2021年01月08日
日本大使館商取引担当官 キューバとの関係強化を表明
Radio Habana Cuba、2021年1月8日、ACN
駐キューバ日本大使館の商取引担当官横林直樹氏は、日本の多くの企業がキューバでの投資に大きな関心を持っている、と語った。
「米国の次期政権下において、われわれの関係がより密接になることを期待している」、と横林担当官はキューバの週刊誌「オプシオネス」誌上で述べた。
横林担当官は、1970年代から80年代にかけて日本はキューバにとってソビエト連邦に次ぐ最も重要なパートナーだった、と回想した。
「キューバは日本の投資と技術によってトラックや電化製品を製造していたが、残念ながらその関係はペリオド・エスペシアル(特別期間)として知られる1990年以降に急激に落ち込んだ」、と横林担当官は話した。
担当官はまた、日本はキューバに対して9千万米ドルの無償協力と、1億2千8百万米ドルの技術協力を提供する一方、300人を超える日本人が新技術を導入するためキューバを訪れ各セクターで働いた、と説明した。
横林担当官は、経済協力とは、大規模資金供与や人間の安全保障のための無償資金供与や文化支援など、国際協力機構(JICA)を通じて実施される両国関係の堅実な側面である、と述べた。
横林担当官は、今後の数年間日本は両国の企業や団体間の経済取引関係を回復させることに関心がある、と話した。
キューバと日本は1952年に外交関係を結び、その日以降日本は、経済・商取引・文化・科学・スポーツ各分野における交流を維持・増強しており、キューバの商取引の主要なパートナーの一つとなっている。
横林直樹担当官
Japón está dispuesto a invertir en Cuba (+Foto)
http://www.radiohc.cu/noticias/economia/244095-japon-esta-dispuesto-a-invertir-en-cuba-foto
インドゥストゥリアレスのアンディ・ロドリゲス ソフトバンクホークスとの契約調印
アンディ・ロドリゲス
JIT、2021年1月8日
ハバナの投手アンディ・ロドリゲスがきょう(1月8日)、日本プロ野球リーグのソフトバンクホークスとの契約正式調印をおこなった。
この調印は、シウダ・デポルティバ競技場のロビーにおいて、キューバ野球連盟(FCB)のイヒニオ・ベレス会長同席のもとおこなわれた。
同選手は調印前に、自身の契約内容を読み承認するとともに、自身の義務・権利・成長可能性に関する重要な詳細説明をFCBから受けた。
キューバの重要な才能として認められているアンディは、日本野球で現在4連覇中のホークスとの1年間が保証されており、さらに、同チームにおける自身の参加を延長するためのあらゆる選択肢が確保されている。
ハバナの同選手は、日本リーグにおける3人のキューバ人スター選手、つまりアルフレド・デスパイネ、ユリスベル・グラシアル、リバン・モイネロと同じチームの同僚となる。
チームの決定次第ではあるが、アンディはファームからのスタートになり、期待されるパフォーマンスのレベルに達したときに一軍に昇格する見込みである。
アンディは、第60期キューバ野球リーグでのインドゥストゥリアレスチームの活動が終わり渡航手続きが用意出来次第すぐに、日本に向けて出発予定である。
FCB幹部より説明を受けるアンディ・ロドリゲス(右)
イヒニオ・ベレス会長(左)とアンディ・ロドリゲス(右)
キューバTV(2021年1月8日)
アンディ・ロドリゲス、今季オルギン戦での好投
Firma Andy Rodríguez contrato con Halcones de Softbank
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=194594
ハバナ 個人旅客業者の新料金発表 主要区間での上限定まる
これらの料金は、馬車や自転車タクシーでのサービスは考慮していない
Cubadebate、2021年1月8日、Tribuna de La Habana
ハバナ県政によって承認された決議第240号が2021年1月1日より発効しており、主要区間で個人旅客業者が徴収できる料金上限が定められている。
これらの料金が考慮していない馬車や自転車タクシーによるサービスは、それぞれ10ペソと20ペソの固定料金が示されている。
ここからPDFをダウンロード:添付文書(No.1〜3)
以下に、主要区間ごとの料金表を掲載する。
添付文書1〜14人乗りまでの車両で旅客業者が運行する主要区間、乗客1人当たりの最高料金15ペソ
添付文書2〜馬車を含むあらゆる旅客手段による短距離区間:最高料金が10ペソ
添付文書3〜乗客が出発地から最終地まで直接移動する長距離区間
Anuncian nuevas tarifas de los transportistas privados en La Habana
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/01/08/anuncian-nuevas-tarifas-de-los-transportistas-privados-en-la-habana/
フィデルのハバナ入城から62年 歴史的な1959年1月8日
フィデルのハバナ入城、1959年1月8日
Radio Rebelde、2021年1月8日、Angélica Paredes López記者
1959年1月8日の朝を迎え、ハバナは、キューバ全土と同じように、オリーブ・グリーン色に染まった。サンティアゴから、無数の人びとがゲリラ戦士たちに喝采を送り、フィデル・カストロに歓呼の声を上げた。
革命勝利から7日がたっていた。反乱軍は国内全土を巡ったあと、首都ハバナに入城した。独裁者フルヘンシオ・バティスタの軍隊の戦車やその他の重装備は、叛乱軍にとって、「解放のキャラバン」をおこなうのに役立った。
歴史的な日だった。群衆が通りにあふれた。凱旋行進のあと、フィデルは大統領宮殿に着き、北側のバルコニーから感動的なスピーチをおこなった。護衛なしで、観衆の波のなかに紛れながらフィデルは、コルンビア兵営に向かうよう指示した。
これらのことを語りうる年齢の人びとによると、その数日、ゲリラ戦士たちが通過する場所ごとに、群衆は解放を叫び、のどをからしたという。
ハバナでは、勝利凱旋の行進はコトーロから始まっていた。そのあとキャラバンはアタレース城正面を通過した。さらにそのあと、海軍本部正面に向かった。そこには、埠頭にくくりつけられて、グランマ号があった。フィデルは叛乱軍の高官たちとともに同船に乗り込んだ。キャラバンはラス・ミシオネス大通りから迂回し、大統領宮殿に着いた。その北側のバルコニーから、フィデルは群衆に語りかけた。
このあと、叛乱軍の男たちはマレコン通りで行進を続け、23番通りを進んだ。23番Mの交差点にあるラジオセンターで、革命指導者フィデル・カストロはアーティストたちと会話をし、群衆の歓喜のなか、行進はマリアナオに向かって続けられた。
サンティアゴ・デ・クーバから始まったこの歴史的行程の最終地点は、1959年1月8日、バティスタ専制の要塞であるコルンビア軍野営地だった。そこで起きたことは、より年配の人たちには記憶されており、一方、より若い人たちはこれを、ここまでいかにたどり着いたか忘れない国民の歴史から学んでいる。
国全体を揺り動かしたこの出来事から62年後、1月がまた夢と目標をたずさえてやってくる。その存在への信頼と未来との約束に震撼させられた国家のなかに。
ついに自由になった「祖国」を築きあげたあのキャラバンが思い出されるとき、歴史は響き渡る。このあとあらゆることがひじょうに困難になろうとも、しかしその価値はある、なぜならそれは美しいものであるから。
あの歴史的な1959年1月8日に旧コルンビア軍事野営地で演説を終えたフィデルは、深い確信のもと次のように述べた。
「もう二度とわれわれの人生のなかで、これほどの群衆を見ることはないだろう。ある例外を除いて。そのときにはこのような群衆がまた集まると私は確信している。その日とはわれわれが死ぬときである。われわれが墓に連れていかれるその日、きょうのような多くの人びとがまた集まることだろう。なぜならわれわれは決してわが国民を裏切ることはないのだから。」
そしてフィデルはこの自身の言葉を守った。2016年11月25日、ひとつの声が一瞬去ったが、しかし舞い戻り、正々堂々とモラルのチョッキを着て、危険と罠に立ち向かい続けている。
そうしてフィデルは、その無敵の「解放のキャラバン」において国民とともに馬に乗りながら、サンティアゴ・デ・クーバに戻った。フィデルはあの記憶に残る1959年1月8日に入城したときと同じ不屈さをもって、ハバナから出発した。
キューバ人のあらゆる世代、われわれの子どもたち、そしてこれから生まれてくる子どもたちは、フィデルの記憶を受けついでいく。フィデルの最大の功績は、国民のために生き続けたことである。キューバはつねにフィデルとともにあり、フィデルはつねにキューバとともにいる。
このニュースのラジオ音声はこちらから。
フィデルのハバナ入城、1959年1月8日
フィデルのハバナ入城、1959年1月8日
フィデルのハバナ入城(1959年1月8日)
フィデル・カストロ演説(1959年1月8日、大統領宮殿)
フィデル・カストロ演説(1959年1月8日、コルンビア兵営)
En Audio: El día que Fidel y la libertad entraron a La Habana
https://www.radiorebelde.cu/noticia/en-audio-el-dia-que-fidel-y-la-libertad-entraron-a-la-habana-20210108/
メキシコのロペス・オブラドール大統領 キューバの医療援助に感謝を表明
メキシコのロペス・オブラドール大統領
Cubadebate、2021年1月7日、PL
メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領が、新型コロナウイルスのパンデミックに立ち向かうためにおよそ500人の医師や看護師を派遣してくれたことに対して、キューバ政府に感謝を表明した。
国立宮殿での朝の記者会見においてロペス・オブラドール大統領は、「キューバの医師と看護師はメキシコが提案した命を救うという目標を援助しており、われわれには保健専門家が必要であるが、そのためにわれわれはメキシコには不足しているその職種のための奨学金の数を拡大している」、と述べた。
大統領は、「キューバの500人の医師の一部は軍病院におり、そこではその目的のための空間が拡大され、われわれは海軍や軍隊の力も借りて、メキシコ市の状況に対応している」、と明らかにした。
専門医師の収入は増えていき、海外で学び専門家として育成されるための支援と奨学金が提供される、と大統領は語った。
専門職の奨学金を受ける医師の数はおよそ3万人になる、保健のプロフェッショナルの育成に伴ってなされてきたことは不道徳であり、これを二度と繰り返してはならないと考えている、と大統領は説明した。
十分な資源が与えられなかった保健分野の民営化が生み出したことを大統領は非難した。
大統領は、メキシコでの医師不足の例として、新たな社会保険庁病院のケースをあげた。300床以上を持ち、あらゆる設備が整っているが、医師も専門家も不足している。「これはつまり、われわれには設備があり、近代的な病院があり、しかしスタッフがいないということだ」。
大統領は、毎日そこで働きたいという人びとが召集されているが、しかし300床のうち120床だけが機能できるようになっただけであり、一般医師や専門医師は不足している、と明らかにした。
Presidente mexicano López Obrador agradece a Cuba por envío de médicos para enfrentar la pandemia
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/01/08/presidente-mexicano-lopez-obrador-agradece-a-cuba-por-envio-de-medicos-para-enfrentar-la-pandemia/