最近、子供の頃、土曜のロードショーなんかで観た映画を、20年ぶりとかに観る事にハマってる。
理由は、ストーリーもテーマも、ほとんど覚えていない。けれど、よくできててめちゃくちゃ面白い。
確かに観たはずなのに、初めて観た感覚になれる。
人間の記憶なんていい加減なもんだ(自分が特にそうなのかもしれないが)
ただ、中には、このシーンだけは、めちゃくちゃ覚えている、みたいなとこもあって、そういうシーンは今でも曖昧だが夢に出てきたりしている。
そういう記憶を再構築しながら、当時の自分を思い出したりと、なんだか、催眠療法でもしているみたいで、リラックスできる。
他にも、伊丹十三監督の「マルサの女1.2」や「ぼくらの七日間戦争」や「エイリアン」も観たけど、懐かしいけど新鮮、みたいな不思議な気持ちになれた。
また、特に印象に残った映画は、別の機会に書いてみる。
と、この、ほとんどランボーシリーズを、観てきたはずなのに、このシリーズは1ミリも、記憶がないと思っていたら、後で調べたら、ほんとに観てなかったのである。笑
2008年5月24日に公開された映画で、主演、監督、脚本はシルヴェスター・スタローン。
「ランボー3怒りのアフガン」から20年振りの続編で、どおりで観た記憶が全くなかったわけである。
キャッチコピーが
ムダに生きるか 何かのために死ぬか お前が決めろ。
以下wikiあらすじ引用
ジョン・ランボーはタイ北部のジャングルで、ボートによる運搬やヘビ狩りを生業としながら、ひっそりと暮らしていた。人権弾圧が続く隣国のミャンマーでは、軍事政権が少数民族カレン族を凌虐し、土地や天然資源を略奪していた。
ある日、ランボーの前にキリスト教系NGOの一団がやって来て、ミャンマーへの案内を依頼する。最初は断ったランボーだったが、NGOの1人サラ・ミラーの熱心な頼みに心動かされ、彼らをミャンマーに送ることを決意する。なんとか彼らをミャンマーまで送り届けたランボーだったが、数日後、あのNGO一団がティント率いるミャンマー軍に捕らえられたことを聞く。
救出のための傭兵団を送るため、ランボーは再びミャンマーへ向かう。到着後、同行を希望するランボーだったが、リーダー格のルイスに船の見張りを命じられる。傭兵団はカレン族のビエンにNGO一団がいた村へ案内され、そこで惨殺されたカレン族を目の当りにし、継続か中止かで言い争いになる。そこにミャンマー兵が現れ、彼らの残虐な行為を目撃するものの、傭兵団は何もせず隠れてやり過ごそうとする。すると突然ランボーが現れミャンマー兵を全滅させる。それを見ていた傭兵団らは敵に気づかれる前に脱出しようするが、ランボーの言葉に動かされ、NGO一団救出の継続を決意する。
ランボーと傭兵団は、敵の根拠地に潜入し、夜の闇に紛れての救出が始まる。ルイスたちがサラ以外の生存者を救助。別の場所に居たサラもランボーに救助されるが、二人は集合時間に間に合わず、ルイスらは先に撤収する。脱出しようとするランボーとサラは敵に見つかるものの彼を待っていた狙撃兵スクールボーイに救われ、彼を加えた3人で逃走する。しかし、夜が明けるとミャンマー軍が救出に気づき、山狩りを始める。その頃、先行していたルイスたちだったが彼が地雷で重症を負い逃走が困難になっていた。別ルートで逃走していた三人だったが、サラが足を負傷。さらに追跡部隊の移動速度が速いことをランボーは悟る。そこでサラをスクールボーイに託し、自らが囮となることを決意。ランボーは第2次大戦時に落とされた不発弾を使って追跡部隊を罠にかけ、その部隊を壊滅させる。
その頃、サラとスクールボーイはボート付近の森に到着。だが、そこからボートの様子を伺うと、ティントを含むミャンマー軍の一団がおり、先行していたルイスたちは捕まっていた。ティントが彼らを処刑しようとし、二人は何もできず諦めかけていた時、ランボーが現れ、重機関銃を奪取。ミャンマー軍に向けて乱射する。傭兵たちも敵の銃を奪うなどして反撃。一時は不利になるものの、ビエンが連れてきたカレン族(カレン反乱軍)の登場により、ミャンマー軍は潰走し、ティントは戦場から逃走するが、ランボーによって倒される。
婚約者マイケルのもとに走るサラを見つめるランボー。そして彼は、オレゴンの自宅に帰るのだった。
シルヴェスタースタローンは何歳になっても、色褪せない。
いつまでたってもランボーだし、ロッキーのままである。
寡黙だが眼で語る怒りや哀しみは、スタローンのランボーの真骨頂であり、強さと優しさをあわせ持つ。
敵を一掃した後の、ランボーの表情が、この作品の全てを物語っている。
すなわち、戦争の無残さ、哀しみ、意味。
残虐なシーンは、これでもかと描かれていて、これはスタローン監督の強い意向に沿って撮影されている。
これが、戦争の現実であり、現在進行形で行われている。
僕らは、映画という作品を通して、それを垣間見る事はできる。
だが、91分という上映時間の中で、ハッピーエンドであれそうでなくても、確実に終わりに向かって行く安心感の中でしかその現実を知る事はできない。
現実は、映画の中では伝わらない、死体の匂い、地雷を踏むかもしれない恐怖、終わりが見えないままの失望と、全てを伝える事は出来ない。
けれど、その一部分でもランボーの最後の表情から、汲み取れる事はできる。
『神様は助けてくれねぇぞ』という傭兵が言った一言が、現実的でスゴく心に残る。
現実は神様どころか、ランボーみたいな正義のヒーローはいない。
ミャンマー軍からすれば、ランボーは正義ですらない。
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