「精神疾患の予防につながるスゴロク」が完成しました。
『仕事で心が壊れそうなら「必ず休養」を!
「負けるが勝ち」逃げ出す勇気も必要です』のタイトルにしました。
このゲームは、実際にパニック障害を発症した
32歳の若者の協力で制作しました。
彼とは、5年前に厚生労働省の所管する
「再就職支援講座」で出会いました。
真面目で頭のよい彼が、再就職に困り講座に
来ている理由が理解できませんでした。
個人的に話してみると、自分の病気を語ってくれました。
パニック障害で治療中です。
電車に乗るのが不安だそうです。
それ以来、再就職講座の受講生に注意していると
頭がよさそうで真面目な若者が必ずいます。
それとなく聞いてみると
やはり心の病にかかって会社を辞めた人たちです。
どのような経緯で病気になったのかわかりませんが
実に残念なことです。
彼のような境遇の若者が多くいることに驚きました。
彼とは住まいが近所だったことから
講座終了後も連絡を取り合うようになりました。
精神疾患の知識は全くありませんが
精神疾患は一度発症すると完治は難しいようです。
普段は全く病気を感じさせない彼ですが
突然頭が痛くなるするそうです。
いまでも、心療内科の薬を手放せません。
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彼が発症した最大の原因は、頑張りすぎです。
周囲の期待に応えようとして、働きすぎたのでしょう。
彼が勤務中のめまい・どうきで
はじめて救急搬送されたとき疲労と診断されました。
だから、1カ月の静養で会社に復帰しています。
そして、2回目にめまい・どうきで救急搬送されたとき
パニック障害と診断されます。
その結果、会社を退社しています。
おそらく、初期の発症を甘く見て
前の職場に復帰したのでしょう。
しかし、自覚なきままに精神的負荷が増加し
パニック障害の発症につながりました。
1回目に体調を崩したとき
十分に療養していれば病気を防げたように思えます。
「負けるが勝ち、逃げるが勝ち」といったことわざがあります。
心が壊れそうなら、逃げることも正解です。
休養をとるために、逃げるべきかもしれません。
ゲームは、彼の生きざまから、「逃げるチャンスはなかったのか
どうして逃げなかったのか」などについて学ぶ内容にしています。
ゲームを通じ、真面目さが仇になることを知ってもらおうと思います。
責任感が強い人ほど、必要以上に一人で
仕事をしょってしまいそうです。
それが危険なケースもあるということを
実際の発症ケースを通じ学んでもらうゲームにしています。
今年は、このゲーム学習を進め、心の病を患う人を
少なくする取り組みをしようと考えています。
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