2017年09月29日
14.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日見つけた景色の情景はいくつになってもそこに色褪せることもなく」
14.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日見つけた景色の情景はいくつになってもそこに色褪せることもなく」
キュッキュッとバッシュを履いて制服姿のまま一人体育館でバスケの練習をしているナツがいる。
外はもう下校時間を過ぎており、人通りもまばら。
楽しそうに群れる女子の笑い声が渡り廊下を通過する。
ーーー俺はね、
将来たくさん働いて、死ぬまでに親に自分にかけてくれたお金、全額返せるようになりたいんだ。
え、理由?理由はたくさんあるけど、ねぇ・・・
例えば 親に投資だけさせて何も生活の為にならない子供なんて恥ずかしいし、
何か親が嫌なことしてきたとき、育ててくれたお金支払っとけば何時縁をきることになっても、
お互いある意味わだかまりないだろ。
ほら、「恩を仇で返す」とかゆーじゃんよく。
俺はそうゆう風に言われたくないの。少しでも。
もうこうゆう性格事態がかわいくないって感じでがっかりさせるだろうけどさ。
俺ね、常になんかあった時のためのこと考えてんの。
人生って何がおこるかわからないから。
家族?俺ね全然好きだよ。仲いいし。
うち離婚してっけどね。
離婚して新しい女作った父親も社会的に立派だからすぐ次の人見つかるの当然だし。
やっぱ身の回りの世話してくれる女って必要だし。
うちの母親普通に正社員で働いてるからふっつーに家買って生活してる。普通に独身を満喫してるって感じ。
父親も母親も俺のことが一番大事なんだって。どんなときも。
だから俺のために何でもかってくれるし、なんでも話をするよ。
でもそんな俺のこと大好きな親でも、急に親どうしは別々に暮らし始めるわけじゃん?
だから俺明日にでもほんと人のこといつ嫌いになる、なられるかわかんないって思うし。
俺だから人の言葉ってホントなに聞いても何もかんじなくなっちゃったし、その分自分もそのとき思った感情ぶつけても
次の日には忘れるようになったんだよね。
メンタル強い、弱いの話ではなくて。今しゃべってる言葉も、次には違う考えになってる可能性を秘めてるわけだから。
人の思考回路ってホント無限大。
でもたまに思うんだ。
もっと違う、人間臭い考えが少しでも俺にあったらって。
人を損得なしで思えたらって。
先輩に出会ってそう望むことが永遠にできると思ったのに。
たくさんの人たちが俺の邪魔をするよ。
それとも俺は何かを間違えた?
「先輩ーーー・・」
ダムダムとナツの手からはバスケットボールがはずれ、電池が切れたようにうずくまるナツだった。
キュッキュッとバッシュを履いて制服姿のまま一人体育館でバスケの練習をしているナツがいる。
外はもう下校時間を過ぎており、人通りもまばら。
楽しそうに群れる女子の笑い声が渡り廊下を通過する。
ーーー俺はね、
将来たくさん働いて、死ぬまでに親に自分にかけてくれたお金、全額返せるようになりたいんだ。
え、理由?理由はたくさんあるけど、ねぇ・・・
例えば 親に投資だけさせて何も生活の為にならない子供なんて恥ずかしいし、
何か親が嫌なことしてきたとき、育ててくれたお金支払っとけば何時縁をきることになっても、
お互いある意味わだかまりないだろ。
ほら、「恩を仇で返す」とかゆーじゃんよく。
俺はそうゆう風に言われたくないの。少しでも。
もうこうゆう性格事態がかわいくないって感じでがっかりさせるだろうけどさ。
俺ね、常になんかあった時のためのこと考えてんの。
人生って何がおこるかわからないから。
家族?俺ね全然好きだよ。仲いいし。
うち離婚してっけどね。
離婚して新しい女作った父親も社会的に立派だからすぐ次の人見つかるの当然だし。
やっぱ身の回りの世話してくれる女って必要だし。
うちの母親普通に正社員で働いてるからふっつーに家買って生活してる。普通に独身を満喫してるって感じ。
父親も母親も俺のことが一番大事なんだって。どんなときも。
だから俺のために何でもかってくれるし、なんでも話をするよ。
でもそんな俺のこと大好きな親でも、急に親どうしは別々に暮らし始めるわけじゃん?
だから俺明日にでもほんと人のこといつ嫌いになる、なられるかわかんないって思うし。
俺だから人の言葉ってホントなに聞いても何もかんじなくなっちゃったし、その分自分もそのとき思った感情ぶつけても
次の日には忘れるようになったんだよね。
メンタル強い、弱いの話ではなくて。今しゃべってる言葉も、次には違う考えになってる可能性を秘めてるわけだから。
人の思考回路ってホント無限大。
でもたまに思うんだ。
もっと違う、人間臭い考えが少しでも俺にあったらって。
人を損得なしで思えたらって。
先輩に出会ってそう望むことが永遠にできると思ったのに。
たくさんの人たちが俺の邪魔をするよ。
それとも俺は何かを間違えた?
「先輩ーーー・・」
ダムダムとナツの手からはバスケットボールがはずれ、電池が切れたようにうずくまるナツだった。
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