今までは、うねり取り建て玉操作の基本である二分割売買について
説明して来ましたが、今回は多分割について少し述べてみようと思い
ます。分割売買は理論的にはいくつに分割しても可能ですが、通常は
4分割位までが一般的だと思います。勿論、つなぎ売買の場合はこの
限りではありませんし、又数万株以上の売買になれば,必然的に分割
回数も多くなって参ります。
今回は4分割の買いのケースで考えてみたいと思います。それと同じ
4分割でもプロは、1回あたりの売買株数を変えた幾つかのパターンを
持っています。例えば
・1−1−1−1(基本パターン) ・1−1−2−2
・1−1−2−3 ・1−2−2−3
・1−2−3−4 ・1−2−3−5
等のパターンです。勿論、後のパターンになるほど技術的に難しくなって
行きます。パターンの中から実際に自分がやってみて、やり易いと感じら
れるものを選ぶ事が重要です。
4分割売買
まずは今回の4分割を1−1−2−3と計画的に買っていく事とします。チャ
ートの天井@から高値もみあって、予想どうり下落してきます。4分割なので
比較的早目の買いを考えますので、Aの陰線新値7本の翌日に一回目
1000株の会を入れます。
その後陰線新値8本を越えてもまだ日足が切り下がってますので様子見で、
やっとBのところで底練り風な動きが出ましたので、その翌日二回目1000
株の買いを入れます。その後上ヒゲとはいえ陽線が出て切り上がってきました。
ここは今回の取引の大きなポイントで、もしこのまま日足が切り上がって上昇
となった場合は、これ以降の買いは止めて2000株で上昇を取ります。
間違っても追っかけ買いをしない事が大変重要です。
実際には上昇とはならず陰線で切り下がって来ましたので、三回目の買いの
タイミングを図ります。二回目の下げから数えて陰線新値5本となった事と、
前の安値に並んで来ましたので、Cの翌日に2000株の買いを入れました。
最後の買いは2日後の陰線のタイミングで入れたいところですが、まだ日足は
切り下がってますし、ここで買いを入れて更に下がった場合は次の一手が打て
なくなりますので、様子見です。次に長い十字線が出た事と前の安値に完全に
並んだ事でいよいよ底の感じですが、上げを確認するまでは慎重に行きたい
ところです。
十字線の翌日も陽線でDの日も陰線ながら日足は切り上がってますので、ここで
三回目との値幅は余りありませんが、4回目3000株の買いを入れました。
買いの平均値はCの少し上くらいでしょうか。
株価はその後順調に上げていきます。Eのところで陽線新値8本となりますので
翌日3000株売りで利確。Fで一瞬日足が切り下がってきますので、ここで残り
を手仕舞いとするのが一般的です。ただ、ここでヘッジするか我慢ができて、
次の上げに繋げた場合は、Gの陽線上ヒゲか切り下げを確認した後のHで
手仕舞いできれば最高でしょう。次回は建て玉操作まとめです。
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