2021年01月08日
フィデルのハバナ入城から62年 歴史的な1959年1月8日
フィデルのハバナ入城、1959年1月8日
Radio Rebelde、2021年1月8日、Angélica Paredes López記者
1959年1月8日の朝を迎え、ハバナは、キューバ全土と同じように、オリーブ・グリーン色に染まった。サンティアゴから、無数の人びとがゲリラ戦士たちに喝采を送り、フィデル・カストロに歓呼の声を上げた。
革命勝利から7日がたっていた。反乱軍は国内全土を巡ったあと、首都ハバナに入城した。独裁者フルヘンシオ・バティスタの軍隊の戦車やその他の重装備は、叛乱軍にとって、「解放のキャラバン」をおこなうのに役立った。
歴史的な日だった。群衆が通りにあふれた。凱旋行進のあと、フィデルは大統領宮殿に着き、北側のバルコニーから感動的なスピーチをおこなった。護衛なしで、観衆の波のなかに紛れながらフィデルは、コルンビア兵営に向かうよう指示した。
これらのことを語りうる年齢の人びとによると、その数日、ゲリラ戦士たちが通過する場所ごとに、群衆は解放を叫び、のどをからしたという。
ハバナでは、勝利凱旋の行進はコトーロから始まっていた。そのあとキャラバンはアタレース城正面を通過した。さらにそのあと、海軍本部正面に向かった。そこには、埠頭にくくりつけられて、グランマ号があった。フィデルは叛乱軍の高官たちとともに同船に乗り込んだ。キャラバンはラス・ミシオネス大通りから迂回し、大統領宮殿に着いた。その北側のバルコニーから、フィデルは群衆に語りかけた。
このあと、叛乱軍の男たちはマレコン通りで行進を続け、23番通りを進んだ。23番Mの交差点にあるラジオセンターで、革命指導者フィデル・カストロはアーティストたちと会話をし、群衆の歓喜のなか、行進はマリアナオに向かって続けられた。
サンティアゴ・デ・クーバから始まったこの歴史的行程の最終地点は、1959年1月8日、バティスタ専制の要塞であるコルンビア軍野営地だった。そこで起きたことは、より年配の人たちには記憶されており、一方、より若い人たちはこれを、ここまでいかにたどり着いたか忘れない国民の歴史から学んでいる。
国全体を揺り動かしたこの出来事から62年後、1月がまた夢と目標をたずさえてやってくる。その存在への信頼と未来との約束に震撼させられた国家のなかに。
ついに自由になった「祖国」を築きあげたあのキャラバンが思い出されるとき、歴史は響き渡る。このあとあらゆることがひじょうに困難になろうとも、しかしその価値はある、なぜならそれは美しいものであるから。
あの歴史的な1959年1月8日に旧コルンビア軍事野営地で演説を終えたフィデルは、深い確信のもと次のように述べた。
「もう二度とわれわれの人生のなかで、これほどの群衆を見ることはないだろう。ある例外を除いて。そのときにはこのような群衆がまた集まると私は確信している。その日とはわれわれが死ぬときである。われわれが墓に連れていかれるその日、きょうのような多くの人びとがまた集まることだろう。なぜならわれわれは決してわが国民を裏切ることはないのだから。」
そしてフィデルはこの自身の言葉を守った。2016年11月25日、ひとつの声が一瞬去ったが、しかし舞い戻り、正々堂々とモラルのチョッキを着て、危険と罠に立ち向かい続けている。
そうしてフィデルは、その無敵の「解放のキャラバン」において国民とともに馬に乗りながら、サンティアゴ・デ・クーバに戻った。フィデルはあの記憶に残る1959年1月8日に入城したときと同じ不屈さをもって、ハバナから出発した。
キューバ人のあらゆる世代、われわれの子どもたち、そしてこれから生まれてくる子どもたちは、フィデルの記憶を受けついでいく。フィデルの最大の功績は、国民のために生き続けたことである。キューバはつねにフィデルとともにあり、フィデルはつねにキューバとともにいる。
このニュースのラジオ音声はこちらから。
フィデルのハバナ入城、1959年1月8日
フィデルのハバナ入城、1959年1月8日
フィデルのハバナ入城(1959年1月8日)
フィデル・カストロ演説(1959年1月8日、大統領宮殿)
フィデル・カストロ演説(1959年1月8日、コルンビア兵営)
En Audio: El día que Fidel y la libertad entraron a La Habana
https://www.radiorebelde.cu/noticia/en-audio-el-dia-que-fidel-y-la-libertad-entraron-a-la-habana-20210108/
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