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2017年09月26日

11.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日見つけた景色の情景は」

11.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日見つけた景色の情景は」

ーーーーーー塩川事故前日の屋上。


「やっぱ俺とは今後付き合ってくの、しんどい?」

「え・・・」

「俺さ、塩川ってあまり笑わないじゃん?だから俺が笑顔にしてあげたいって、
そう思いながらなんか突っ走ってたってゆうか、」

「ごめんなさい・・気を使わせてしまってたんだ。」

「いや全然。でもさ、逆に俺が負担になっちゃってるのかもって最近気づいたんだよね。」

「そんなことないよ・・・」

「だからもう別れてもいいよ、強引に付き合ってもらってるだけだし。」

「・・・・・」

「友達に戻りましょう!・・ってことで」

じゃあ、、と言って屋上から去ろうとする彼をとっさに呼び止める。

「待って!」

足を止めて振り返るアキラ。

「わたしのことを、・・・忘れて、いい人見つけてね。」

振り向いたあきら君の笑顔はとてもきれいだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


3日前ーーー屋上


「なんでも器用な人ってさ、実は一番不幸なんだって。選択肢が増えて、普通の人の何倍も悩むらしいよ〜!」

器用な人は大変だよね、と隣の女が微笑む。

本当にうざったい。消えろ。
でも俺はそんなことは言わない。だって器用だから。

「それ、俺に言ってんの?」

「自意識過剰。」

「お前そろそろしつこいよ?」

性格歪んでブスになるぞ、と付け足すといよいよあっちも本気になったらしい。

「私勘違いしてたよ。」

「何が?」

「先輩の交通事故は本当に交通事故だった。」

「、、ハッ、だから前から言ってるだろ。用事それ?わざわざ屋上に呼び出しといて。」

「で、もう一つ。」

「、、なんだよ。」

本当に面倒くさいやつ。

「アキラ先輩が屋上の階段から落ちたのが、アンタが原因だったんだね。それを元に先輩を追い詰めて」

「、、、、何言ってんの。」

「誤解は溶けたよありがとう。見た人がいたんだよ。」

「、、、、」

「誰か見当はついてるだろうけど。」

「、、、」

「私はね、今回の件であんたがどんなクズな人間か分かったよ。先輩の件も事故だし、アキラ先輩も生きてるし、そもそもアキラ先輩は記憶喪失。罪にもならないか、、
アンタはきっと認めないだろうし、当時中学生の話だし。証拠品もない。だからきっとこのままアンタを誰も裁けない。でもあんたは自己中で最低の人間だよ!」

じゃあね、と色のない目をして去っていく奴をぼーっと眺めていた。

真実?何が。お前なんかにわかるわけない。俺がどうゆう気持ちでアキラ先輩を守ろうとしてたか。

「アキラ先輩、、」

頭が痛い。頭に血が昇ってどうにかして欲しい。思わずその場にしゃがみこんだ。

どうしようもなかった。





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posted by れな。 at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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