サイバーエージェント・藤田社長が主人公のゲームを制作しました。
2つのゲームを制作していて、藤田さんが最も失速寸前だったのが
31弾の「買収の危機」です。
ネットバブル崩壊でサイバーエージェントの株価は下落します。
買収の危機に直面し、藤田社長はギブアップ寸前に追い込まれます。
会社の株式時価総額は80億円です。
80億円で買収すると、会社が上場時に得た
資金160億円を手に入れることができます。
誰が見ても格好の買収物件です。
村上ファンドなどが狙ってきました。
そのピンチを救ったのは楽天・三木谷社長です。
藤田社長とさほど親しくなかったようですが
10億円で株式を購入、買収の動きを抑えます。
なぜ、三谷社長が買収の阻止に動いた不思議です。
そこで、「ビジネス成功者の仕事ゲーム」で
三木谷社長さん編を制作したくなりました。
三木谷さんに関する本を2冊ほど読んでみました。
1冊目は、自叙伝的な本「問題児 三木谷浩史の育ち方」です。
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この本も、藤田社長さんの「渋谷ではたらく社長の告白」
「起業家」と同じく、幻冬舎から出版されています。
幻冬舎は、ベンチャー企業の経営者を応援しているのでしょうか?
2冊目は、「三木谷浩史 楽天流」で、ご本人が著者です。
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2冊をじっくり読んでみましたが
ゲーム化は難しいという結論になりました。
なぜなら、すべての内容がサクセス物語になっています。
成功した事例について、どのように取り組んだかをかいています。
成功するには、いくつもの難題にぶつかっているはずです。
問題解決に向け、苦しんだことでしょう。
しかし、三木谷さんの本では、すべての事業で苦労することなく
簡単に成功したような感じの記述になっています。
「私の辞書に失敗はない」ということでしょうか?
「人間でない神様」のような経営になっています。
サイバーエージェントの藤田社長は、「渋谷ではたらく社長の告白」
「起業家」で社長として苦悩したことを赤裸々に描いています。
生身の人間性を感じます。
「失敗を繰り返す人間経営」ということでしょうか?
ビジネスの世界での「自分らしい仕事で、自分らしく働く」を
テーマにしている「ビジネス成功者の仕事ゲーム」では
@仕事の成功に向け、どのような問題が発生したか?
A問題解決にあたり、どのような取り組みをしたか?
・・・を学ぶゲームを目指しています。
残念なことに、三木谷さんは神のごとく
苦悩することなく成功してきたようです。
普通の人向きではないようです。
ピンチがないとゲームが面白くなくなるので
三木谷さんのゲーム制作はひとまず見送りにしました。
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