の女にとうとうキレそうになった。
「ええ、責めてます。そもそも、先輩ほかに男いますよね。」
塩川の顔色がみるみるうちに青ざめていく。
「なんで・・・・それ・・・。」
「軽音部の顧問やってる先生だから?アキラ先輩軽音部に入れたの?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「曽根川先輩はカモフラージュですか?ちょうどいいのがいたってか?
あ、そっか気軽に出入りできるようになって先生と会える回数も増えるよね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「俺この話バラしちゃおうかな〜、もう先生も学校にいらんないね。」
「・・・・・・気持ち悪い、あなたって。」
「・・これでも俺モテるんで。俺から見たらあんたも気持ち悪いけどね。」
青ざめている先輩はもう正気を失ってるようだからかわりに話してあげる。
「半分死んでもいいと思ったんでしょ。カモフラージュもめんどうになってきたし、先輩の好きは重いし、
いい子ちゃんは疲れるよね。」
「これってさぁ、殺人未遂なんじゃないの?」
「ち、違う!本当に、、、殺そうとなんてするわけない!」
「・・・先輩入院させといて次の日普通に先生と笑いあってるアンタ見てまじぞっとした。学校にいるときだけ落ち込んでる振りしてさぁ〜」
「・・・・あんた、なに?なんなわけ?」
「俺ね、ずるいやつは徹底的に追い詰めるんで。もう先輩終わりっすよ。おれが消してあげる。」
「・・・・・」
「俺はね、最低な人間には最低な扱いしかしない。同じ扱いしか。」
今泣き喚いたって、どんなことしたって遅いんだよ。
そのまま音楽室から出ると、女が入りたそうにドアの前にいた。
今思えばきっとそれが里中だった。
きっと俺はいつか誰かに追いつめられるんだろう。
人を傷つければ、きっと自分もきずつけられるから。
俺はその覚悟をしなきゃならない。
おれはもう戻らないし、戻れない。