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2015年02月13日

ゲームを面白くするためルールを複雑にするのは作る側の論理。遊ぶ側は、勝ち負けが決まるなら単純なルールでも十分に満足?

先日まで、あるところでカルタの制作指導にあっていました。

制作途中で、関係者の意見を聞く機会がありました。


するとその席で、取札のデザインが問題になりました。

制作していたカルタの取札は
写真の使い方で2種類のデザインになっていました。
取り札のデザイン.png
一つは、縦長の写真を使う場合で
取り札の全面に写真が入るデザインです。

もう一つは、横長の写真を使うため
取札の中心に写真が入り上下が白地になるデザインです。


同じカルタで
取札のデザインが2つあることに質問が集中しました。

デザインが統一されてないのは、おかしいという指摘です。


その質問に対して
「同じデザインにこだわる必要はありません」と答えました。

撮影の対象物によって、縦長・横長の写真ができます。

50枚近くの取札になると、写真によって
2種類のデザインになっても気にはなりません。


どうも、カルタやスゴロクを作るとすると
完成度を高めようとします。

その結果、重箱の隅をつつくような意見がでてくるようです。


ゲームを作るうえで、もっと困るのは
デザインよりルールの問題です。

制作経験の少ない人は
やたらゲームのルールを複雑にしたがります。

ゲームを面白くするには、いろいろなルールを
組み合わせ複雑にしないとだめだと思っているようです。


これは、明らかに作る側の自己満足です。

よく言われるように、大ヒットするゲームはルールが単純です。

「オセロゲーム」「トランプのブラックジャック」
「黒ひげ危機一髪」などは、ルールの説明が必要ありません。

横で見ていると、やり方がわかってきます。


ゲームで遊ぶ方からすれば、
勝ち負けが決まるなら単純なルールでも十分に楽しめます。

ゲーム時間も短くて十分です。

「サイコロの丁半」などは、偶数か、奇数かだけのルールです。

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「大ヒットするゲームは、ルールを説明する必要がない」
の原則は、今も生きています。

ゲームのルールは、やたら複雑にする必要はなく
単純・シンプルでも十分に楽しめます。
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