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ν賢狼ホロν
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2008年10月16日
「パラサイトアイランド」part3
初めて読む方へ注意事項!
性描写、洗脳、寄生、異形化、悪堕ち、百合といった属性が、
私のSS(小説)にはふくまれおります。

_____________________________________


4人が島についてから1時間は経っており、時間はAM11:00になっていた。
食堂には理恵、萌、澪の3人が座り込んでおり、沈黙が続いていた。
その沈黙を破ったのは理恵だった。

「渚……渚はどうなったんだろう……それに何、あの化け物は…? と、とにかく警察にこのことを話そうよ」

澪もうなづきながら口を開く。

『そ、そうだな。とにかく本土にこのことを話して、警察でも自衛隊でも呼ぼう』

萌が泣きべそをかきながらささやく。

「わ…私、渚ちゃんを………」

『落ち着くんだ、萌! オレだって…なんであんなことしたのか今でも悩んでるよ。
でもああしてなかったら、みんなが危ないと思ったんだ……。
2人も見ただろ、あの化け物を……本当に渚にはすまない。もし生きてたらすぐに謝るよ』

「そんな生きてるとか死ぬとか言わないでよ! 」

といい終わった途端、萌がまたわんわん泣き出す。
それから数分が経ち、落ち着きを取り戻した3人は武器になるような物を取りに、キッチンの安全を確認しに行った。

ゆっくりとキッチンのドアを開ける澪。
ドアの隙間から覗いてみると渚の姿はなく、床には謎の液体が飛び散っており、化け物もいなかった。
部屋には液体からなのか甘い甘美な匂いが漂っていた。
3人は自分にあった武器を手に取り、キッチンをあとにする。
理恵と澪はナイフ、萌はモップを持って3人で固まって行動した。

ふと理恵が疑問に思う。
“実際こんなことを本土や警察に話して信じてくれるだろうか? この島には化け物がいて渚をさらいましたと”

“それにもし電話が通じなかったら、3日後の帰りの船まで待たなければいけないことになる。”

「どうしたの? 理恵? 」

『あ、うん、大丈夫よ萌。早く電話を見つけましょ」

「うん」

そして理恵の疑問は見事に当たることになる。

_____________________________________


5分後…

ようやく支配人の部屋で電話を見つけたのはよかったが、電話線は切られていた。
そして追い討ちのように、隣のバスルームでは支配人らしき男の人物が苦痛な表情で、
あの謎の液体にまみれて倒れていたのだ。顔は紫色に変色しており、もちろん息はなかった。

「い、いやあああああああああああああああああ!! 」

萌の悲鳴が洋館に響き、他の二人は絶句した。

「あ、あ…ひどい…」

理恵も、この死体には驚いた。
なぜならここにいた死体が本物なら、ここで働いている職員は全滅しているかもしれないからだ。
もちろん渚も含めて。

「まじかよ! ちくしょう!! 電話も通じねえし、ここにはやっと見つけた人間は死体かよ! 」

あの男らしい澪でも、この状況と初めての生(なま)の死体を見たときには、さすがに震えていた。

しかし昔からホラー好きの理恵は、すぐに理性を取り戻し提案を出した。

「ねえ、ここは支配人の部屋でしょ。もしかしたらここで何があったか分かるかも」

『そんなことして何になるんだ? はやくこの島から出ることを考えようぜ! 」

「待って、船が来るのは3日後よ。それに今の状況を理解しなきゃ…… あの化け物も何なのか知りたいし」

『………そ、そうだな…こういう時こそ落ち着かなきゃな…』

理恵が澪なだめると、2人は部屋にある書類やファイルなどを読み漁った。

隅っこに座っている萌は、疲れ果てた顔で呆然としている。
支配人の日誌や客室名簿、他にも客のクレームを集めた物などいろいろな物があった。
しかしこの状況に適した情報は書かれていなかった。
理恵が部屋を探索してるうちに、机の引き出しから一丁の拳銃と何個合もわさった鍵を見つけた。
“なんでこんなところに拳銃が? やっぱりこの洋館にはなにかあるんだわ。”
理恵は拳銃をすぐさま手に取り、ズボンの後ろに拳銃をつっこみ上着で隠した。

「ねえ、ここにマスターキーみたいなのがあったわ。これでまだ生きてる人がいるか捜しに行きましょうよ」

するとゆっくりとこの部屋のドアが開く音がした。

“!?”

そこには見たことのない全裸の女性が立っていた。

「あなた達は……今日来ることになっていた人達? みんなそのままでじっとしてて、すぐに終わるから」
「う、うううぅ――あ、ああんっ! 」

その女は突然何かを感じているような顔で片手は胸に、もう一方の片手は秘所にあてていた。
するとみるみるうちに、さっき見た同じ化け物の姿になる。

「はああああん―――――いい…いいわああん」

『きゃあああああああああああああああ!! 』

また萌が悲鳴を上げる。

「さあ、あなたたちもわたしとおなじにしてあ・げ・る・♪ 」

そしてその女は天井に張り付くと理恵にまっすぐ近づいた。それも、ものすごいスピードで。
しかし理恵もそれに反応するようにズボンに突っ込んでいた拳銃を手にし、すぐに女に方に向けた。
引き金を引く理恵、それは理恵にとってとてもゆっくりな気がした。

_____________________________________


一発の銃声が洋館中に鳴り響く。

天井に張り付いていた女の容姿をした化け物は、ごとっと床に落ち倒れこむ。
するとナニを思ったか、その女は横になったまま、撃たれたところを長い舌で弄っている。

「ああん! なにこれ? いたくない? いたくないの。ただ…かんじる、かんじるううぅ!! 」

ぺちゃ、ぺちゃ…
恍惚の笑みを浮かべながら、まるで撃たれたところが秘所のように気持ちよく舐めまわしている。
その身の毛もよだつ光景を見ていた3人は、変な恐怖に襲われた。

「ほら今のうちよ! みんなこの部屋からでて!! 」

冷静を保っていた理恵がそう言うと、萌の体を掴んでドアに走った。
澪は、床で悶えている女をまじまじと見ながら2人のあとについていく。

数分後…

食料貯蔵庫に逃げ込んだ3人は内側から鍵を掛け、落ち着いた澪が口を開いた。

「まず、なんで理恵がそんな危ないものを持ってるのか、説明してもらうか」

『こ、これは…さっきの部屋の机の引き出しで見つけたのよ。なにかの役に立つかと思って…』

「なんでそんなものがこの島に――――ま、いいか。そんなことよりこの島からどうやって出るか…」

萌も流れる涙を拭きながら、話に加わった。

「ね、ねえ、ここ食糧貯蔵庫でしょ。なら人が助けに来るまで待ってようよ。」

『だめよ! あの化け物の正体が分からないのに、それにいつまでこのドアが持つのか分かんないし…』

萌の提案も良かったが、理恵の言うことも正しかった。

「そんなドアなんて、春香が本気を出せば数分も持たないわ」

3人の誰でもない声が後ろの方から聞こえてきた。
3人が後ろを振り向くと、見知らぬ白衣を着た女性が立っている。

「始めまして、渚の友達の方々。渚の母の飛鳥(あすか)です。どうやら娘は捕まったようね」






コミックを買うならアニメイト♪


2008年10月15日
懐かしい映画「リバイアサン」
子供の頃見た、ホラーモンスター映画「リバイアサン」です。

見た人いわく、女性向け映画らしいですww
20年前なのに、このクオリティはすごいww



2008年10月15日
パラサイトアイランド、次のpart来週までに。
すいません。
パラサイトアイランドの次のpartは、来週までにはUPしますので、
もうすこしお待ちください。

今私生活で、いろいろと問題が起きてるので、アイデアが浮かばないのですww
読んでくれてる方には、ほんとにご迷惑おかけします。

2008年10月15日
1日1曲 良曲 008番 「靴ひも 」
歌はアニメ、ウィッチブレイド ED2 「靴ひも」 山本朝海さんです。
アニメは良い終わり方したような、してないようなww

まあヒロインが、英雄になりましたっていうアニメは、いろいろあるから、
これもその1つですね。



Posted by ν賢狼ホロν at 23:14 | この記事のURL
2008年10月15日
「パラサイトアイランド」part4
初めて読む方へ注意事項!
性描写、洗脳、寄生、異形化、悪堕ち、百合といった属性が、
私のSS(小説)にはふくまれております。

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突然出てきた白衣の女性に驚く3人。
とっさに理恵は持っていた拳銃を飛鳥に向け、澪はナイフを持って臨戦態勢にはいる。

「落ち着きなさい! 私はまだ寄生されてないから安心して」

『寄生? どういうこと? 』

理恵が問い詰める。

「あれは私が作った生物兵器だからよ。でも私が思っていたよりも、だいぶ違うけどね」

『なんでそんなことを……そのせいで渚は化け物に連れてかれたのよ』

「渚は運が悪かったのよ、それに渚はもう手遅れよ。たぶん寄生させられてるわ」
「私の目的は、まったく新しい生物兵器を作ることだった」
「外国で生物兵器を作ると、政府の組織に見つかりやすいのよ。
でも日本で生物兵器を作ってるなんて誰も考えないでしょ」
「それにこの実験が成功すれば、世界中のテロリストがこの生物兵器を欲しがるわ。
これで私を馬鹿にした研究員達をみかえせる。でも今は私達がその生物兵器になってしまうかもね」

『だから寄生とか生物兵器になるとか、どういうこと? 』

「あせらないで、今から説明してあげるから」

そう言うと、飛鳥は順をおって説明した。

1、飛鳥がこの島の人間を使って実験したいたこと。
2、飛鳥が作った寄生虫が、人間に寄生するとあの化け物に変わること。
3、その寄生された人間の知性は変わらないが、仲間を増やそうとする本能(寄生)を持ってしまうこと。
4 寄生された人間が他の人間に寄生虫を産み付ける時は、性行動だけでしか寄生できないこと。
5、その寄生された人間は、いつでも姿だけは元の人間の姿に戻ることが出来ること。
6、その寄生虫は人間の女性のみ寄生できること。
7、男性や他の動物に寄生しても、拒絶反応で宿主が死んでしまうこと。
8、ばらばらでもしない限り、その寄生された人間は死なないこと。
9、つい3時間前に実験体の1人(春香)が、地下の研究所から逃げ出したこと。
10、そして寄生された人間は海水に弱いこと。

「どうしてそこまで教えてくれるの? 」

萌が的をえた質問をした。

「そうね、いい質問だわ。今日来たあなた達には、こんなことになって申し訳なかったからよ。
春香を逃がしてしまったのは、私達の不手際だもの。なんとかしてくれとは言わないけど、
一つでも多くの情報があったほうが、人間として生きのびられる確立は高いでしょ」 

『なんか怪しいな…他に隠してることはないのか? なんであんただけ無事だったんだ? 』

澪が飛鳥のことを疑っている。もちろん理恵も同じ気持ちだった。

「私が知ってることはすべて話したわ。それになぜか春香は私を寄生させないで行ってしまった。
そして私は洋館に残っていたデータを取りに来たんだけど、寄生させられた1人の研究員が私に襲ってきたの」
「なんとかこの丈夫なドアがある食糧貯蔵庫に逃げ込んだんだけど……今何人犠牲になってるのかは分からないわ」
やつらは短時間で仲間を増やすことが出来るから、もしかしたら人間として生き残ってるのは、私達だけかもしれないわね」

この島に、人間が理恵達しかいないことに数分の沈黙が続いた。

『なあ、この島から出る方法はないのか? 』

「地下に研究員専用の船場があるけど、船が残ってるかどうか分からないわ」

『3日、ここで船が来るのを待つよりはましだぜ! 』

「そうね、それにこの島はあと2時間で爆発して海に沈むわ。生物災害が起こったら被害を最小限にするためのものよ」

『ええええええ!! それを先に言え!(それを早く言ってよ!) 』

3人が驚くタイミングはぴったりだった。


_____________________________________


それから10分後……

4人は食糧貯蔵庫を出て、飛鳥の案内で地下の船場へと向かっていた。

ようやく洋館から研究所へと通じるエレベーターのところまで来た4人は、エレベーターが来るのを待っていた。
B4…B3…B2…1、エレベーターのドアが開いた瞬間、澪、飛鳥、理恵の順番で乗り込んだ。
そして萌もエレベーターへと乗り込もうとした瞬間、

「きゃあああああああああああああああ……………」

それは突然起きた。

天井からさっきの女の化け物が、萌の体を掴んで天井へと連れていってしまったのだ。

「萌! もええええええええ!! 」

突然の出来事で、3人は何もできなかった。

「私、萌を助けに行って来るから。澪、船があったら待たしておいてね」

すると理恵は、持っていた拳銃を澪に渡す。

『ちょ、理恵! 萌を助けに行くなんて無茶だ。それにどこに連れ去られたか分かんないだろ』

「大丈夫、検討はついてるから」

そう言うとエレベーターの閉じるボタンを押して、エレベーターを降りる理恵。
エレベーターのドアが閉じる瞬間、飛鳥は理恵にささやく。

「船場はB3階だから…」

『うん、萌を連れて必ず戻ってくるから』

そしてエレベーターのドアは完全に閉まり、2人を乗せたエレベーターは下へと向かっていった。
理恵は女の子の走りとは思えないくらいの全力疾走で、自分の旅行バッグを置いた洋館の2階の部屋へと向かう。
部屋に着いた理恵は、旅行バッグから一丁の高性能なハンドガンとGPSを取り出して、部屋をあとにした。

そう、理恵は小さいときから親に工作員として育てられていたのだ。
親の組織の情報で、この島で行方不明者が続出との情報があり、簡単な仕事だと思った理恵は、島を調べに来たのだった。
しかし理恵の想像とはうらはらに、状況はとてもひどかったのである。
関係のない民間人、すなわち萌や澪を守るのも理恵の仕事であるため、全員に発信機を付けていたのだ。

一方その頃、倉庫では…

2匹の化け物(春香と渚)が自分達の体液にまみれながら、SEXのあとのような余韻にひたっていた。

「あ…わたし……どうなっちゃったの? とても…とてもきもちよくなって…それで……春香さんと……」

『いいんですよ、お嬢様。人間の頃のことなんてすべて忘れましょ。

お嬢様も子供達を、お嬢様のお友達たちに早く産み付けたいんでしょ 』

「そ、そうなんです。私……もう…我慢が…できなくて……」

渚は気の抜けた顔していたが、背中の新しく生えた何本もの触手が元気よく蠢いていた。

「あ、まだお礼を言っていませんでした。ありがとうございます。

春香お姉さまのおかげで私、生まれ変わることが出来ました♪ 」

『ふふふ♪ お姉さまだなんて、お嬢様は本当にいい子ですね。さあ、私と一緒にお嬢様のお友達の所へ』

「はい、春香お姉さま」

島があと2時間で爆発することは彼女らは知らない。


_____________________________________



理恵が持っているGPSには、すごいスピードで理恵の場所から遠ざかる信号が映っていた。
そしてあとを追って10分が経ち、その信号が止まった場所は、渚達がいたあの倉庫だ。
驚くことに、信号は2つあった。渚と萌に付けた発信機である。
おそるおそる隙間から中を覗く理恵、そこには渚らしき化け物に、犯されている萌がいた。

渚の背中から出ている触手で手足を拘束されている萌は、大口を開けてよだれを垂らしながら快楽を味わっている。

「どう、萌ちゃん? 私のアレは? 」

『ああっ! あああん!! 痛く…ないの……なんで? むしろ…感じるのおおぉぉ!! 』

理恵は口を抑えた。

“今私がいったら私の身も危なくなる。ごめん萌、私はなんとしてもこの情報をもって帰らなきゃいけないの”

理恵が倉庫から後ずさりしようとした瞬間、どさっと理恵の後ろから何かが落ちた音がした。

「あーら、覗き見なんて悪い子ね。悪い子はおしおきしなくちゃ」

理恵が懐に入れてあるハンドガンに手をかけたが遅かった。

理恵の後ろに立っていた女(春香)は、自分の尻尾を勢いよく理恵の背中に叩きつける。

『ぐっ! 』

もちろん理恵はそのまま意識を失ってしまうのだった。


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コミックを買うならアニメイト♪


2008年10月15日
1日1曲 神曲を見てくれてる方へ
いつも1日1曲 神曲を見てくれてる方、
コメントを残してくれてる方、ありがとうございます。
私も作ってて嬉しくなります。

私と同じく共感してくれる人が、こんなにいるのは嬉しいです。
ぜひとも、次の動画もよろしくおねがいします。




2008年10月14日
エイリアン2を他のBGMが台無しにしていきました part2
やっぱり、BGM差し替えは難しいです。



2008年10月14日
1日1曲 良曲 007番 「記憶の海 」
スクールデイズのep4のエンディグ、記憶の海です。
なかなかいい曲だと思います。
まあ癒しというより鬱曲になるかもww


Posted by ν賢狼ホロν at 20:09 | この記事のURL
2008年10月14日
「パラサイトアイランド」part5
初めて読む方へ注意事項!
性描写、洗脳、寄生、異形化、悪堕ち、百合といった属性が、
私のSS(小説)にはふくまれております。

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数分前の倉庫でのこと――――
萌を抱えたあの女が倉庫にたどり着く。

「春香様、人間の女を連れてまいりました」

『ご苦労様、真理。あなたは引き続き、他の者達を犯すか連れてきなさい』

「分かりました。春香様」

話が終わると、真理という女はまた洋館へと向かった。
倉庫にいた渚は、化け物の姿から人間の姿に戻り、萌に近づく。

「萌ちゃん、起きて。私よ、渚よ」

『う、う〜ん……ひゃあ! な、渚ちゃん? よかった、無事だったんだね。本当によかったよー、でも…なんで裸なの? 』

「今はそんなことどうでもいいの。私もあなたに会えてうれしい♪ 」

渚が萌を抱きしめると、春香が渚を発情させたあのピンク色の香りが体から吹き出る。

「あ…なんなのこれ? 渚ちゃん…あなたもしかして…」

『今気づいたの? 遅すぎよ、萌ちゃん♪ 』

渚がそう言うと、渚は萌に口付けをした。

「う!? う〜ん」

萌も最初は抵抗したが、じきにその渚の口付けに抵抗力を失せていった。
萌の喉をどくん、どくんと渚の唾液が入っていく。
完全に力と思考力を無くした萌は、渚同様に気持ちよさそうな顔で倒れこむ。

「萌ちゃん、気持ちよかったですか? 」

『は…い。気持ち…よかたです。もっと…もっとください』

「ふふふ♪ 私と同じだ。変わりにもっといいものあげますね。私の子供達ですよ」

『ふぁい? 』

すると渚は化け物の姿になり、背中から生えている触手が萌の手足を拘束した。
そして体ごと萌の秘所を渚の秘所に近づける。
萌の秘所は、愛液でぐちょぐちょに濡れていた。
すると渚の秘所からゆっくりと触手が出ると、萌のぐちょぐちょに濡れている秘所に入りこんだのだ。

「あああぁぁんっ!!?  なにこれ!!?  」

『どう、萌ちゃん? 私のアレは? 』

「ああっ! あああん!! 痛く…ないの……なんで? むしろ…感じるのおおぉぉ!! 」

ずぶずぶと入っていく触手は、あっという間に処女膜までとどく。

『萌ちゃんも処女だったんだ。大丈夫よ、痛みが快楽へと変わることは、私の唾液が全身を回っているってことだから…』

そう言い終わると、渚の触手はゆっくりと萌の処女を奪った。

「はああああんっ! もっと…もっと挿してください。そして私の子宮の中を、渚ちゃんの子供達でいっぱい、いっぱいに…」

『まだよ、私はイってないもの。ほしいなら腰を動かしてください』

すると渚は拘束していた萌の手足を外した。


_____________________________________


萌はもはや快楽の虜と化しており、腰を動かすことだけしか考えていなかった。
そして萌は渚の上にまたがり、上下運動を始める。己の快楽のために。

「あっ! あんっ! ああんっ! はあんっ! 」

『そうそうその調子ですよ。萌ちゃんは初めてにしてはいい動きね。わたしも……イってしまいそうです…』

『ご褒美にいい物あげるね♪ 』

萌はその言葉が聞き取れてないくらい、上下運動に集中していた。
渚の背中の触手が、素早く萌のかたくなった乳首にすっぽりと収まる。
そして渚の触手が脈を打つように、萌の乳に何かの液体を流し始めた。

「か…体が……あつ…い、あああ私のおお、頭が…おかしくなっちゃいそうううですうう」

『今流し込んでいるのは私の唾液より、もっと効果のある私の体液よ。
相手をより淫乱に、より快楽の虜に、そしてよりセクシーにしてくれるわ』

すると萌の体に変化が始まる。

「うううんっ! ああああああああああぁぁんっ!! 」

胸は大きくなり、顔と体は引き締まった体になり、りっぱな大人の女性へと思わせるスタイルとなった。
そしてよりいっそうに萌の上下運動が早まる。
渚と萌の秘所は、愛液がこぼれ出すほどの激しい運動だった
渚の限界が近づき、秘所から出ている触手が膨らむ。
膨らみは触手の先端にたどり着いた。

『ああっ! ああっ! ああっ! いいっ! いいわああん! その調子で…もっと! あああんっ!
私も…そろそろ…我慢できないの! 私の…子供達を…いっぱいいっぱい…上げちゃうからああああっ! 』

そして渚の時と同じように、触手から青白い粘液と寄生虫達が子宮内を満たした。

「あああぁぁぁあああぁぁァァアアァァッッ!!! 」

『はああぁぁぁああぁぁあんん! 』

渚は初めての射精で、萌とは違う開放感を味わっていた。
寄生虫たちはあらゆる器官に侵入し、そして渚と同化していく。
しかし同化する時間は、渚の体液が混ざっていたので時間はかからなかった。
そして渚と同じように、萌の体にも変化が始まる。
まず髪が銀色に染まり、体は青色に変色し、口には吸血鬼のような牙が生え、目も赤く染まり獣のような瞳となった
そして変化は手足にもあらわれ、爪は獣のように伸び、腰にはあの爬虫類みたいな尻尾も生えてきた。

「あああん! わたし、わたし渚ちゃんと同じようになってくうううっ! 気持ちいいヨオオオおおオオオ!! 」

渚や春香とは違った変化もあった。それは2人にはない、異常に発達した胸だった。
その胸からは、相手を一瞬で快楽の虜にしてしまう、濃厚なミルクが吹き出している。

『はぁ………はぁ……』

渚は、自分の友達を仲間にした背徳感と満足感の余韻にひたっていた。

「はあん…サイコーでした。渚様」

性格も変わってしまった萌も、新しい体を手に入れた幸福感にひたっている。
しかしすぐさま体を起こした萌は、新しい体をくれたお礼なのか、渚の秘所を長い舌で舐め回し始める。
それに感じてしまう渚も、69のスタイルとなってお互いの秘所を舐めあうのだった。


_____________________________________


倉庫の床では1つの人影が揺れていた。

「う… は!? こ、ここは? …………くっ! 」

“背中が……それにこの匂い、いったい………”

背中の痛みと、倉庫中に漂う甘美な匂いは、気絶していた理恵の目を覚ました。

“この感覚………私、吊るされている? ”

そう。渚と萌がいた倉庫で、理恵は天井からヒモで吊るされていたのだ。
理恵が自分が吊るされていることを理解すると、回りの状況を確認した。

“!?”

下を見下ろすとそこにはなんと、2匹の化け物が絡み合っているのだ。
そしてよく見るとそれは、変わり果てた渚と萌の姿だった。
容姿と体系は大きく変わってしまったが、それは紛れもなく渚と萌だった。

“とにかく落ち着くのよ、私。 まだ二人には気づかれていない。 いや、もう気づかれてる? それに、もう一人いたはず。
とにかくここから出なければ、私もあの二人のように………”

体をゆっくりと起こすように曲げた理恵は、足に装備していた護身用ナイフを手にとった。
そして下にいる二人に気づかれないように、ナイフでヒモを切りはじめる。
すぐにヒモは切れ、そのヒモにつかまる理恵。
そのヒモにつかまりながら天井まで上ると、鉄骨をつたって、2階の吹き戸の近くに降り立った。 
音も出さないその行動は,まさにスパイ映画に出てくるようなプロの領域だった。
現役の工作員である彼女にとっては、朝飯前なのである。
息を落ち着かせ,下の二人に目をやる理恵。

“2人には悪いけど、もう手遅れよね。2人のためにもこの情報、絶対に持ち帰らなくては……”

理恵の目には、涙があふれていた。まさかこんなことになるなんて誰が思っていただろう。
簡単な調査だと思っていた。
少ない期間であったが,理恵にとってかけがえのない友達なのである。

しかし工作員は、どんな状況でも、ミッションを成功させるために非情にならなければいけないのだ。
理恵は涙をぬぐい、その場をあとにした。
さきほど気を失った場所まで行くと、高性能なハンドガンが落ちていた。
それを拾った理恵は、また全速力で洋館へと戻っていくのだった。

島が爆発するまで、残り50分…




2008年10月13日
「パラサイトアイランド」part6
初めて読む方へ注意事項!
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その頃、B3階で船を見つけた澪と飛鳥は、理恵が来るのを待っていた。
待ち続けて一時間ぐらい立っており、澪は不安になっていた。その不安を増すかのような言葉を,飛鳥はぽつりと呟く。

「もう、あの子もだめかもしれないわね」

その言葉に反応した澪は、今までの不安が怒りへと変わった。

「ふざけんな! こんなことになったのは、あんた達のせいだろう! あたしはぎりぎりまで理恵を……………」

そう,それは突然だった。まるで急に時間が止まったかのように,澪の言葉は途切れる。
澪のあわただしい顔に反応した飛鳥は、澪が見ている物に目を向けると,そこには萌をさらったあの春香がいたのだ。

「声が聞こえたから来てみれば、まーさか、こんなところに船があったなんて。それは私達の箱舟として使わさせてもらうわ」

『ふざけんな! この化け物め! 』

澪は拳銃を春香に向けると、躊躇せず引き金を引いた。それと同時に,飛鳥は床に伏せる。
引き金を引くたびに強い反動と衝撃が手に伝わり,手が痺れていく。
それは痛みにも近い衝撃で,こんなものすぐにでも捨てたいと,澪の嫌気が増していく。
しかし、それでも澪は間髪いれず引き金を引いた。
ようやくカチン、カチンと銃から音がしだすと、それは呆気のない弾のなくなった拳銃の空撃ちした音であった。

「うふふ、だからそんなの効かないってば。 それに痛みは快楽に変わっていくのよ 」

撃たれた傷跡は、ゆっくりとだが塞がり始めている。もう澪にはどうすることも出来なかった。

「さあ、あなたも私達と一緒に快楽の虜になるの」

ゆっくりと近づいてくる春香に,澪は覚悟したのか目をつむって防御体制をとった。

「寄生するなら、まず私からやりなさい! 」

突然,春香の前に立ちふさがったのは、飛鳥だった。

「………………本当にいいの? ご主人様だけには寄生したくなかったんだけど………」

『ええ。 あなた達を止めることはもう諦めたわ。それならいっそのこと私も……』

そう言い終わった瞬間、飛鳥は春香を押し倒し、春香と口付けをした。
飛鳥は積極的に春香の口に舌を入れ,飛鳥の舌と絡み合った。そして出てきた唾液を美味しそうに飲んだ。
それは,淫らな香りや唾液の効果ではなく、最初からそれを望んでいたような積極的さだった。
ちゅぱ、ちゅぱと音が鳴るたびに,春香はあの淫らな香りを体中から吹き出す。
その衝撃的なシーンと、春香の淫らな香りの効果で、澪の方はぺちゃんと座り込んで動こうとしなくなってしまった。

唾液の効果で虚ろな瞳になっていく飛鳥は、最後の力を振り絞って,近くに座り込んだ澪の足首をものすごい力で掴んだ。
これが最後に飛鳥ができることだった。

「痛! 」

その痛みで、なんとか澪は正気を取り戻すと,澪の足首を掴んでいる飛鳥の手を振りほどいた。
そして足首から離れた手には、何かの鍵を持っていることに気付く。
その鍵は,車のキーに似ており,クマさんのキーフォルダーがついていた。

「あ……も,もしかして船の鍵なの…か? 」

その澪の質問に飛鳥は答えられなかった。なぜなら飛鳥は,目を虚ろにさせその快楽に身をゆだねているのだから。


_____________________________________



毒の唾液は、飛鳥の喉を通るたびに体を熱く、そして手の先から足のつま先まで甘い痺れをもたらしていく。
そしてその痺れは,飛鳥を失禁させるほど心地よいものだった。

下半身から流れ出す,その暖かく愛液の混じった無色に近い液体は、白衣と肌が触れ合っているところに染みこんでいく。

それは飛鳥にとって心地よい暖かさをもたらし、より快楽への手助けをした。
口付けが済むと、完全に快楽に侵食された飛鳥の体は、頬を赤く染め,うっとりとした微笑みで次の快楽を待ち望んだ。

「ねえ、ご主人様。 本当にあなたに寄生してしまっていいの? 仮にもあなたは、私を変えてくれたご主人様なんですよ? 」

『………い、いいから…私を………は、はやく……………」

「わかりました。ご主人様ならきっと素敵なものに変われますよ」

春香はそう言うと、押し倒されていた自分の体を、今度は飛鳥を押し倒し馬乗りなった。
そして自分の青色の体を見つめ、急に震えだす。飛鳥はその様子をただただ虚ろな目で見ていた。

すると春香の秘所と言っていいのか分からない所から、ぐちょぐちょに愛液で濡れていた細長い一本の緑色の触手が、ゆっくりと現れだした。

それは今にも近くにいる生物を犯し、そして寄生しようとする雰囲気を漂わし、蠢いている。
雰囲気だけではない。その触手から香るものは、体から噴出するあの淫らな香りの源なので、より濃度が高いものだった。

「ん? なにこのにおい? 私のあそこが……どんどん疼いていくの。 はやく……私のあそこに、その緑色のものを……い…れ…て……」

『わかりました。 ではいきますよ、ご主人様』

緑色の触手は、飛鳥の秘所へ、ゆっくりと優しく差し込まれていく。

ズリュ……ズリュリュ……

「はああぁぁぁん! いい……いいわよ……私の中に入ってきてるうぅぅぅん! 」

飛鳥は一度、渚を産んだ体なので、痛みは感じなかった。
むしろ久しぶりの挿入に快感と幸福を感じているのだ。
そして膣を通り、子宮の中までその触手は伸び、そこで止まった。

細かった触手が急に膨らみ始めると、相手の膣と子宮の大きさに合わせて硬質化した。
それは石のように硬くなるのではなく、相手に最高の快楽を味合わせる度合いによってやわらかくもなり、硬くなるのだ。

「ご主人様は動かなくていいのよ。 私が自分で動くから、そのままでいてください」

完全にこの感覚に身をまかせた飛鳥は、目を閉じ、体の力も抜くと、空中で浮遊してるような感覚になった。
そしてそこから落下するような感覚になると、下半身に強烈な快楽が襲ってきた。

ジュッポ…ジュッポ…ジュッポ…

「ああん!! いい! いいのおぉ!! あなたの生殖器が……私の中を……ぐちゃぐちゃにしてるぅ! そう、そのまま……そのまま動いてえぇぇぇぇぇぇぇん! 」

『私も、私もすごく気持ちいいですう! ご主人様のお腹の中……あったかくて、やわらかくて、私の子供たちも出たがってますう! 』

「ああん! あん! ああん! もっと! もっと強く! そう、子宮口をぐりぐりと……ふぁ…ああああああん! 」

春香のピストン運動は激しく、大きくなった飛鳥の子宮の中を、凹凸のついた触手が出たり入ったりしている。

その動作はゆっくりとだが、より快楽に身をまかせ、より相手に快楽を味合わせ、そして飛鳥の心を淫らに染め上げていく。

飛鳥の歓喜の叫びは、回数を増すごとにどんどん大きくなっていく。
それは、その声を聞いただけで、男性も女性も官能な気持ちにしてしまうほど、幸せそうな声だった。

「ひいいい! も、もう……わたし……イっちゃううう! ねえ……はやく……中に…出して……」

『私もですう! ご主人様! 」

そしてだんだんとピストン運動が早くなっていく。
ふと、絶頂を迎える瞬間、飛鳥の頭でゆっくりと時が流れた。

(もう私らを止める者は、誰もいない。)

(澪は船で、この島から脱出しているころだし、理恵の方も、仲間を迎えにいくとか言っても、 こんなに時間がかかっている。もう私のように、他の者と交わっているに違いない。)

(ああ、私もみんなと同じようになれる。)

(私の研究は復讐のためじゃなくて、この時のためだったのね。)

(私は誰よりこの研究を知っている。そしてこの研究を批判してきた奴らに、体で教えてやるのよ。)

(そう、全員犯して寄生させて、私の下僕にしてやる。)

(もう、私らを止める者は、誰もいないんだから。)

そして時が動き出し、ついに絶頂の波が2人を襲う。
春香の触手はびくんと波打つと、先端が膨らみ始めた。

「もう、でます! でますよおおおおおおおおお! 」

「あ、ああ、で、でるううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…………」 

『はああ…あ、あああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………』

飛鳥の中で、熱い青白い粘液がほとばしる。そしてそれに交じり、紫色の大きなオタマジャクシの形をした寄生虫達が、子宮壁を突き破り、飛鳥の体中をかけめぐる。

渚や萌の時と同じく、寄生虫たちはあらゆる器官に侵入し、その器官と同化していく。同化された細胞はものすごいスピードで侵食され、人間の細胞じゃない物へと変化していく。

「ふぁあああああああああああん」

飛鳥の黒髪は、春香のように銀色に染まり、健康そうな色をしていた肌は、青色へと変色する。
顔にも寄生虫の侵食はおよび、口から牙が生え、目も赤く染まり、獣のような縦の瞳孔に変わる。
同時に手足から、赤黒く変色したかぎ爪が伸び、豊満な体つきとなった。

「ああああああああん………………………? あ、あ…ああ、腰が?……」

当然、腰にも侵食がおよび、爬虫類に似た尻尾も生えてくる。
体の変化にも絶頂を感じた飛鳥は、もう戻れない現実に終止符を打つように、獣のような声? いや、まさに獣の声で、
歓喜のおたけびをあげた。


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飛鳥が獣へと変わる数分前、澪は、飛鳥から貰った船の鍵を握り締め、近くのクルーザーに飛び乗った。クルーザーといっても、研究員が使っていた船なので、しっかりとした作りの船だ。

見たことのない計器やボタンが、澪の目に飛び込んでくる。
しかし、船の運転をしたことのない澪にとっても、クルーザーの運転の仕方はなんとなく分かった。

なぜなら澪は、車の免許を取っていたからだ。

船も車と同じ用にギアとアクセルがあるので、N(ニュートラル)に入っていたギアレバー見ればすぐに分かったのだ。
澪が、ギアレバーらしき物をN(ニュートラル)からD(ドライブ)に入れて、
ゆっくりとアクセルレバーらしき物を前に倒すと、ゆっくりとクルーザーは前に動き出した。

「よし! これで…」

出口の光の先までは、約300メートルぐらいあり、時速20キロで進んでいる。
ゆっくりと進んでいる間に澪は、ハンドルを握り締めて考えていた。

(このまま、俺だけ脱出してしまっていいのだろうか? )

(まだ無事だと分かっていない理恵や萌を、このまま置き去りにして帰ったら、俺は一生悔やむかもしれない………)

(それに俺だけで、どうやって本土に帰れというのか? )

(なら俺には、まだできることがある。それは……)

澪が考えているうちにクルーザーは、見渡す限りの大海原に出た。
そして澪は、島から100メートルぐらい離れた地点で、ギアレバーをDからNに戻すと、クルーザーの中で、ある物を探した。
ゆっくりとだがクルーザーは止まり、波に揺られていた。

数分後………

「あった…」

彼女がある物を発見した。それは、発炎筒だった。よく遭難時やらに、自分の位置を示す道具として使われるものだ。澪は急いで、使い方の説明表示を読んだ。
そして理解すると、発火装置と発炎筒の先を、力強くこすった。

すると花火に火がついたような音がなり、発炎筒の先から赤い光と白い煙が勢いよく噴出する。
澪は、発炎筒を持っていた手をかかげ、そして何回も手を上下に振った。

彼女たちは、きっと帰ってくる。そう信じて、疲れきっていた手を振り続けた。

何度も、何度も。

島が爆発するまで、残り30分…


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