今年も、テレビニュースの中心はコロナになりそうです。
コロナ以外にも気になる情報もあるのですが・・・。
たとえば、今年4月に就職する大学生の就職状況などは
さほどニュースになりません。
2020年の大学生の就職戦線の結果はどうなっているのでしょうか?
コロナの影響も大きかったはずです。
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ANAやJALが新卒の採用を大幅に縮小しました。
おそらく、HISやJTBなど旅行代理店も
同じ状況ではないでしょうか?
これらの業種、職場での男女差が少なく
女子大生にとって重要な就職先でした。
2021年の就職戦線も、旅客、旅行関連会社の採用中止の
被害を一番受けるのは、女子大生になりそうです。
キャビンアテンダントについては、来年も採用が期待薄のようです。
コロナで大混乱の就職戦線ですが
正確な就職率の数字はどの程度になるのでしょうか?
コロナと景気にどの程度左右されたのでしょうか?
内定を獲得する本は何冊も出版されていますが
果たしてコロナの前に効果があったのでしょうか?
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毎年、新たに就活に臨む大学生に対しては、
記憶しやすいように次のように就職率を説明しています。
大学生の数を55万人とすると、
@10月1日内定式の就職率は平均63%
翌年の3月31日発表する就職率は平均95%
A就職率63%の就職者は約35万人、就職率95%で就職者は38万人
この数字を見て気になるのは、10月1日と3月31日の就職率の違いです。
いかにも、10月以降3月にかけ、就職率が大きく上昇したように見えます。
しかし、これはデータの取り方のせいです。
10月以降、正社員募集に関してはさほど就職率は上昇しません。
何が違うかというと、分母が違うだけです。
10月1日の就職率は、大学生55万人が分母で、
学生35万人の就職が決まれば就職率は63%になります。
ところが、翌年3月31日の分母になる大学生数はだいたい40万人で、
就職決定者を38万人にすると就職率95%になります。
分母の55万人と40万人の違いは、脱落者の存在です。
就活中に終活から脱落する学生が、毎年15万人前後います。
大学生55万人から脱落者15万人を引くと、
3月31日の分母=40万人になります。
脱落者15万人は、完全に就活から離脱する人と
フリーターのような形での非正規就職といった人が含まれています。
正社員での採用を諦めた人たちと理解していいようです。
進路不明で卒業する人達が多くいます。
数字のトリックを学ぶ知識が必要な時代です。
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就職率の数字は、景気によって変動します。
景気が良くなれば、10月1日の就職率が70%に近づいてきます。
悪くなれば60%に近づきます。
景気が悪くなれば、離脱組の数も増えてきます。
はたして、今年4月1日入社組の就職率は
どうなっているのでしょうか?
大いに気になるところです。
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