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SSRIの注意すべき副作用

以前に記述したことがあるよう,現在日本では
次の3成分が市販されている。

SSRI
 フルボキサミン(商品名:デプロメール,ルボックス)
 パロキセチン(商品名:パキシル)
 セルトラリン塩酸塩(商品名:ジェイゾロフト)

なお,フルボキサミンは劇薬ではないが,
パロキセチンとセルトラリン塩酸塩は劇薬指定である。

SSRIは三環系や四環系の抗うつ剤よりも副作用が少なく
最高用量での投与がしやすい特徴があるが,
それでも発現しやすい副作用を記述する。

SSRIの副作用

特に多いのは投与初期の吐き気で,約10%くらいの人に発現する。
ただし,これは1〜2週間くらいで消失する場合が多いので,
患者にはその点をよく説明する必要がある。

また,軟便や下痢といった消化器症状の副作用もよく起こるが,
これも服用を続けているうちに消失することのほうが多い。

そしてこれも起こりやすいのだが,リビドー(性欲)減退がある。
男性では勃起不全や射精障害といった症状である。
この症状が気になる場合は,他の成分への変更も考慮する。

また,急に服用を中止すると"離脱症状"が起こる可能性がある。
不安感や焦燥感といった精神症状と,頭痛や手足のピリピリ感などが
挙げられ,勝手に服用を中止することのないように注意を促す。

セロトニン再取込み阻害による副作用(再掲)


三環系抗うつ薬やSSRI,SNRIはセロトニンの再取込み阻害作用が強く
セロトニン過剰による副作用に注意する。

セロトニンが高濃度になると,
悪心,嘔吐,神経過敏,頭痛,不眠,といった中枢症状が現れやすい。
さらに,精神状態の悪化やミオクローヌス(瞬間的な不随意運動のこと)悪寒,振戦,下痢,発熱などがいくつか現れたら,セロトニン症候群である。セロトニン症候群は
時に致死的なものになるので,軽微な症状を見逃してはならない。


このように精神状態の悪化によって
イライラ感や落ち着かなくなったりすることで
自殺を誘発することが起こりので,最も注意しなければならない。

これは本人というよりも家族などの周りの人間への周知徹底が必要である。

このような副作用の頻度は約5%といわれているが,
SSRIを服用してから,あるいは増量してからこのような兆候がみられたら
十分注意が必要である。特に24歳以下の若年者では
このリスクが高いので,投与は必要最小量として,慎重に行うこと。

ただしこの副作用を恐れて必要十分な量が投与されないことも問題である。
なぜなら,うつ病自体に自殺リスクがあり,またいらいら感が強まることで
他害行為に及ぶこともあるからである。






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