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2017年10月02日
15.「闇」
15.「闇」
「ナツキ。」
教室の中にいるナツキを呼ぶと、ナツキはビクリと肩を震わせた。
「−−−ナツ。」
「話があるんだけど。」
「・・・うん、私も。」
誰も通らないような廊下に移動する二人。
「あの時のこと、お前あいつに言ったの?」
「・・・・ごめん。」
「余計なこというなって・・・。」
「ごめん、でもっ!でも私ナツのことがわからないんだもん!
なんで曽根川先輩とは初めて会った振りしたの?」
「相手が過去の記憶なくしてんだからしょーがないでしょ。」
「じゃあなんでそこまでして会うの?」
「・・・・・・・・・尊敬してるって。」
「私だって最初はそう思ったよ。そう思って納得した。でも最近のナツって曽根川先輩
ばっかりで、、まさか仲良くなるなんて、、あんなことがあったのに。」
「やめろ。」
「私の不安が的中しそうで怖い・・・」
ナツキが俯く。そして、
「ナツって前から曽根川先輩のこと恋愛感情としてみてるんじゃないかって思ってる。」
はっきりと伝えた。
でもナツは表情を変えることはなかった。待ってましたと言わんばかりだ。
「ねえ、」
口元から笑みが零れる。ナツキは初めてナツに確信をついてしまったかのような気持ちになる。
確信というのだろうか、地雷というのだろうか。とにかく言ってはいけなかったセリフだというのをすぐに理解した。
でももう遅かった。傷つくのは誰かということに。
「お前が俺に執着してる理由って俺がお前を好きじゃないからだよね。お前は周りから羨ましがられ、
且つ自分が精神的に負担にならない相手を選んだだけだ。」
「ちがう・・・!」
「恋愛感情なんて、唯一なんの根拠もない感情の名前なんだよ。お前が理由なく俺を好きなわけあるはずないじゃないか。」
「どうしてそんなこと言うの・・・ひどい。」
「仮に俺と別れても、お前は何年後かには笑顔で暮らしてるはずだよ。」
「・・・・・・・・・・・・」
「人間ってそうゆうものだからさ。」
「・・・・・・・・・・・死ねばわかってもらえるの?死ねば永遠よね。」
「永遠、、、だけどそれは愚かだよ。」
「なぜ?」
「死ねば俺のトラウマとしてお前のこと忘れられないかもしれないけど、、、残念だけど俺はそうゆう人間じゃないよ。」
「私が死んでも何も残せないってゆうの?」
「何にも。」
「・・・・ひどい、、ナツは人間じゃないみたい。」
「俺は人間じゃないよ。今頃気づいたの?」
あ、ちなみに
「お前が生きても死んでもどっちでもいいんだけど、どうすんの?」
「ナツキ。」
教室の中にいるナツキを呼ぶと、ナツキはビクリと肩を震わせた。
「−−−ナツ。」
「話があるんだけど。」
「・・・うん、私も。」
誰も通らないような廊下に移動する二人。
「あの時のこと、お前あいつに言ったの?」
「・・・・ごめん。」
「余計なこというなって・・・。」
「ごめん、でもっ!でも私ナツのことがわからないんだもん!
なんで曽根川先輩とは初めて会った振りしたの?」
「相手が過去の記憶なくしてんだからしょーがないでしょ。」
「じゃあなんでそこまでして会うの?」
「・・・・・・・・・尊敬してるって。」
「私だって最初はそう思ったよ。そう思って納得した。でも最近のナツって曽根川先輩
ばっかりで、、まさか仲良くなるなんて、、あんなことがあったのに。」
「やめろ。」
「私の不安が的中しそうで怖い・・・」
ナツキが俯く。そして、
「ナツって前から曽根川先輩のこと恋愛感情としてみてるんじゃないかって思ってる。」
はっきりと伝えた。
でもナツは表情を変えることはなかった。待ってましたと言わんばかりだ。
「ねえ、」
口元から笑みが零れる。ナツキは初めてナツに確信をついてしまったかのような気持ちになる。
確信というのだろうか、地雷というのだろうか。とにかく言ってはいけなかったセリフだというのをすぐに理解した。
でももう遅かった。傷つくのは誰かということに。
「お前が俺に執着してる理由って俺がお前を好きじゃないからだよね。お前は周りから羨ましがられ、
且つ自分が精神的に負担にならない相手を選んだだけだ。」
「ちがう・・・!」
「恋愛感情なんて、唯一なんの根拠もない感情の名前なんだよ。お前が理由なく俺を好きなわけあるはずないじゃないか。」
「どうしてそんなこと言うの・・・ひどい。」
「仮に俺と別れても、お前は何年後かには笑顔で暮らしてるはずだよ。」
「・・・・・・・・・・・・」
「人間ってそうゆうものだからさ。」
「・・・・・・・・・・・死ねばわかってもらえるの?死ねば永遠よね。」
「永遠、、、だけどそれは愚かだよ。」
「なぜ?」
「死ねば俺のトラウマとしてお前のこと忘れられないかもしれないけど、、、残念だけど俺はそうゆう人間じゃないよ。」
「私が死んでも何も残せないってゆうの?」
「何にも。」
「・・・・ひどい、、ナツは人間じゃないみたい。」
「俺は人間じゃないよ。今頃気づいたの?」
あ、ちなみに
「お前が生きても死んでもどっちでもいいんだけど、どうすんの?」