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2020年04月22日
【重要】高血圧の方へ〜有酸素運動が血圧を下げる3つの教訓〜
“運動をすると健康に良い”
当たり前のことかもしれませんが、わかっていても継続する事は難しいですよね。
特に高血圧の治療をしている方は医師からも運動を勧められると思います。
しかし多くの方は運動をし始めて、少し続けてから何かしらの理由で断念した経験があるのではないでしょうか?
「仕事や家事が忙しいので運動をする暇がない。」
「運動をしたら筋肉痛になって辛かった。」
「運動しても健康になっていると実感出来なかった。」
このような経験をした方々に向けて今回は運動がもたらすメリットや、継続する為の方法、具体的な運動について書いていこうと思います。
目次
1. 運動がもたらす効果とは?
2. 有酸素運動と無酸素運動、どちらが高血圧に良いのか。
3. 有酸素運動を効率よく継続する為に。
1.運動がもたらす効果とは?
運動をするにあたって、運動が自分にどのような効果をもたらしてくれるのかを知れば、モチベーションを保ちながら運動を続ける事ができると思います。
減量効果
運動をすると減量、つまりダイエット効果があります。
運動の種類には有酸素運動、無酸素運動、柔軟運動などがあります。
それぞれの運動には特徴があり、有酸素運動は、ウォーキングやランニングなど比較的に穏やかな運動で、体内に取り込んだ酸素を使って脂肪を燃焼する減量効果があります。
無酸素運動は、いわゆる筋トレと言われる運動で、筋肉に負荷をかける事で筋肉量を増やすことを目的としています。
筋トレで筋肉量が増えると体が消費するエネルギーが増えて、太りにくい体を作る事が出来ます。
柔軟運動は、ストレッチと言われます。
減量効果を得る為に行ってもあまり効果はありませんが、怪我の予防や疲労回復効果を期待する事が出来ます。
生活習慣病の予防効果
適度な運動をする事で、生活習慣病の予防ができます。
血圧を下げる、血糖値を下げる、悪玉コレステロールを下げる。
これらの3つの働きは運動によって得ることが出来ます。
運動によるインスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きが改善されて血糖値が下がり、運動をする事で中性脂肪が
エネルギーとして消費されて、悪玉コレステロールの低下に繋がります。
また、運動を継続する事で代謝が活発になり、全身の血流が良くなって血圧の低下も期待できます。
気持ちをリフレッシュする効果
運動をした後に気持ち良いと感じたり、気持ちが高ぶる経験は一度は感じた事があると思います。
これは運動により脳内に、ドパミンやセロトニンというホルモンが分泌されるからです。
脳内ホルモンの分泌により清々しい気分になったり、心身の安定を保つ事が出来るようになります。
2.有酸素運動と無酸素運動、どちらが高血圧に良いのか?
結論から言うと、高血圧には有酸素運動運動の方が有効です。
理由としては、無酸素運動は筋肉を効率良く鍛えられると言うメリットがありますが、無酸素運動は心拍数や血圧が上がりやすいので高血圧で他にも動脈硬化などの疾患を持っている人が行うのは危険な場合があります。
そういった病気をお持ちの方は必ず有酸素運動から始めて下さい。
有酸素運動は、自分にあったペースや時間で設定して行う事が出来るので無理の無い範囲で行うことが出来ま
す。
有酸素運動は、心肺機能の向上、血管が広がって血圧が下がるなどの効果が期待できます。
有酸素運動は日本高血圧学会にも治療や予防に効果があるということで推奨されています。
特に血圧低下に良いとされているのは、少しきついと感じる中等度の運動です。
具体的には、
・ウォーキング
・ジョギング
・水泳
・サイクリング
などがあります。
最初は軽めのウォーキングから始めて、徐々に運動強度を上げていって
自分にあった有酸素運動を見つけて高血圧の改善を目指してください。
3.有酸素運動を効率よく継続する為に
有酸素運動で血圧を下げる為に一番大切な事は“継続する事”です。
有酸素運動は、無理なく出来ると言うメリットがありますが成果が出るには時間がかかります。
有酸素運動はがむしゃらに毎日行えば良いというものではありません。
毎日継続すると、体が負荷に慣れてしまって効果が下がると言う報告があります。
なので効果的に継続する為には正しい方法で運動を行う必要があります。
おすすめの有酸素運動の頻度
有酸素運動を行う頻度として適切と言われているのは、2〜3日に一度です。
理由としては、筋肉は48〜72時間休むと回復すると言われています。
疲労が蓄積した状態で無理に運動をすると怪我にも繋がりますので危険です。
実は毎日続けるよりも、適切に休む事が大事なのです。
毎日運動をするのは辛いという方でも、週に2、3回なら少し時間を作って継続する事も出来るのでは無いでしょうか?
ちなみに毎日運動をしたい場合は、運動強度を落として行えば怪我のリスクを下げる事が出来ます。
適切な運動時間
有酸素運動による脂肪燃焼効果が期待できる時間は、20分以上からと言われています。
出来れば30分以上行うことが望ましいが、最初は自分の中で無理のない程度で行って大丈夫です。
また、一日の中で何回かに分けて運動しても血圧の低下が期待できます。
なので朝と夕方に分けて行う事も出来るので、自分のライフスタイルに合わせて時間を作ることが出来ます。
時間がない方は、隙間時間に運動を取り入れてみて下さい。
まとめ
日常の中に有酸素運動を取り込む為には、適切な頻度で自分にあった方法を見つけることが大切です。
最近では、運動の記録を行なってくれるスマートウォッチが人気があります。
自分がどの位頑張ったのかを記録してくれたり、有酸素運動を行う時の運動強度の目安になる心拍数の測定も行ってくれます。
こういった道具を取り入れる事も有効だと思います。
とにかく大事な事は継続する事です。
血圧が下がったり、自分の体が健康になっている事はすぐには実感できないと思います。
しかし、血圧は緩やかに下げていく方が体への負担は少ないですし、血圧は長期的に改善する方が良いと言われています。
健康意識が高まれば、食事にも気を使うようになるでしょう。
それにより更に血圧を下げて健康的になり、薬を飲んでいる方は薬を飲まなくて大丈夫になる事もあります。
健康でいる事は何より自分にとってのメリットが大きいです。
日常の中に運動をルーティンとして取り入れることが出来れば、継続する事も辛く無くなります。
まずは、ウォーキング、ランニングなど取り組みやすい有酸素運動から自分に合ったスタイルで始めてみてください。
当たり前のことかもしれませんが、わかっていても継続する事は難しいですよね。
特に高血圧の治療をしている方は医師からも運動を勧められると思います。
しかし多くの方は運動をし始めて、少し続けてから何かしらの理由で断念した経験があるのではないでしょうか?
「仕事や家事が忙しいので運動をする暇がない。」
「運動をしたら筋肉痛になって辛かった。」
「運動しても健康になっていると実感出来なかった。」
このような経験をした方々に向けて今回は運動がもたらすメリットや、継続する為の方法、具体的な運動について書いていこうと思います。
目次
1. 運動がもたらす効果とは?
2. 有酸素運動と無酸素運動、どちらが高血圧に良いのか。
3. 有酸素運動を効率よく継続する為に。
1.運動がもたらす効果とは?
運動をするにあたって、運動が自分にどのような効果をもたらしてくれるのかを知れば、モチベーションを保ちながら運動を続ける事ができると思います。
減量効果
運動をすると減量、つまりダイエット効果があります。
運動の種類には有酸素運動、無酸素運動、柔軟運動などがあります。
それぞれの運動には特徴があり、有酸素運動は、ウォーキングやランニングなど比較的に穏やかな運動で、体内に取り込んだ酸素を使って脂肪を燃焼する減量効果があります。
無酸素運動は、いわゆる筋トレと言われる運動で、筋肉に負荷をかける事で筋肉量を増やすことを目的としています。
筋トレで筋肉量が増えると体が消費するエネルギーが増えて、太りにくい体を作る事が出来ます。
柔軟運動は、ストレッチと言われます。
減量効果を得る為に行ってもあまり効果はありませんが、怪我の予防や疲労回復効果を期待する事が出来ます。
生活習慣病の予防効果
適度な運動をする事で、生活習慣病の予防ができます。
血圧を下げる、血糖値を下げる、悪玉コレステロールを下げる。
これらの3つの働きは運動によって得ることが出来ます。
運動によるインスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きが改善されて血糖値が下がり、運動をする事で中性脂肪が
エネルギーとして消費されて、悪玉コレステロールの低下に繋がります。
また、運動を継続する事で代謝が活発になり、全身の血流が良くなって血圧の低下も期待できます。
気持ちをリフレッシュする効果
運動をした後に気持ち良いと感じたり、気持ちが高ぶる経験は一度は感じた事があると思います。
これは運動により脳内に、ドパミンやセロトニンというホルモンが分泌されるからです。
脳内ホルモンの分泌により清々しい気分になったり、心身の安定を保つ事が出来るようになります。
2.有酸素運動と無酸素運動、どちらが高血圧に良いのか?
結論から言うと、高血圧には有酸素運動運動の方が有効です。
理由としては、無酸素運動は筋肉を効率良く鍛えられると言うメリットがありますが、無酸素運動は心拍数や血圧が上がりやすいので高血圧で他にも動脈硬化などの疾患を持っている人が行うのは危険な場合があります。
そういった病気をお持ちの方は必ず有酸素運動から始めて下さい。
有酸素運動は、自分にあったペースや時間で設定して行う事が出来るので無理の無い範囲で行うことが出来ま
す。
有酸素運動は、心肺機能の向上、血管が広がって血圧が下がるなどの効果が期待できます。
有酸素運動は日本高血圧学会にも治療や予防に効果があるということで推奨されています。
特に血圧低下に良いとされているのは、少しきついと感じる中等度の運動です。
具体的には、
・ウォーキング
・ジョギング
・水泳
・サイクリング
などがあります。
最初は軽めのウォーキングから始めて、徐々に運動強度を上げていって
自分にあった有酸素運動を見つけて高血圧の改善を目指してください。
3.有酸素運動を効率よく継続する為に
有酸素運動で血圧を下げる為に一番大切な事は“継続する事”です。
有酸素運動は、無理なく出来ると言うメリットがありますが成果が出るには時間がかかります。
有酸素運動はがむしゃらに毎日行えば良いというものではありません。
毎日継続すると、体が負荷に慣れてしまって効果が下がると言う報告があります。
なので効果的に継続する為には正しい方法で運動を行う必要があります。
おすすめの有酸素運動の頻度
有酸素運動を行う頻度として適切と言われているのは、2〜3日に一度です。
理由としては、筋肉は48〜72時間休むと回復すると言われています。
疲労が蓄積した状態で無理に運動をすると怪我にも繋がりますので危険です。
実は毎日続けるよりも、適切に休む事が大事なのです。
毎日運動をするのは辛いという方でも、週に2、3回なら少し時間を作って継続する事も出来るのでは無いでしょうか?
ちなみに毎日運動をしたい場合は、運動強度を落として行えば怪我のリスクを下げる事が出来ます。
適切な運動時間
有酸素運動による脂肪燃焼効果が期待できる時間は、20分以上からと言われています。
出来れば30分以上行うことが望ましいが、最初は自分の中で無理のない程度で行って大丈夫です。
また、一日の中で何回かに分けて運動しても血圧の低下が期待できます。
なので朝と夕方に分けて行う事も出来るので、自分のライフスタイルに合わせて時間を作ることが出来ます。
時間がない方は、隙間時間に運動を取り入れてみて下さい。
まとめ
日常の中に有酸素運動を取り込む為には、適切な頻度で自分にあった方法を見つけることが大切です。
最近では、運動の記録を行なってくれるスマートウォッチが人気があります。
自分がどの位頑張ったのかを記録してくれたり、有酸素運動を行う時の運動強度の目安になる心拍数の測定も行ってくれます。
こういった道具を取り入れる事も有効だと思います。
とにかく大事な事は継続する事です。
血圧が下がったり、自分の体が健康になっている事はすぐには実感できないと思います。
しかし、血圧は緩やかに下げていく方が体への負担は少ないですし、血圧は長期的に改善する方が良いと言われています。
健康意識が高まれば、食事にも気を使うようになるでしょう。
それにより更に血圧を下げて健康的になり、薬を飲んでいる方は薬を飲まなくて大丈夫になる事もあります。
健康でいる事は何より自分にとってのメリットが大きいです。
日常の中に運動をルーティンとして取り入れることが出来れば、継続する事も辛く無くなります。
まずは、ウォーキング、ランニングなど取り組みやすい有酸素運動から自分に合ったスタイルで始めてみてください。
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2020年04月21日
【重要】高血圧の方へ〜高血圧の理由とK、Mg、Ca 、食物繊維含有食品の紹介〜
・「最近血圧を測ったらびっくりするくらい高かった。」
・「血圧の薬を飲んで減塩しているのに全然血圧が下がらない。」
・「友人と集まると血圧が上がった、下がったという話をする機会が増えた。」
結構このような経験がある方は多いのではないでしょうか?
それもそのはずで、平成26年に厚生労働省が実施した
「国民健康・栄養調査」によると40歳から70歳までの高血圧有病率(血圧140/90以上もしくは降圧薬を服用している人)の割合は、男性で約60%、女性で約40%だったのです。
さらに、高齢になればなるほど高血圧の人は増えていきます。
高血圧に悩む方に役立つ食事の情報を書いて行こうと思います。
〜目次〜
1. 減塩は必要なのか?減塩しても血圧が下がらない人は多い!?
2. 日本人には高血圧患者が多い理由
3. 高血圧の方におすすめの食材
1.減塩は必要なのか?減塩しても血圧が下がらない人は多い!?
高血圧になったら「塩分を控えて下さい」と飽きるほど病院の先生や家族に言われると思います。
しかし驚くべきことに高血圧の原因は未だに解明されていない部分が多く、
高血圧の要因が塩分だけでは無いので塩分を控えただけでは血圧が下がらない人も多いのです。
実際に日本人高血圧学会が目標値にしている高血圧の方の塩分摂取量は6gです。
6gという目標値を継続すると20%の方は血圧が下がります。
しかし、残りの80%の方は血圧に変化がほとんどないのです。
高血圧には塩分の影響を受けやすいタイプとそうで無いタイプがあります。(食塩感受性高血圧と食塩非感受性高血圧)
では、80%の人は塩分を制限しても無意味なのでは無いかとおもいますよね。
しかし、そんな事はないです。
塩分を控える事は、腎臓で行われている過剰なナトリウムの排出が行われなくなるのを防いで、
結果的に高血圧の予防になっています。
腎臓の他にも、塩分の取りすぎは血管にダメージを与えます。
皆さんが耳にしたことがある動脈硬化も塩分の取りすぎで引き起こされることが知られています。
動脈硬化は進行すれば脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともありますので、
塩分を控えることは血圧を下げるという目的だけではなく、自分を守る為にも大事な事だと言えます。
高血圧の怖いところは、ある程度の血圧までは自覚症状がほとんどないという所です。
サイレントキラーと呼ばれたりもするので、無症状なのに急に取り返しのつかない事になる事もあります。
日常的に減塩を心がける事は自分の命を守るという事に繋がっています。
2.日本人には高血圧患者が多い理由
日本人に高血圧が多い理由は、一番は食文化です。
食卓にはお漬物、梅干し、お味噌汁などが並ぶ事が多いですよね。
塩漬けの梅干し一粒(20g)には約4.5gの塩分が含まれているので、二粒食べれば高血圧の方の目標値の6gを軽く超えてしまいます。
日本人の成人の平均塩分摂取量は10g程と言われているので、高血圧の方が普通の食事をすれば余裕で
オーバーしてしまう事でしょう。
また、日本食は長い歴史があるので、昔の人も塩分の多い食事をしていました。
高血圧は遺伝する事があり、生まれながらに高血圧になりやすい体質の人が日本人には多いんです。
近年では、食の欧米化が進み、内臓脂肪型肥満の方も増えています。
内臓脂肪が増えると、すい臓から大量のインスリンが分泌されるようになります。
インスリンには体からナトリウムが排泄されるのを妨げる働きがあるので、
結果として高血圧を引き起こします。
日本食、遺伝、食の欧米化、その他にも喫煙やストレスなどの要因があり、日本人は高血圧の方が多くなっています。
3.高血圧の方におすすめの食材
血圧を上げない為には減塩が良い事は皆さんわかっていただけたと思います。
ここからは血圧を下げる食材や、おすすめの料理などを紹介していきます。
ポイントになるのは“DASH食“という「高血圧予防の為の食事法」です。
心疾患で亡くなる方が多い米国で考案された食事法で、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルや食物繊維が豊富な野菜や果物、低脂肪の乳製品を積極的にとる事で塩分を体の外に排出して、血圧を下げる事が特徴です。
日本人の場合はこれに加えて魚や大豆製品から良質なタンパク質を摂取する事で血管が丈夫になり、血圧が下がりやすくなるというデータもあります。
ただし、DASH食は治療している病気や服用している薬によっては悪影響を及ぼす場合があるので、主治医や薬剤師に相談してください。
○カリウムを多く含む食材
カリウムはナトリウムを排出して血圧を下げる効果があります。
カリウムを多く含む食材は、
・昆布、わかめ、ひじきなどの海藻類
・インスタントコーヒー
・アボカド
・納豆
などがあります。
ただし、コーヒーはカフェインを多く含むので取りすぎないようにした方が良いです。
○マグネシウムを多く含む食材
マグネシウムには血管を広げて血圧を下げる作用があります。
マグネシウムを多く含む食材は、
・あおさ、青のり、わかめなどの海藻類
・干しエビ
・ココア
などがあります。
○カルシウムを多く含む食材
カルシウムはマグネシウムと一緒に摂取する事で血圧を下げる相乗効果があると言われています。
カルシウムを多く含む食材は、
・干しエビ
・にぼし
・えんどう豆
・チーズ類
・ごま
などがあります。高脂肪のものは摂取しすぎると肥満に繋がるので注意が必要です。
○食物繊維を多く含む食材
水溶性の食物繊維はナトリウム一緒に排出する働きがあります。
食物繊維を多く含む食べ物は、
・しいたけ
・きくらげ
・豆類
・おから
・ごぼう
などがあります。
まとめ
日本人は高血圧の多い人種なので高血圧に悩んでいる人は多いと思います。
高血圧の原因は色々ありますが、減塩はした方が自分の血管や臓器の為には望ましいです。
しかし減塩だけでは血圧が下がらない方もいるので、
ぜひ「高血圧予防の為の食事法」DASH食を心がけてみて下さい。
「血圧が高くても特に異常が無いから大丈夫」
「まだ血圧なんて気にするような歳ではない」
そう思っていても自分の体は少しずつ悲鳴をあげているかもしれませんので、高血圧の為の食事療法を心がけてみてはいかがですか?
今回ご紹介する商品は消費者庁の定める指針に基づき栄養価を徹底管理した健康管理宅配食「メディカルシリーズ」と凍結含浸法という特許技術で作られバナナでもつぶせる柔らかさに仕上げた「やわらかシリーズ」をメインに扱う、健康管理職宅配食になります。
創業15年以上にわたり専門企業として販売しており、総出荷数は600万食を超え、健康管理宅配食の分野では高い知名度を誇る商品です!
さらに、味にこだわりたい方向けに他社にはない”プレミアムシリーズ”という商品もご用意しております。
食事制限をかなりしないといけない方や少しだけ抑えなければいけない方など、幅広く対応する商品を用意しています。
お勧めできる対象は糖尿病、腎臓病、高血圧など生活習慣病により食事での栄養価の制限が必要な方や噛む力や飲み込む力が弱い方です。
コロナで外出がしづらいこんな時に、健康的な食生活の一助としていただければ嬉しいです。(下にリンクがあります)
・「血圧の薬を飲んで減塩しているのに全然血圧が下がらない。」
・「友人と集まると血圧が上がった、下がったという話をする機会が増えた。」
結構このような経験がある方は多いのではないでしょうか?
それもそのはずで、平成26年に厚生労働省が実施した
「国民健康・栄養調査」によると40歳から70歳までの高血圧有病率(血圧140/90以上もしくは降圧薬を服用している人)の割合は、男性で約60%、女性で約40%だったのです。
さらに、高齢になればなるほど高血圧の人は増えていきます。
高血圧に悩む方に役立つ食事の情報を書いて行こうと思います。
〜目次〜
1. 減塩は必要なのか?減塩しても血圧が下がらない人は多い!?
2. 日本人には高血圧患者が多い理由
3. 高血圧の方におすすめの食材
1.減塩は必要なのか?減塩しても血圧が下がらない人は多い!?
高血圧になったら「塩分を控えて下さい」と飽きるほど病院の先生や家族に言われると思います。
しかし驚くべきことに高血圧の原因は未だに解明されていない部分が多く、
高血圧の要因が塩分だけでは無いので塩分を控えただけでは血圧が下がらない人も多いのです。
実際に日本人高血圧学会が目標値にしている高血圧の方の塩分摂取量は6gです。
6gという目標値を継続すると20%の方は血圧が下がります。
しかし、残りの80%の方は血圧に変化がほとんどないのです。
高血圧には塩分の影響を受けやすいタイプとそうで無いタイプがあります。(食塩感受性高血圧と食塩非感受性高血圧)
では、80%の人は塩分を制限しても無意味なのでは無いかとおもいますよね。
しかし、そんな事はないです。
塩分を控える事は、腎臓で行われている過剰なナトリウムの排出が行われなくなるのを防いで、
結果的に高血圧の予防になっています。
腎臓の他にも、塩分の取りすぎは血管にダメージを与えます。
皆さんが耳にしたことがある動脈硬化も塩分の取りすぎで引き起こされることが知られています。
動脈硬化は進行すれば脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともありますので、
塩分を控えることは血圧を下げるという目的だけではなく、自分を守る為にも大事な事だと言えます。
高血圧の怖いところは、ある程度の血圧までは自覚症状がほとんどないという所です。
サイレントキラーと呼ばれたりもするので、無症状なのに急に取り返しのつかない事になる事もあります。
日常的に減塩を心がける事は自分の命を守るという事に繋がっています。
2.日本人には高血圧患者が多い理由
日本人に高血圧が多い理由は、一番は食文化です。
食卓にはお漬物、梅干し、お味噌汁などが並ぶ事が多いですよね。
塩漬けの梅干し一粒(20g)には約4.5gの塩分が含まれているので、二粒食べれば高血圧の方の目標値の6gを軽く超えてしまいます。
日本人の成人の平均塩分摂取量は10g程と言われているので、高血圧の方が普通の食事をすれば余裕で
オーバーしてしまう事でしょう。
また、日本食は長い歴史があるので、昔の人も塩分の多い食事をしていました。
高血圧は遺伝する事があり、生まれながらに高血圧になりやすい体質の人が日本人には多いんです。
近年では、食の欧米化が進み、内臓脂肪型肥満の方も増えています。
内臓脂肪が増えると、すい臓から大量のインスリンが分泌されるようになります。
インスリンには体からナトリウムが排泄されるのを妨げる働きがあるので、
結果として高血圧を引き起こします。
日本食、遺伝、食の欧米化、その他にも喫煙やストレスなどの要因があり、日本人は高血圧の方が多くなっています。
3.高血圧の方におすすめの食材
血圧を上げない為には減塩が良い事は皆さんわかっていただけたと思います。
ここからは血圧を下げる食材や、おすすめの料理などを紹介していきます。
ポイントになるのは“DASH食“という「高血圧予防の為の食事法」です。
心疾患で亡くなる方が多い米国で考案された食事法で、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルや食物繊維が豊富な野菜や果物、低脂肪の乳製品を積極的にとる事で塩分を体の外に排出して、血圧を下げる事が特徴です。
日本人の場合はこれに加えて魚や大豆製品から良質なタンパク質を摂取する事で血管が丈夫になり、血圧が下がりやすくなるというデータもあります。
ただし、DASH食は治療している病気や服用している薬によっては悪影響を及ぼす場合があるので、主治医や薬剤師に相談してください。
○カリウムを多く含む食材
カリウムはナトリウムを排出して血圧を下げる効果があります。
カリウムを多く含む食材は、
・昆布、わかめ、ひじきなどの海藻類
・インスタントコーヒー
・アボカド
・納豆
などがあります。
ただし、コーヒーはカフェインを多く含むので取りすぎないようにした方が良いです。
○マグネシウムを多く含む食材
マグネシウムには血管を広げて血圧を下げる作用があります。
マグネシウムを多く含む食材は、
・あおさ、青のり、わかめなどの海藻類
・干しエビ
・ココア
などがあります。
○カルシウムを多く含む食材
カルシウムはマグネシウムと一緒に摂取する事で血圧を下げる相乗効果があると言われています。
カルシウムを多く含む食材は、
・干しエビ
・にぼし
・えんどう豆
・チーズ類
・ごま
などがあります。高脂肪のものは摂取しすぎると肥満に繋がるので注意が必要です。
○食物繊維を多く含む食材
水溶性の食物繊維はナトリウム一緒に排出する働きがあります。
食物繊維を多く含む食べ物は、
・しいたけ
・きくらげ
・豆類
・おから
・ごぼう
などがあります。
まとめ
日本人は高血圧の多い人種なので高血圧に悩んでいる人は多いと思います。
高血圧の原因は色々ありますが、減塩はした方が自分の血管や臓器の為には望ましいです。
しかし減塩だけでは血圧が下がらない方もいるので、
ぜひ「高血圧予防の為の食事法」DASH食を心がけてみて下さい。
「血圧が高くても特に異常が無いから大丈夫」
「まだ血圧なんて気にするような歳ではない」
そう思っていても自分の体は少しずつ悲鳴をあげているかもしれませんので、高血圧の為の食事療法を心がけてみてはいかがですか?
〜商品紹介〜
今回ご紹介する商品は消費者庁の定める指針に基づき栄養価を徹底管理した健康管理宅配食「メディカルシリーズ」と凍結含浸法という特許技術で作られバナナでもつぶせる柔らかさに仕上げた「やわらかシリーズ」をメインに扱う、健康管理職宅配食になります。
創業15年以上にわたり専門企業として販売しており、総出荷数は600万食を超え、健康管理宅配食の分野では高い知名度を誇る商品です!
さらに、味にこだわりたい方向けに他社にはない”プレミアムシリーズ”という商品もご用意しております。
食事制限をかなりしないといけない方や少しだけ抑えなければいけない方など、幅広く対応する商品を用意しています。
お勧めできる対象は糖尿病、腎臓病、高血圧など生活習慣病により食事での栄養価の制限が必要な方や噛む力や飲み込む力が弱い方です。
コロナで外出がしづらいこんな時に、健康的な食生活の一助としていただければ嬉しいです。(下にリンクがあります)
2020年04月20日
【必見!】糖尿病の人がたくさん食べてもいいもの
糖尿病の治療をする上で避けては通れないのが・・・
食事療法
ですよね。
「あなたの食事こそあなた自身の薬である。」
医学の祖ヒポクラテスはこのように言っていました。
しかし、糖尿病の治療をしている人のうち食べ物の事を考えてストレスを感じる方も多いと思います。
何を食べたらいいのわからない。
たくさん食べて、満腹感がないと満足出来ない。
けど体重は減らしたいしHbA1cも上げたくない。
そんな方に見て頂きたい記事になっています。
〜目次〜
1. GI値を知るとたくさん食べられるものが見えてくる。
2. GI値の低い食べ物はどんなものがあるの?
1. GI値を知るとたくさん食べられるものが見えてくる。
<GI値とは?>
「グリセミックインデックス」の略称。食べた食品が消化された際にどの位血糖値を上昇させるかを示した血糖上昇の指標です。
<GI値が高い食べ物を食べるとどうなるのか?>
食べ物を食べると体内ではインスリンが分泌されます。
GI値が高い食べ物を食べると体内では血糖値を下げるためにインスリンの分泌が多くなり、更にインスリンの働きで脂肪を蓄積させるという事が起こります。
つまりGI値が高いもの=太りやすくて、血糖を上げやすい食べ物と言っても過言ではありません。
つまり食べるものGI値の低いものにできれば、インスリンの過剰な分泌を抑えて、太りにくく糖尿病を悪化させにくい食事にすることが出来て、今まで食べていた量よりたくさん食べても大丈夫に出来るのです。
<主な食品のGI値>
図のように、主食になる小麦パン、ご飯などはGI値が高いのでたくさん食べると血糖が一気に上昇しやすい食材になります。野菜だとじゃがいもはGI値が高いので注意が必要ですね。
次に低GI値の食品について解説していこうと思います。
2. GI値の低い食べ物はどんなものがあるの?
<主食でおすすめの低GI食品>
○玄米
穀類は全体的にGI値が高いのですが、玄米はGI値55と主食の中で低い食品です。
食物繊維やビタミンB群、ミネラルも含まれるので健康にも良いしたくさん食べてもパンや白米と比べると血糖上昇は穏やかだし、太りにくいといえます。
○全粒粉を使ったパスタ
小麦粉を使ったパスタはGI値が高いのですが、全粒粉を使ったものだとGI値は50程になります。
食物繊維も入っていて食べ応えもあるので満腹感も得られると思います。
○オートミール
原材料は麦で、アスリートやセレブにも好んで食べられる主食です。GI値は55と主食の中では低めです。食物繊維が豊富に含まれており貧血予防に必要な鉄分や、カルシウムビタミンB1など美容と健康に欠かせない様々な栄養素を含んでいます。味付けも色々アレンジができるし、食感もプチプチしているので飽きずに食べることができます。
<野菜でおすすめの低GI食品>
○キノコ類
キノコは低カロリーで食物繊維も豊富です。料理のかさ増しにも活躍するのでたくさん食べたい時の強い味方になってくれる頼もしい野菜です。しいたけ、エノキ、ブナシメジ、マイタケ等のキノコ類は食物繊維を豊富に含んでいて血糖上昇を抑える効果が期待できます。
○豆類
豆類も低カロリーでGI値も低い食品なので、たくさん食べても血糖が急激に上がりにくい食材です。
野菜の中ではタンパク質を豊富に含んでいるので、運動と合わせると筋肉を付けることにも繋がります。
ヒヨコ豆、大豆、インゲン豆などは、スープやサラダに入れる具材として大変優れた食材です。
<その他おすすめの低GI食品>
○果物
特に朝や空腹時に摂取する果物は、とても良いです。果物に入っている糖は、「果糖」と言われるもので、他の糖と違ってインスリンを分泌させる作用がありません。空腹時に果物を食べれば、インスリンが分泌されず摂取したエネルギーはそのまま体で使われます。ただし注意が必要なのは、満腹時に食べれば中性脂肪になりますし、他の食べ物を一緒に食べればインスリンが分泌されるので空腹時に果物だけをたくさん食べることをおすすめします。
○糖質ゼロ食品
糖質が無ければインスリンが分泌されることはないので、血糖の上昇も無ければ体重の増加もありません。しかしエネルギーになる食品を摂取しないと健康には良くないので、普段の食事で物足りない時やおやつを我慢できない時に補助的に食べるくらいが良いです。
<まとめ>
糖尿病の人は、おそらく食べる事が好きな人が多いと思います。
しかし、
「診察の時に数値が上がっていたらどうしよう」
「食べたいけど太ってしまうかも。」
など色々考えると美味しい食事も素直に楽しめないですよね。
しかし、食べるものを少し変えるだけで太りにくい食事に出来るなら
ちょっとだけやってみようかな?
という気になりませんか?
糖尿病の人がたくさん食べてもいいものは、GI値が低いものです。普段食べている食事の一部を、今回紹介した食材に置き換えることで糖質制限やカロリー制限とは違う食事療法ができるのではないでしょうか?
ただしGI値が低いものならたくさん食べてもいいとはいえ、限度はありますのでご注意下さい。
それでも食後の血糖値が気になる方に上記の商品もお勧めします。
日頃の血糖値をコントロールするために是非ご利用ください。
2020年03月15日
うつ病治療〜うつ病とセットになりやすい不安障害について〜
今回はうつ病に合併しやすい不安障害についてお話しします。
うつ病患者はその約半数という高い割合で不安障害を合併することが知られています。
また、不安障害を合併したうつ病は重症化、慢性化しやすく自殺率も高くなると言われています。
不安障害とは明確な対象を持たない恐れの感情が長期にわたり継続し、日常生活に支障をきたす状態を言います。
不安障害には強迫性障害、パニック障害、社会不安障害などがあります。
強迫性障害とは、馬鹿げていると理解しているものの繰り返し頭に浮かぶ不快な考え、強迫観念を回避するため、自分の意思に反して同じ行動を繰り返してしまう強迫行為がみられます。
強迫観念とは例えば、動物の糞やゴキブリなど不潔なものを目の前に見て頭から離れなくなり、自分の手や服が汚れているのではとの想いを抱き続ける。といった具合のものです。さらには、自分が伝染病にかかるのではないかと考えが及んでしまっているような、こだわりの考えです。
そして、この強迫観念による不安を打ち消すために脅迫行為として手洗いを必要以上に繰り返す、衣服を何度も着替えて洗濯するなどといった行為がみられます。
重症になるとこの脅迫行為が1日に数時間にも及び、家事や仕事などの日常生活に支障をきたすようになります。
パニック障害は突然何の前触れもなく胸がドキドキする締め付けられる息が苦しいなどの自律神経症状が複数現れ、同時に死の恐怖を抱くなどのパニック発作を起こします。
このパニック発作は発症してから10分以内でピークに達し10分から1時間以内に収まりますがその後も繰り返し起こります。そのため、外に出るとまた恐ろしい発作が起こるのではないかと強い不安を抱くようになり、発作を恐れて家に閉じこもり、2年間にわたって一人で外出できなくなるなど日常生活に支障をきたすようになります。
社会不安障害は人前で話す、電話に出る、初対面の人に挨拶するなどの社交的場面で自分は恥をかき恥ずかしい思いをするのではないかと強い不安を感じて心や体に様々な症状が現れる病気です。
例えば、結婚式のスピーチで依頼された時点から強いプレッシャーを感じて苦しい日々を過ごし、結婚式の当日ではマイクの前に立ったものの恐怖感により極度に緊張して手足が震える、声が震える、顔が赤くなる、動悸がする、口が渇くなどの症状が現れスピーチができなくなってしまうというようなことです。
そして、次第に人目を浴びるような社交的場面を避けるようになり日常生活にも支障をきたすようになります。
次に、うつ病の受診状況と自殺との関係について見てまいります。
うつ病は早期発見、早期治療が早期回復のもとになります。
しかし、うつ病は患者自身や周囲の人が症状に気がつかないことが多いため、うつ病を発症していながら医療機関への受診率は27%と低く、7割以上の患者は医療機関を受診していないと言われています。
また、うつ病を発症している患者が初めて受診した診療科についての調査では、患者が専門家である心療内科や精神科を受診した頻度は合わせて約10%にすぎず、ほとんどが専門家以外の内科でありその他に婦人科、脳外科、耳鼻科、整形外科などといったところに受診しています。
このように十分な診療を受けていない患者が非常に多いのが現状です。
そのため、患者の多くは病状が悪化して日常生活に支障をきたし挙句は自殺に追い込んでしまうことになっています。
平成21年度警察庁自殺の概要によると自殺の原因として健康問題が15867件65%と他の問題に比べて最も高い頻度を示しています。その中でうつ病によるものが6949件44%と圧倒的に高い頻度を占めています。
また、自殺した人の数は1997年頃まで年間2万人代前半でしたが1998年から現在では3万人を超え、高い水準で推移しています。
さらに、自殺が未遂に終わった人の数は少なく見積もっても自殺死亡者の10倍は存在すると推定されていることから、自殺を試みた人の数は年間約20万人以上にのぼることが予想されています。
自殺を防止する観点から考えると自殺の原因として最も頻度の高いうつ病への対策が重要な課題と言えます。
以上でうつ病の治療についてのお話しが終わりになります。自殺についても少し摘もうと思いまして最後に載せておきました。
文字数が多くて読みづらいかと思いますので今後徐々に修正、校正していきますね。画像も入れていきます。
次回は「うつ病治療薬の効き方・使い方」についてお話ししていきます。
お読みいただきありがとうございました。健康でいられることを祈りつつ。
うつ病患者はその約半数という高い割合で不安障害を合併することが知られています。
また、不安障害を合併したうつ病は重症化、慢性化しやすく自殺率も高くなると言われています。
不安障害とは明確な対象を持たない恐れの感情が長期にわたり継続し、日常生活に支障をきたす状態を言います。
不安障害には強迫性障害、パニック障害、社会不安障害などがあります。
強迫性障害とは、馬鹿げていると理解しているものの繰り返し頭に浮かぶ不快な考え、強迫観念を回避するため、自分の意思に反して同じ行動を繰り返してしまう強迫行為がみられます。
強迫観念とは例えば、動物の糞やゴキブリなど不潔なものを目の前に見て頭から離れなくなり、自分の手や服が汚れているのではとの想いを抱き続ける。といった具合のものです。さらには、自分が伝染病にかかるのではないかと考えが及んでしまっているような、こだわりの考えです。
そして、この強迫観念による不安を打ち消すために脅迫行為として手洗いを必要以上に繰り返す、衣服を何度も着替えて洗濯するなどといった行為がみられます。
重症になるとこの脅迫行為が1日に数時間にも及び、家事や仕事などの日常生活に支障をきたすようになります。
パニック障害は突然何の前触れもなく胸がドキドキする締め付けられる息が苦しいなどの自律神経症状が複数現れ、同時に死の恐怖を抱くなどのパニック発作を起こします。
このパニック発作は発症してから10分以内でピークに達し10分から1時間以内に収まりますがその後も繰り返し起こります。そのため、外に出るとまた恐ろしい発作が起こるのではないかと強い不安を抱くようになり、発作を恐れて家に閉じこもり、2年間にわたって一人で外出できなくなるなど日常生活に支障をきたすようになります。
社会不安障害は人前で話す、電話に出る、初対面の人に挨拶するなどの社交的場面で自分は恥をかき恥ずかしい思いをするのではないかと強い不安を感じて心や体に様々な症状が現れる病気です。
例えば、結婚式のスピーチで依頼された時点から強いプレッシャーを感じて苦しい日々を過ごし、結婚式の当日ではマイクの前に立ったものの恐怖感により極度に緊張して手足が震える、声が震える、顔が赤くなる、動悸がする、口が渇くなどの症状が現れスピーチができなくなってしまうというようなことです。
そして、次第に人目を浴びるような社交的場面を避けるようになり日常生活にも支障をきたすようになります。
次に、うつ病の受診状況と自殺との関係について見てまいります。
うつ病は早期発見、早期治療が早期回復のもとになります。
しかし、うつ病は患者自身や周囲の人が症状に気がつかないことが多いため、うつ病を発症していながら医療機関への受診率は27%と低く、7割以上の患者は医療機関を受診していないと言われています。
また、うつ病を発症している患者が初めて受診した診療科についての調査では、患者が専門家である心療内科や精神科を受診した頻度は合わせて約10%にすぎず、ほとんどが専門家以外の内科でありその他に婦人科、脳外科、耳鼻科、整形外科などといったところに受診しています。
このように十分な診療を受けていない患者が非常に多いのが現状です。
そのため、患者の多くは病状が悪化して日常生活に支障をきたし挙句は自殺に追い込んでしまうことになっています。
平成21年度警察庁自殺の概要によると自殺の原因として健康問題が15867件65%と他の問題に比べて最も高い頻度を示しています。その中でうつ病によるものが6949件44%と圧倒的に高い頻度を占めています。
また、自殺した人の数は1997年頃まで年間2万人代前半でしたが1998年から現在では3万人を超え、高い水準で推移しています。
さらに、自殺が未遂に終わった人の数は少なく見積もっても自殺死亡者の10倍は存在すると推定されていることから、自殺を試みた人の数は年間約20万人以上にのぼることが予想されています。
自殺を防止する観点から考えると自殺の原因として最も頻度の高いうつ病への対策が重要な課題と言えます。
以上でうつ病の治療についてのお話しが終わりになります。自殺についても少し摘もうと思いまして最後に載せておきました。
文字数が多くて読みづらいかと思いますので今後徐々に修正、校正していきますね。画像も入れていきます。
次回は「うつ病治療薬の効き方・使い方」についてお話ししていきます。
お読みいただきありがとうございました。健康でいられることを祈りつつ。
うつ病治療〜診断ってどうやってやっているの?、自分ももしかしたら・・・?〜
今回はうつ病の診断の流れについてお話しします。
診断の流れとしてうつ病が想定される場合にはまず、外来受診前などに患者が記入した自己評価表でどのような症状があるのかを確認します。
自己評価表は診断の補助手段としてよく用いられており、厚生労働省による心の健康度自己評価表やうつ病自己評価尺度、SDS ベック、うつ病自己評価尺度 、BDI、 こころとからだの質問票 、PHQ9などがあります。
ここではこれらの評価方の中から心の健康度自己評価表について紹介します。
心の健康度自己評価表は A B C の三項目合わせて8問からなり回答方法は「はい」「いいえ」で答える簡単なものです。
A項目は抑うつ気分意欲や興味の喪失、罪責感、倦怠感などに関する質問
B項目は自殺への思いに関する質問
C項目はうつ病の原因となるエピソードに関する質問
となっています。
A項目では1から5番の質問のうち回答の箇所が二つ以上選択された場合、または B 項目では6番と7番のどちらか一つでも回答された場合、また C 項目の8番が「はい」と回答され、その記載内容に配偶者や家族の死亡親戚や近隣の人の自殺医療機関からの退院などが当てはまる場合、すなわち A 項目から C 項目のいずれかに該当すればうつ病が考えられ、専門医による診療が進められます。
次に、問診では精神症状、身体症状、過去のエピソードなど現病歴を確認します。合わせて、治療歴、生活歴、家族歴、身体疾患歴、薬物歴や家庭環境、自覚している性格なども確認します。
次に、うつや不眠などの原因となる身体疾患などがないかを確認するために身体検査や血液検査などが行われます。
必要に応じて脳梗塞や認知症などの身体疾患との鑑別のために、脳波 CT、 MRI などの画像検査を行うこともあります。
そして、自己評価票と問診で確認された内容および臨床検査による身体疾患の除外などを総合的に判断した上でうつ病の診断基準に基づいた診断が行われます。
うつ病の診断基準は精神科医療の現場において米国精神医学会の DSM 4診断基準もしくは世界保健機構 WHOの作成した ICD 10の診断基準が多く用いられています。
厚生労働省地域におけるうつ病対策検討会で発表されているうつ対応マニュアルでは DSM 4が用いられていることからここでは DSM 4の診断基準について紹介します。
DSM 4の診断基準では、うつ病は気分障害の一つとして分類されています。
気分障害はうつ病性障害と双極性障害に分けられ、さらにうつ病性障害は大うつ病性障害、気分変調性障害、特定不能のうつ病性障害に分けられています。
この内、大うつ病性障害がいわゆるうつ病を指します。
そして、大うつ病性障害の診断基準を満たさず、軽いうつ状態が慢性的に続く場合を気分変調性障害、それ以外を特定不能のうつ病性障害と分類されています。
双極性障害は気分が高まる躁状態と気分が沈むうつ状態が繰り返し現れるのが特徴です。
かつては躁鬱病と呼ばれていましたが、現在では双極性障害という病名が使われています。
双極性障害はうつ状態から始まることが多く軽い躁状態が認識されないことがあるためうつ病と見分けがつきにくいケースも多くあります。
双極性障害とうつ病は治療法が根本的に違うため、初心者には躁状態のエピソード既往歴を十分に確認して鑑別することが大切です。
DSM 4診断基準によるうつ病の診断では基本的症状としてA項目と B 項目を合わせて9つの症状により判定されます。
A項目の抑うつ気分と興味または喜びの喪失はうつ病の必須症状とされており、うつ病であれば少なくともどちらかの症状を有しています。
B 項目では食欲の減退あるいは増加、睡眠障害、不眠あるいは睡眠過多、精神運動の障害、強い焦燥感、運動の静止、疲れやすさ、気力の減退、強い罪責感、思考力や集中力の低下、自殺への思いが挙げられています。
うつ病の診断では A 項目と B 項目を合わせて合計1つ以上の項目に該当していることが条件です。
また、症状が現れる期間はほとんどが一日中毎日見られ、2週間以上持続していること、障害の強さについては症状のために精神的もしくは社会的な障害が生じていることとそれぞれ基準を満たすことが必要です。
以上の条件を満たしている場合にうつ病と診断されます。
そして、うつ病と診断された場合にはハミルトンの抑うつ評価尺度などを用いて、重症度の評価が行われます。
ハミルトンの抑うつ評価尺度はうつ病の重症度を表す17項目で構成された17項目版とこれにうつ病の種類などを表す四項目を追加した21項目版があります。
一般には、17項目版が用いられており、評価項目の合計点が23点以上を最重症、19から22点を重症、14から18点を重等症、8から13点を軽症、7点以下を正常と評価しています。
また、この重症度の評価は薬物療法などによる治療効果の判定基準にも用いられています。
以上になります。お疲れ様でした!(画像は後ほど入れていきます。早めに伝えたいので早めにブログに載せさせていただきます。)
診断内容は難しい部分が多く、読むのに苦労してしまったかもしれません。。
当てはまる症状があればすぐ受診!という流れで気軽に受診するようにしてくださいね。
次回はうつ病治療に関して最後になります。「うつ病に合併しやすい不安障害」について記事にします。
その後、薬の服薬指導について書いていきますね。薬の効き方、薬の特徴についてまとめますのでお楽しみに。
ありがとうございました。
診断の流れとしてうつ病が想定される場合にはまず、外来受診前などに患者が記入した自己評価表でどのような症状があるのかを確認します。
自己評価表は診断の補助手段としてよく用いられており、厚生労働省による心の健康度自己評価表やうつ病自己評価尺度、SDS ベック、うつ病自己評価尺度 、BDI、 こころとからだの質問票 、PHQ9などがあります。
ここではこれらの評価方の中から心の健康度自己評価表について紹介します。
心の健康度自己評価表は A B C の三項目合わせて8問からなり回答方法は「はい」「いいえ」で答える簡単なものです。
A項目は抑うつ気分意欲や興味の喪失、罪責感、倦怠感などに関する質問
B項目は自殺への思いに関する質問
C項目はうつ病の原因となるエピソードに関する質問
となっています。
A項目では1から5番の質問のうち回答の箇所が二つ以上選択された場合、または B 項目では6番と7番のどちらか一つでも回答された場合、また C 項目の8番が「はい」と回答され、その記載内容に配偶者や家族の死亡親戚や近隣の人の自殺医療機関からの退院などが当てはまる場合、すなわち A 項目から C 項目のいずれかに該当すればうつ病が考えられ、専門医による診療が進められます。
次に、問診では精神症状、身体症状、過去のエピソードなど現病歴を確認します。合わせて、治療歴、生活歴、家族歴、身体疾患歴、薬物歴や家庭環境、自覚している性格なども確認します。
次に、うつや不眠などの原因となる身体疾患などがないかを確認するために身体検査や血液検査などが行われます。
必要に応じて脳梗塞や認知症などの身体疾患との鑑別のために、脳波 CT、 MRI などの画像検査を行うこともあります。
そして、自己評価票と問診で確認された内容および臨床検査による身体疾患の除外などを総合的に判断した上でうつ病の診断基準に基づいた診断が行われます。
うつ病の診断基準は精神科医療の現場において米国精神医学会の DSM 4診断基準もしくは世界保健機構 WHOの作成した ICD 10の診断基準が多く用いられています。
厚生労働省地域におけるうつ病対策検討会で発表されているうつ対応マニュアルでは DSM 4が用いられていることからここでは DSM 4の診断基準について紹介します。
DSM 4の診断基準では、うつ病は気分障害の一つとして分類されています。
気分障害はうつ病性障害と双極性障害に分けられ、さらにうつ病性障害は大うつ病性障害、気分変調性障害、特定不能のうつ病性障害に分けられています。
この内、大うつ病性障害がいわゆるうつ病を指します。
そして、大うつ病性障害の診断基準を満たさず、軽いうつ状態が慢性的に続く場合を気分変調性障害、それ以外を特定不能のうつ病性障害と分類されています。
双極性障害は気分が高まる躁状態と気分が沈むうつ状態が繰り返し現れるのが特徴です。
かつては躁鬱病と呼ばれていましたが、現在では双極性障害という病名が使われています。
双極性障害はうつ状態から始まることが多く軽い躁状態が認識されないことがあるためうつ病と見分けがつきにくいケースも多くあります。
双極性障害とうつ病は治療法が根本的に違うため、初心者には躁状態のエピソード既往歴を十分に確認して鑑別することが大切です。
DSM 4診断基準によるうつ病の診断では基本的症状としてA項目と B 項目を合わせて9つの症状により判定されます。
A項目の抑うつ気分と興味または喜びの喪失はうつ病の必須症状とされており、うつ病であれば少なくともどちらかの症状を有しています。
B 項目では食欲の減退あるいは増加、睡眠障害、不眠あるいは睡眠過多、精神運動の障害、強い焦燥感、運動の静止、疲れやすさ、気力の減退、強い罪責感、思考力や集中力の低下、自殺への思いが挙げられています。
うつ病の診断では A 項目と B 項目を合わせて合計1つ以上の項目に該当していることが条件です。
また、症状が現れる期間はほとんどが一日中毎日見られ、2週間以上持続していること、障害の強さについては症状のために精神的もしくは社会的な障害が生じていることとそれぞれ基準を満たすことが必要です。
以上の条件を満たしている場合にうつ病と診断されます。
そして、うつ病と診断された場合にはハミルトンの抑うつ評価尺度などを用いて、重症度の評価が行われます。
ハミルトンの抑うつ評価尺度はうつ病の重症度を表す17項目で構成された17項目版とこれにうつ病の種類などを表す四項目を追加した21項目版があります。
一般には、17項目版が用いられており、評価項目の合計点が23点以上を最重症、19から22点を重症、14から18点を重等症、8から13点を軽症、7点以下を正常と評価しています。
また、この重症度の評価は薬物療法などによる治療効果の判定基準にも用いられています。
以上になります。お疲れ様でした!(画像は後ほど入れていきます。早めに伝えたいので早めにブログに載せさせていただきます。)
診断内容は難しい部分が多く、読むのに苦労してしまったかもしれません。。
当てはまる症状があればすぐ受診!という流れで気軽に受診するようにしてくださいね。
次回はうつ病治療に関して最後になります。「うつ病に合併しやすい不安障害」について記事にします。
その後、薬の服薬指導について書いていきますね。薬の効き方、薬の特徴についてまとめますのでお楽しみに。
ありがとうございました。
うつ病治療〜分かってもらいたい!症状とその特徴について〜
今回は鬱病の症状とその特徴についてお話しします。
うつ病の症状と言うと精神症状に限って考えてしまいがちですが、精神症状のみならず身体症状も現れます。
精神症状には抑うつ気分、興味や喜びの喪失、思考や集中力の低下、気力の減退、精神運動の障害、罪責感、自殺への思いなどが見られます。
抑うつ気分は憂鬱気分が落ち込む、悲しくなるなどでうつ病では強く現れる症状です。
うつ病の症状には抑うつ気分によく似た言葉でうつ状態という言葉がよく使われています。
このうつ状態とは、抑うつ気分以外にも様々な症状が見られますがうつ病とまだ診断されていない状態を言います。
また、何をやっていてもつまらなく思える、今まで好きだった趣味も楽しく感じられなくなり物事に集中できなくなる、仕事でミスが多くなる、簡単なことがなかなか決められなくなります。
そして、毎日の生活に張りが感じられず着替えるお風呂に入るなど、日常生活は億劫になってきます。
じっと座っていられずイライラするといった焦燥感が強く現れ体の動きが遅くなる、口数が少なくなるなどの症状も見られます。
また、自分は価値のない人間と考える、何でも悪い方に考える、必要以上に自分を責めるようになります。
挙句は死にたいと自殺への思いなどを抱き、自殺に走ることもあります。
身体症状には睡眠障害、食欲低下・増加、全身倦怠感、頭痛、腰痛などが見られます。
寝つきが悪く、朝早く目が覚めるなどの不眠状態が続いたり、逆に長時間眠り続けてしまう場合もあります。
また、何を食べても美味しくないと感じたり砂を噛んでいるようだと感じて食欲もなくなり一週間に1 kg 以上痩せることもあります。
逆に、何かを口に入れていないと安心できないため過食になり太り過ぎることもあります。
体がだるく感じたり動いていないのに疲れやすくなります。
また、頭痛や腰痛が一日中持続し、それが何日も続き鎮痛薬は効かないことが多くあります。
さらに、腰痛の場合は体を動かしていても横になっていても痛みを感じることがあります。
今日では、うつ病では朝は調子が悪く午後から夜にかけて徐々に回復するという日内変動がよく見られます。
人によっては朝は調子が良く夕方くらいから悪くなることもあります。
これらはうつ病の初期によく見られます。
気分が一日中落ち込んでいるわけではないため、患者はうつ病ではなく気分の問題だと考えてしまい、病気の発見が遅れてしまうこともあります。
また、初診時に患者が訴えてきた症状と医師が確認した症状が異なることがあります。
患者は主に睡眠障害などの身体症状を訴え、意欲興味の減退などの精神症状を訴えることはごくわずかです。
このように、うつ病の症状が抑うつ気分などの精神症状があるにも関わらず、痛みや倦怠感などの身体症状が強く現れるため精神症状を見逃されてしまいがちです。
こうした状態は抑うつ症状が身体症状の仮面に隠れているという意味で仮面うつ病と言われており、うつ病とは気づかれにくく放置されやすいため注意が必要です。
以上を踏まえて、心当たりがあるかたは積極的に心療内科を受診し治療に専念することをお勧めいたします。
受診したからといって病気に関する守秘義務は守られますので安心して受診してくださいね!
次回は「うつ病の診断の流れ」についてお話しします。
今回もお読みいただきありがとうございました。
うつ病の症状と言うと精神症状に限って考えてしまいがちですが、精神症状のみならず身体症状も現れます。
精神症状には抑うつ気分、興味や喜びの喪失、思考や集中力の低下、気力の減退、精神運動の障害、罪責感、自殺への思いなどが見られます。
抑うつ気分は憂鬱気分が落ち込む、悲しくなるなどでうつ病では強く現れる症状です。
うつ病の症状には抑うつ気分によく似た言葉でうつ状態という言葉がよく使われています。
このうつ状態とは、抑うつ気分以外にも様々な症状が見られますがうつ病とまだ診断されていない状態を言います。
また、何をやっていてもつまらなく思える、今まで好きだった趣味も楽しく感じられなくなり物事に集中できなくなる、仕事でミスが多くなる、簡単なことがなかなか決められなくなります。
そして、毎日の生活に張りが感じられず着替えるお風呂に入るなど、日常生活は億劫になってきます。
じっと座っていられずイライラするといった焦燥感が強く現れ体の動きが遅くなる、口数が少なくなるなどの症状も見られます。
また、自分は価値のない人間と考える、何でも悪い方に考える、必要以上に自分を責めるようになります。
挙句は死にたいと自殺への思いなどを抱き、自殺に走ることもあります。
身体症状には睡眠障害、食欲低下・増加、全身倦怠感、頭痛、腰痛などが見られます。
寝つきが悪く、朝早く目が覚めるなどの不眠状態が続いたり、逆に長時間眠り続けてしまう場合もあります。
また、何を食べても美味しくないと感じたり砂を噛んでいるようだと感じて食欲もなくなり一週間に1 kg 以上痩せることもあります。
逆に、何かを口に入れていないと安心できないため過食になり太り過ぎることもあります。
体がだるく感じたり動いていないのに疲れやすくなります。
また、頭痛や腰痛が一日中持続し、それが何日も続き鎮痛薬は効かないことが多くあります。
さらに、腰痛の場合は体を動かしていても横になっていても痛みを感じることがあります。
今日では、うつ病では朝は調子が悪く午後から夜にかけて徐々に回復するという日内変動がよく見られます。
人によっては朝は調子が良く夕方くらいから悪くなることもあります。
これらはうつ病の初期によく見られます。
気分が一日中落ち込んでいるわけではないため、患者はうつ病ではなく気分の問題だと考えてしまい、病気の発見が遅れてしまうこともあります。
また、初診時に患者が訴えてきた症状と医師が確認した症状が異なることがあります。
患者は主に睡眠障害などの身体症状を訴え、意欲興味の減退などの精神症状を訴えることはごくわずかです。
このように、うつ病の症状が抑うつ気分などの精神症状があるにも関わらず、痛みや倦怠感などの身体症状が強く現れるため精神症状を見逃されてしまいがちです。
こうした状態は抑うつ症状が身体症状の仮面に隠れているという意味で仮面うつ病と言われており、うつ病とは気づかれにくく放置されやすいため注意が必要です。
以上を踏まえて、心当たりがあるかたは積極的に心療内科を受診し治療に専念することをお勧めいたします。
受診したからといって病気に関する守秘義務は守られますので安心して受診してくださいね!
次回は「うつ病の診断の流れ」についてお話しします。
今回もお読みいただきありがとうございました。
うつ病〜過去の経験が体を縛りつける心の病〜
今回はうつ病についてまとめましたので参考になればと思います。
うつ病は心の風邪と例えられるほど誰にでも起こり得る身近でありふれた病気です。
患者は年々増加傾向にあり自殺との関連も深く大きな社会問題として注目されています。
まず、うつ病がどのような病気なのか疫学を含めてお話しします。
うつ病とは、
「憂鬱気分が落ち込むといった抑うつ気分の状態が社会生活を困難にするくらいひどくなり長く続く病態」
です。
うつ病を発症すると抑うつ気分だけでなく集中力が低下して仕事がはかどらなくなる、自分は価値のない人間だと思うようになるなど、様々な症状がみられ自分自身を苦しめてしまいます。
しかし、憂鬱気分が落ち込むなどの症状は誰もが経験することであり、本人も家族などの周囲の人もそれがうつ病であるということになかなか気づきにくいのが特徴です。
また、周囲からは怠けている、頑張りが足りないなどと誤解されてしまうことも少なくありません。
そのため、医療機関への受診が遅れて症状を悪化させてしまい、やがては日常生活に支障をきたすようになり、最悪の場合自身を追い詰めて自殺に至ってしまうこともあります。
うつ病は自殺の原因や動機として最も注目されている病気であり大きな社会問題になっています。
国内におけるうつ病の発症頻度は二十歳以上の一般住民4134人を対象にした調査によると過去または現在においてうつ病にかかったことのある人の割合生涯有病率は6.2%で約16人に1人の割合です。
これを日本の20歳以上の人口で換算すると約600万人がうつ病にかかっていることになります。
この数字からもわかるようにうつ病は決して稀な病気ではなくごくありふれた身近な病気であると言えます。
また、性別で比較してみると平成14年度の厚生労働科学研究特別研究事業報告では男性4.6%、女性9.7%とあり、女性の方が男性よりも約2倍多くなっています。
その理由としては、女性特有の身体的特徴や男女の社会的役割の格差などが考えられています。
また、年次別の総患者数の推移は厚生労働省患者調査によると1996年と比較して2008年では約70万人となっており約10年で3倍以上に増加しています 。
うつ病の発症にはモノアミン系と呼ばれるノルアドレナリン、セロトニン、ドパミンの3種類の神経伝達物質が主に関与しています。
通常の状態では、
ノルアドレナリンはその強い各勢力により意識を維持し、意欲や積極性などの精神機能を高め自律神経系にも関与しています。
ドーパミンは喜び快楽を司り、集中力やる気などの精神機能を高め運動機能にも関与しています。
セロトニンはノルアドレナリンやドパミンを調節して精神を安定化させる働きがあり、喜びや悲しみなどの感情のバランスを保ちます。また、睡眠に関係するメラトニンに代謝されることから睡眠リズムにも関係しています。
これらの神経伝達物質は常に互いにバランスを取り合って適正な精神状態を保っていると言われています。
しかし、過度のストレスなどが長期に持続するとノルアドレナリンやセロトニンなどの量が減少して神経伝達物質のバランスが崩れ、うつ病を発症しやすくなると言われています。
少し小難しい話になってしまいますが、ストレスが加わると視床下部を介して副腎皮質からストレスホルモンであるコルチゾールが血中に分泌されます。血中のコルチゾール濃度が異常に高くなると海馬などでコルチゾールが多いから減らそうという指令が発生します。
しかし、慢性的にストレスが加わると上昇したコルチゾール濃度を調節し減らそうとする機能がうまく働かなくなり、コルチゾールの濃度は以上に上昇してしまいます。
そして、このような状態が持続されると海馬は障害されて萎縮し、鬱病発症するとも考えられています。
うつ病の中には現在使用されている抗うつ薬に反応しない者がその約30%にみられており、うつ病の発症原因の一つとして海馬の障害も考えられています。
これは一例に過ぎません。うつ病を発症する要因には環境の変化などによるストレス、うつ病にかかりやすい性格、身体的な問題などがあり、様々な要因が重なって発症すると考えられています。
環境の変化などによるストレスとは配偶者の死、リストラ、定年、身近な人とのトラブル、家族間の不和などショックの大きな出来事に限らず、昇進、栄転、結婚、出産、子供の結婚、独立などの明るく喜ばしい出来事などもあり発症の要因となっています。
また、睡眠習慣や食習慣の変化、クリスマスなどといったイベントなどの日常生活での些細な変化も要因となることがあります。
ここで、昔の学術を紐解くとうつ病は発症する前の性格病前性格に共通点があることは古くから指摘されていました。
うつ病にかかりやすい性格(精神的な部分)についてはクレッチマーの循環気質、下田の執着気質やテレンバッハのメランコリー性格で分類されてることが多いです。
これらに共通するのは、真面目、責任感が強い、仕事熱心几帳面といった性格です。このような性格は安定した状況下では良い面が現れますが、切羽詰まった状況になると柔軟性に欠けストレスを溜め込んで精神的な負担を受けやすく結果としてうつ病になりやすい傾向にあると言えます。
身体的になりやすいものには、前述したような女性特有の身体的特徴、事故後の後遺症、身体疾患および治療薬の副作用などが挙げられます。
女性特有の身体的特徴とは妊娠、出産、月経、更年期障害などで起こる女性ホルモンの急激な変化が考えられています。
また、事故などで頭部の障害を受けた人はうつ病を発症しやすく頭部以外の部位に重傷を負った人でも約2割にうつ病を発症したとの報告があります。
加えて、うつ病を引き起こしやすい主な身体疾患には中枢神経疾患や内分泌代謝疾患などが挙げられます。こちらは後日深く掘り下げてお話ししますね。
さらに、基礎疾患の治療に用いられている薬剤の副作用としてうつ病を引き起こしてしまうことがあります。
うつ病を引き起こす可能性がある薬剤にはウイルスを殺すインターフェロン製剤やコルチゾールを主成分とする副腎皮質ステロイド薬などがよく知られています。
インターフェロン製剤が鬱を引き起こすメカニズムは、簡単にいいますと海馬の神経形成を抑制することと外側から色々な作用を持つインターフェロンを取り入れることで神経と免疫、内分泌系のバランスが崩れてしまうためだと考えられています。
ステロイドが引き起こす理由は、コルチゾールの増加によって海馬が萎縮して鬱が引き起こされるためと考えられています。
以上のように発症の原因について簡単にまとめさせていただきました。適宜画像入れたり修正していきます。
次回は「うつ病の症状とその特徴」についてお話しします^^。ありがとうございました。
※生きる希望が湧いてくるような法則ブログも書いています。ぜひこちらも参考にしてください
→https://ho-soku.com
うつ病とは?
うつ病は心の風邪と例えられるほど誰にでも起こり得る身近でありふれた病気です。
患者は年々増加傾向にあり自殺との関連も深く大きな社会問題として注目されています。
まず、うつ病がどのような病気なのか疫学を含めてお話しします。
うつ病とは、
「憂鬱気分が落ち込むといった抑うつ気分の状態が社会生活を困難にするくらいひどくなり長く続く病態」
です。
うつ病を発症すると抑うつ気分だけでなく集中力が低下して仕事がはかどらなくなる、自分は価値のない人間だと思うようになるなど、様々な症状がみられ自分自身を苦しめてしまいます。
しかし、憂鬱気分が落ち込むなどの症状は誰もが経験することであり、本人も家族などの周囲の人もそれがうつ病であるということになかなか気づきにくいのが特徴です。
また、周囲からは怠けている、頑張りが足りないなどと誤解されてしまうことも少なくありません。
そのため、医療機関への受診が遅れて症状を悪化させてしまい、やがては日常生活に支障をきたすようになり、最悪の場合自身を追い詰めて自殺に至ってしまうこともあります。
うつ病は自殺の原因や動機として最も注目されている病気であり大きな社会問題になっています。
国内におけるうつ病の発症頻度は二十歳以上の一般住民4134人を対象にした調査によると過去または現在においてうつ病にかかったことのある人の割合生涯有病率は6.2%で約16人に1人の割合です。
これを日本の20歳以上の人口で換算すると約600万人がうつ病にかかっていることになります。
この数字からもわかるようにうつ病は決して稀な病気ではなくごくありふれた身近な病気であると言えます。
また、性別で比較してみると平成14年度の厚生労働科学研究特別研究事業報告では男性4.6%、女性9.7%とあり、女性の方が男性よりも約2倍多くなっています。
その理由としては、女性特有の身体的特徴や男女の社会的役割の格差などが考えられています。
また、年次別の総患者数の推移は厚生労働省患者調査によると1996年と比較して2008年では約70万人となっており約10年で3倍以上に増加しています 。
うつ病発症の仕組み:やる気がないだけなのか?、体がそうさせているのか?
うつ病の発症にはモノアミン系と呼ばれるノルアドレナリン、セロトニン、ドパミンの3種類の神経伝達物質が主に関与しています。
通常の状態では、
ノルアドレナリンはその強い各勢力により意識を維持し、意欲や積極性などの精神機能を高め自律神経系にも関与しています。
ドーパミンは喜び快楽を司り、集中力やる気などの精神機能を高め運動機能にも関与しています。
セロトニンはノルアドレナリンやドパミンを調節して精神を安定化させる働きがあり、喜びや悲しみなどの感情のバランスを保ちます。また、睡眠に関係するメラトニンに代謝されることから睡眠リズムにも関係しています。
これらの神経伝達物質は常に互いにバランスを取り合って適正な精神状態を保っていると言われています。
しかし、過度のストレスなどが長期に持続するとノルアドレナリンやセロトニンなどの量が減少して神経伝達物質のバランスが崩れ、うつ病を発症しやすくなると言われています。
少し小難しい話になってしまいますが、ストレスが加わると視床下部を介して副腎皮質からストレスホルモンであるコルチゾールが血中に分泌されます。血中のコルチゾール濃度が異常に高くなると海馬などでコルチゾールが多いから減らそうという指令が発生します。
しかし、慢性的にストレスが加わると上昇したコルチゾール濃度を調節し減らそうとする機能がうまく働かなくなり、コルチゾールの濃度は以上に上昇してしまいます。
そして、このような状態が持続されると海馬は障害されて萎縮し、鬱病発症するとも考えられています。
うつ病の中には現在使用されている抗うつ薬に反応しない者がその約30%にみられており、うつ病の発症原因の一つとして海馬の障害も考えられています。
これは一例に過ぎません。うつ病を発症する要因には環境の変化などによるストレス、うつ病にかかりやすい性格、身体的な問題などがあり、様々な要因が重なって発症すると考えられています。
環境の変化などによるストレスとは配偶者の死、リストラ、定年、身近な人とのトラブル、家族間の不和などショックの大きな出来事に限らず、昇進、栄転、結婚、出産、子供の結婚、独立などの明るく喜ばしい出来事などもあり発症の要因となっています。
また、睡眠習慣や食習慣の変化、クリスマスなどといったイベントなどの日常生活での些細な変化も要因となることがあります。
ここで、昔の学術を紐解くとうつ病は発症する前の性格病前性格に共通点があることは古くから指摘されていました。
うつ病にかかりやすい性格(精神的な部分)についてはクレッチマーの循環気質、下田の執着気質やテレンバッハのメランコリー性格で分類されてることが多いです。
これらに共通するのは、真面目、責任感が強い、仕事熱心几帳面といった性格です。このような性格は安定した状況下では良い面が現れますが、切羽詰まった状況になると柔軟性に欠けストレスを溜め込んで精神的な負担を受けやすく結果としてうつ病になりやすい傾向にあると言えます。
身体的になりやすいものには、前述したような女性特有の身体的特徴、事故後の後遺症、身体疾患および治療薬の副作用などが挙げられます。
女性特有の身体的特徴とは妊娠、出産、月経、更年期障害などで起こる女性ホルモンの急激な変化が考えられています。
また、事故などで頭部の障害を受けた人はうつ病を発症しやすく頭部以外の部位に重傷を負った人でも約2割にうつ病を発症したとの報告があります。
加えて、うつ病を引き起こしやすい主な身体疾患には中枢神経疾患や内分泌代謝疾患などが挙げられます。こちらは後日深く掘り下げてお話ししますね。
さらに、基礎疾患の治療に用いられている薬剤の副作用としてうつ病を引き起こしてしまうことがあります。
うつ病を引き起こす可能性がある薬剤にはウイルスを殺すインターフェロン製剤やコルチゾールを主成分とする副腎皮質ステロイド薬などがよく知られています。
インターフェロン製剤が鬱を引き起こすメカニズムは、簡単にいいますと海馬の神経形成を抑制することと外側から色々な作用を持つインターフェロンを取り入れることで神経と免疫、内分泌系のバランスが崩れてしまうためだと考えられています。
ステロイドが引き起こす理由は、コルチゾールの増加によって海馬が萎縮して鬱が引き起こされるためと考えられています。
以上のように発症の原因について簡単にまとめさせていただきました。適宜画像入れたり修正していきます。
次回は「うつ病の症状とその特徴」についてお話しします^^。ありがとうございました。
※生きる希望が湧いてくるような法則ブログも書いています。ぜひこちらも参考にしてください
→https://ho-soku.com
2020年03月01日
健康を変える水!、株式会社日本トリムの「電解水素水整水器」について徹底解剖します!
今回は日本トリムが販売している「電解水素水整水器」についてご紹介しますね。
電解水素水から得られるメリットは日本トリムさんの提供している画像から判断してざっと6種類あることがわかりますね。これから説明していきます。
・管理医療機器であること。効果が認められた水、特に胃腸障害の改善に効果があること。
管理医療機器であるとはどういう意味?、と思われるかもしれません。簡単にいいますと医療効果が認められている安全安心の商品であるということです。この機械を通した水は胃腸症状の改善という効果を持った、病気を起こしにくくする予防医学への貢献をしている商品なんです。
整水器を買うのではなく買ってくれば良いのではないか?という疑問も生まれるかと思います。そこで、整水器を買うことによってどのようなメリットがあるのかについて書いていきます。
・メンテナンスが不要。独自の技術で電解槽の洗浄や交換がいらない。
・市販の水よりも抗酸化力が高いため効果があり、ランニングコストも低い。
水は体の60%も占める大切な成分です。電解水素水整水器を購入することで60%の健康を改善・維持できると考えれば購入することも一考に値するのではないでしょうか?
最後に、こちらの商品の広告主様からメッセージを頂いてます。
電解水素水整水器とは?→健康に直結するウォーターヘルスケア商品
電解水素水から得られるメリットは日本トリムさんの提供している画像から判断してざっと6種類あることがわかりますね。これから説明していきます。
・管理医療機器であること。効果が認められた水、特に胃腸障害の改善に効果があること。
管理医療機器であるとはどういう意味?、と思われるかもしれません。簡単にいいますと医療効果が認められている安全安心の商品であるということです。この機械を通した水は胃腸症状の改善という効果を持った、病気を起こしにくくする予防医学への貢献をしている商品なんです。
整水器を買うと良い理由
整水器を買うのではなく買ってくれば良いのではないか?という疑問も生まれるかと思います。そこで、整水器を買うことによってどのようなメリットがあるのかについて書いていきます。
・メンテナンスが不要。独自の技術で電解槽の洗浄や交換がいらない。
・市販の水よりも抗酸化力が高いため効果があり、ランニングコストも低い。
水は体の60%も占める大切な成分です。電解水素水整水器を購入することで60%の健康を改善・維持できると考えれば購入することも一考に値するのではないでしょうか?
最後に、こちらの商品の広告主様からメッセージを頂いてます。
美容意識や健康意識の高い名著名人やプロの料理人にも多くご愛用いただいております。
整水器を生活に取り入れることで、健康管理にも繋がり、お料理の幅も広がります。
多くのかたに喜んでいただける商品です。
2019年11月20日
2019年11月15日
金曜日のテーマ!第1週目〜薬剤師について〜
おはようございます〜、金曜日は「薬剤師について」書きますね。薬剤師って現場で一体何してるの?とか就職先ってどんなのがあるの?とか「薬剤師になるためにどれくらいの期間どんな勉強をするの?」など幅広く書いていこうと思っています!、一番書きやすいテーマです笑、ゆったりと書いていきます
<薬剤師とは>
まずは定義から。
つまり、薬剤師は調剤(薬を作ること)と医薬品を供給することを始め、広く薬の事全般についてと衛生面の専門家であれということになります。薬は医薬品から化粧品など化学薬品全般を管理供給することが挙げられます。衛生については学校や病院などの環境を管理し対応することが挙げられます。ただ調剤薬局や病院で薬を出しているだけではないのです。幅広く色々なことをやっているのが薬剤師ということになります。
〈薬剤師の専門分野って?〉
薬剤師が現場で最も必要とされる知識は一体何だと思いますか?作用機序の知識?ベッドサイドでの接し方や会話の仕方?確かにそういったものも必要になりますが、それらは医療者であれば当然身につけているものです。ただ薬の効き方を知っているから薬剤師だ!とはならないのが現場です。知らなければ医療者は安心して治療ができないので薬の知識はいわば土台みたいな位置づけになります。
では、薬剤師が特化して持っているべき分野とは一旦どんなものなのでしょうか?。それは以下のようなものになります。
<西洋医学>
・薬の使い方、保管方法についてや副作用、有害事象が表れたときの適切な対処法などについて指導する能力(服薬指導)
・医薬品の構造式、添付文書から副作用を予測し、その副作用を解決する能力
・添付文書やインタービューフォームなどの情報集を使い医薬品を調べる能力
・血中濃度から医薬品の効果を分析する能力(今は病院が主になりますね)→臨床に特化、薬の体内動態を考える力
・薬剤の知識(薬の投与経路、剤形から考えられることを考える力)→「薬剤」師と言われる所以ですのでとても大事です。
・受診勧奨できるだけの医学の知識、薬学の知識
・医薬品を適切に管理する知識(薬剤師のみに課された任務)
・消毒薬の適切な使い方や環境問題への配慮など衛生面を管理する知識(薬剤師のみに課された任務)
<東洋医学>
・根本治療を考えられる知識(漢方薬についてや東洋医学の診断学)
<その他>
・音楽療法など
一般の方も色々なことができるのが薬剤師なのか、と思っていただけたら嬉しいです!
次回は西洋医学における薬剤師の役割について書いてみようと思います。よろしくお願いします。
<薬剤師とは>
まずは定義から。
「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」
つまり、薬剤師は調剤(薬を作ること)と医薬品を供給することを始め、広く薬の事全般についてと衛生面の専門家であれということになります。薬は医薬品から化粧品など化学薬品全般を管理供給することが挙げられます。衛生については学校や病院などの環境を管理し対応することが挙げられます。ただ調剤薬局や病院で薬を出しているだけではないのです。幅広く色々なことをやっているのが薬剤師ということになります。
〈薬剤師の専門分野って?〉
薬剤師が現場で最も必要とされる知識は一体何だと思いますか?作用機序の知識?ベッドサイドでの接し方や会話の仕方?確かにそういったものも必要になりますが、それらは医療者であれば当然身につけているものです。ただ薬の効き方を知っているから薬剤師だ!とはならないのが現場です。知らなければ医療者は安心して治療ができないので薬の知識はいわば土台みたいな位置づけになります。
では、薬剤師が特化して持っているべき分野とは一旦どんなものなのでしょうか?。それは以下のようなものになります。
<西洋医学>
・薬の使い方、保管方法についてや副作用、有害事象が表れたときの適切な対処法などについて指導する能力(服薬指導)
・医薬品の構造式、添付文書から副作用を予測し、その副作用を解決する能力
・添付文書やインタービューフォームなどの情報集を使い医薬品を調べる能力
・血中濃度から医薬品の効果を分析する能力(今は病院が主になりますね)→臨床に特化、薬の体内動態を考える力
・薬剤の知識(薬の投与経路、剤形から考えられることを考える力)→「薬剤」師と言われる所以ですのでとても大事です。
・受診勧奨できるだけの医学の知識、薬学の知識
・医薬品を適切に管理する知識(薬剤師のみに課された任務)
・消毒薬の適切な使い方や環境問題への配慮など衛生面を管理する知識(薬剤師のみに課された任務)
<東洋医学>
・根本治療を考えられる知識(漢方薬についてや東洋医学の診断学)
<その他>
・音楽療法など
一般の方も色々なことができるのが薬剤師なのか、と思っていただけたら嬉しいです!
次回は西洋医学における薬剤師の役割について書いてみようと思います。よろしくお願いします。