アフィリエイト広告を利用しています
ファン
<< 2017年10月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
月別アーカイブ

広告

posted by fanblog

2017年09月24日

10.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日見つけた」

10.ありふれた日常に怒りと悲しみそして喜び、苦痛を伴うがその日見つけた」

先生と付き合ってた。


もとから先生はうちのお父さんの教え子で私が小さいころ彼は大学生で、私の家庭教師をしてくれていて。
気づいたらそうゆう関係になっていた。

私の学校に新任教師としてくるなんて偶然、あるんだって思った。

誰にも言えなかった、もちろん親にも。友達にも。

どうしたらいいかわからない、そんなときにアキラ君から告白された。

「お試しでいいから付き合って。」

そういわれて断ることができなかった。
自分は誰かに縋りつきたい気持ちでいっぱいだったから、
「お試し」という言葉に揺れたのは事実。

「俺バスケ部辞めて、軽音部に入るから。」

付き合い始めて一か月ぐらいたって、
部活が終わって、放課後体育館の中で話してる時に突然言われた。


「・・・どうして突然、バスケ好きなんじゃないの?」

私は驚きを隠せなかった、だって軽音部の顧問は先生だからーー。

「だってよく軽音部覗いてるから・・・そうゆうのかっこいいとか思ってんのかなって。」

「あ・・・うん、そうなんだ・・ちょっとだけ憧れてて。」

「そうゆうの、なんでも言ってよ。」

また嘘で塗り固めてしまった言動。
先生のとのこと言わなきゃと思うけど、言えなかった。また胸が苦しくなった。
アキラ君と付き合うちょっと前から先生とは距離を置かれていた。
理由は先生から言われた「今は着任したばかりで大事な時期だから。」と。

先生の気持ちがもう私に向いていないこともうすうす感じてはいた。
リスクを背負ってまで付き合っていくという選択肢がないんだろう。

私への恋愛感情はリスクに負けてしまう程度だったのだ。

そう思うと、先生はただ大学生時代に年下の女の子と付き合ってたというだけなんだろう。
私じゃなきゃだめということはなかったのだろうか?

だけど先生が違う赴任先であったならば私との関係は問題なく続いていただろうと思う。
そう考えるとこの偶然に起こってしまった状況が、感情のレベルをはっきりさせてくれたということなのだろうか?

そして、私自身もはっきりしたことがある。
わたしはきっと愛されたい人なんだということ。相手次第な人なんだということ。
アキラくんに与えられた言葉で私はアキラ君と付き合うことを決めた。

「俺、塩川のこと支えたいんだ。」

この言葉に私は救われた。

posted by れな。 at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6734199
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
リンク集♪↓↓
タグクラウド
三代目  岩田剛典 小松奈菜 サスペンス 小説 映画化
プロフィール
れな。さんの画像
れな。
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。