2015年03月14日
脳が冴える15の習慣 築山節(つきやまたかし)
歳を重ねるとともに物忘れがひどくなったり、よく知ってるはずの俳優の名前が出てこなくなったりすることは増える。
絶対知ってるはずなのに、全く出てこないものだから自分の脳はどうしてしまったのだろうと少し不安になるものだ。
日常生活に追われる中で脳は、必要最低限のことを必要としているわけで、余計な事は覚える必要もないと勝手に脳が判断しているのだから当然のこととも言える。
ただ世の中には自分の周りにもいるが、頭脳明晰でなんでこんなことを覚えているのだろうと言う人に出会うこともある。
そんな脳の記憶、集中、思考力のメカニズムについて知りたいと思って本書を手に取った。
このような脳に関する本は茂木健一郎さんのような有名どころを何冊か読んだことがあるが、この本も読みやすく面白く最後まで一気に読めた。
脳神経外科専門医としての著者の方針として、時間的にも経済的にも負担にならない、脳に良い影響与えられるだけでなく人生がより豊かになる、そういった指針で本書を綴っている。
・脳にもウォーミングアップが必要。足、手、口を動かそう。
・忙しいときほど、机の片付けを優先させよう。
・日ごろよくする失敗を分析すると、脳の問題が見えてくる。
これらは
ダイエットと一緒で継続しないと意味がない。
それは、習慣を少しずつ変化させ定着していくと、いう力の抜けた感じのスタンスは、ものぐさな自分にはぴったりなのである。
少しの意識が、習慣を変え、脳を変え、生活を変え、そして人生を変える。
おそらく、この本を一冊読んだとこで、人生は変わらない。
けれど、自分の中の意識が少しだけ変わる感覚は、少し実感できた。
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タグ:脳が冴える15の習慣 築山節
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