1日50食から始まり、いまや1日最大7万食の弁当を配達する
「葛ハ子屋」の創業者・菅原勇継さんと
2代目の菅原勇一郎さんをモデルにした学習スゴロクです。
日替わり弁当のみで年商70億円スタンフォード大学MBAの教材に 東京大田区・弁当屋のすごい経営 新品価格 |
創業者が玉子屋のビジネスモデルを作り上げました。
弁当は、午前9時から10時30分締め切りで注文をうけ
お昼12時までに配達先の事務所に届けられます。
弁当は幕ノ内1種類ですが、大量注文にかかわらず
廃棄率0.1%台・60食を目標にしています。
創業者から1日2万食の事業を引き継いだ2代目は
元銀行員で全く弁当事業の経験もなく事業を継承します。
女性の好むメニューの開発、原価率を53%に設定した美味しい弁当の
提供などにより、最大7万食の弁当を配達する事業に発展させました。
親子2代の連携で、1食450円の配達弁当事業を
年商70億円にまで拡大させています。
このゲームでは、次の点を学びます。
(1)事業継承のあり方
玉子屋・創業者の会長は57歳という若さで社長を退いて会長になり
2代目である息子を社長に抜擢します。
社長交代に際し創業者は、「経営のことはすべて任せる
全部、自分のやりやすいようにやれ」と伝えます。
2代目は社長の責任の重さを感じますが、
創業者からの「俺がゼロから作った会社だ。
血のつながった2代目がつぶしてもかまわない」との言葉で救われます。
事業継承において、後継者に全てを任す社長交代のありかたを学べます。
(2)アナログによる配達システム
最大1日7万食の弁当をお昼12時までに配達します。
その仕組みは単純です。
配達エリア別に遠・中・近距離のコースにわけています。
注文数が確定して時点で各コースの配達車に数字を連絡
過不足を遠・中・近距離コースの配達車間で調整します。
配達に関する連絡はすべて電話ですが
過不足の調整を確実に行い、1日廃棄率0.1%
60食という正確な配達を実現しています。
電話によるアナログ方式であっても
短時間に大量の配達を実現する仕組みについて学べます。
中小企業の廃業が増加しているといわれています。
「玉子屋」は小さな弁当屋を
親子2代で70億円の事業を発展させた事例です。
後継者の育成をはじめ、どのようにして中小企業を
発展させるかについて、大いに参考になります。
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