マイケル・ムーア監督の『シッコ(SiCKO)』を観た。
日本人なら、尿を思い浮かべてしまうタイトルだが、
病人を意味するスラングだそうだ。
今回は、アメリカにおける医療保険制度の問題がテーマだ。
例えば冒頭に登場する仕事中に不運にも回転ノコギリで指を
2本チョンパしてしまった男性。
彼は医療保険に加入していないため、中指の接合に12,000ドル、
薬指なら6,000ドルとベラボーに高い治療費が必要と病院から
言われたそうだ。
指にも値段があるのかね?
お財布の事情 + ロマンチストの彼は、薬指の接合を選んだとの
こと…
このような事例を紹介しつつ、「ぼっけぇ きょうてぇ」な
事実が暴かれていくのだ。
ある種、ホラー映画よりも恐ろしい。
余談だが、映画館のチケット売りのお姉ちゃんに『シッコ』と
伝えると…
(1)『シッコ』のチケットを販売してくれる。
(2)トイレの場所を教えてくれる。
どちらなんだろう…と、少々期待したのだが、結果はモチロン
前者だった。