アフィリエイト広告を利用しています
Ferretアクセス解析

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

夏だけど冬のお話

コーヒー牛乳を近くのコンビ二買いにいくだけで、だくだくの汗がでております。

世の中は梅雨が終わり、本格的な夏がやってくる訳です。

さて、そんな中紹介する作品が東京ゴットファーザーズ





もし、貴方がアニメに関して、ほとんどジブリしかみない人間だとして、ガンダムも駄目、エヴァも駄目、マクロスは論外、アキラは少し好きかな。という人だとするならば、間違い無くオススメの作品です。

舞台はクリスマスの東京。主人公はある理由から家出をして、ホームレスになった少女、その少女と段ボールの家で一緒に暮らす中年男性と中年オカマ。

クリスマスのある日、彼らは赤ちゃんを見つける。捨てられていた赤ちゃんだ。そのまま成り行きで、というかオカマの意地で母親を探す旅に出る事になった。

その三人と赤ちゃんの周りに起きる様々な物語、そして、彼ら自身の物語を最高峰のアニメーション技術で描いた作品だ。

一言でいうと、この作品は奇跡の羅列。物語の節目節目で奇跡が起こり、物語が進行して行く。
三人は赤ちゃんと拾ってから、物語が進んで行くうちに少しずつ幸せに近づいて行く。

奇跡が紡ぎだすドラマの繋がりが描かれいて、奇跡っていうのは、その赤ちゃんが起こしているものともとれるんだけど、そうでは無くて、三人が行動したという事。ホームレスという底辺の状態にあり、たいした希望も無い三人が誰かの為に行動したという事から奇跡は始まっている。

奇跡という言葉の象徴が拾われた赤ちゃんそのものだと思うんだけど、三人は赤ちゃんを見捨てる事だって出来たし、警察に丸投げする事もできた(いや、するべきなんだろうけど)。だけど、彼らは奇跡を自分たちで掴み絶対にはなさなかった。

だからこそ、彼らは少しだけ幸せに近づけた。

その幸せというのは、金銭的や生活的問題だけでなく、人との繋がりも含まれている。
新たなつながりもあれば、壊れていたつながりが回復する。
人間が出会い、別れる中でつながる事。それだって奇跡なのだ。

そういうものを暖かく描いている作品なので是非見てほしい。

いい作品は見る時期を選ばないのだし。

今まで紹介した作品のまとめ

ランキング参加しております。よかったら、ポチッとお願いします。

人気ブログランキングへ

お久しぶりに

久しぶりにブログを再会してみようと思う。

それにしてもお仕事でメンタルがあれだったから、あれだったので、ブログがアレな状態になってしまった。

今回は何について書こうか考えたのだけれど、これだろうと。これしかないだろうと。

西原理恵子の人生画力対決





様々な漫画家におじさん転がしの天才、女流漫画家で唯一の無頼派(いしかわじゅん談)の西原理恵子にしか書けない毒あり、笑いありの作品だ。

大好きなのが不二子Aからあしたのジョーのちばてつや、ざわざわの福本先生等、大御所漫画かとの画力対決を行うのだ。

はっきり言って、漫画家ってこんなに書けないの?と思ってしまうw

いや、あれ?西原理恵子ってこんなに書けるのと?思ってしまうw

これはいいのか悪いのか解らないけど、漫画家は自分のキャラになるとタッチが本物になる。

他人のキャラになると、タッチがぶれるのが面白いといっても、笑いを取るために多少大げさに書いているのだろうけど。

一番笑えたのが、福本先生、書く絵が全部カイジw兎に角カイジw

あのあごだよ。あご。兎に角あごなんだよばりのあごをどんなキャラにもかますのがすごい。

こういう面白い作品を書いている西原理恵子が鬱病だったというのも結構衝撃だったりする。

笑いというのはすごいエネルギーを使う。だからお笑い漫画家って結構ネガティブなシリアス作品を書いたりする。

シガテラとかさ。あれ嫌いなんだけど、このおばちゃんはいつまでもおばちゃんだ。

いつまでもおかあちゃんでおばちゃんでいてほしい今日この頃である。

今まで紹介した作品のまとめ

ランキング参加しております。よかったら、ポチッとお願いします。

人気ブログランキングへ

アニメを見ていてよかったと思わせてくれる作品というのがある。

それはうる星やつらのビューティフルドリーマーであったり、ガンダムであったり、トップをねらえであったりとあげれば、きりがない。


特にガイナックス作品はそれを顕著に感じさせてくれる。彼らはオタクの集合体であり、オタクの気持ちを汲み取った作品をつくる。多少同族嫌悪な場合もあるが。

王立宇宙軍、ナディア、トップを狙え、エヴァとガイナックス血の流れがあるのなら、ガイナックスの血を正当に引いている作品といえば、グレンラガンだ。








この作品の監督はGガンダムというガンダムでプロレスをさせるという非常にユニークで熱い作品を作った今石監督の作品だ。

正直言うと今石作品は基本的にがっかり感を味合わせてくれる事が多かった。

はじめは、メチャクチャ期待するんだけど、最後あたりになると、どうしてこうなった?と叫ばざるを得ない作品が多い。

グレンラガンはそんな失望を吹き飛ばしてくれる良作だ。

作品自体はすごい簡単に言うと、ガンダムとガオガイガーを足して2で割ったような作品なのだれど、世界設定が非常に巧みに構成されている。

物語の根幹になるのが螺旋力。ガンダムで言えば、ミノフスキー粒子。

すべての物は螺旋の様に回り回っている。そして、人間の欲望というのは螺旋を描く様に奥に、そして深く突き進んで行く。人間の関係も螺旋の如く、深く、強く築かれて行く。

そこに男の子なら誰しもが心躍らせるドリルを全面に出して物語が展開される。

すごい!!人間の大河のような物語と男の子の夢が絶妙なバランスで混ざっている。

ただ、後半はちょっちダレるw ストーリー的に無理が出てくる。それはドランゴンボールのパワーのインフレ合戦みたな物なのだけれど、そこは今石監督の本領発揮。

あの人の糖尿病を煩うくらい熱い(褒め言葉)演出で最後まで走りきっている。

ここ最近では唯一と言っていいくらいのSFロボット作品の名作だ。

是非一度見てほしい。

今まで紹介した作品のまとめ



ブログランキングに参加しています。ブログが参考になりましたら下記のリンクをポチッとしてください

人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材
そういえば、この映画の感想を書いてなかったので書いてみようと思う


サマーウォーズ



時をかける少女で一躍世間の注目をあび、日テレが次世代のジブリとして注目している監督、細田守の作品だ。

まず、正直言うとあんまり好きではない作品だ。

ちょっと評価が高すぎる作品であるように思えてならない。これは完全なる主観だから、異論反論はもちろんあるだろうけど。

この作品はネットでの仮想空間で何かをする事自体が労働になっていて、世界のインフラも一本化されている。そこに変なウイルスが登場、世界が危機に陥る。という話。

すべてのインフラを一本化する分けないやろという突っ込みはさておき、その危機を救うのがアナログな田舎に住む家族。

日本の伝統的な、そして今はもう存在すら危ぶまれる古典的な家族構成だ。

デジタルの問題をアナログが解決する。また、手段もアナログだ。これが作品の物語の中心。

結局は説教なんだ。やっぱり大切なのはデジタルでは無く、アナログの人間同士の触れ合いだったり、身体性であるのだというメッセージが伝わってくる。

でも、この作品の世界くらいネットが発達しているのであれば、現実に置ける身体性とネットにおける身体性って差がないのでは?と思う。

なぜコミュニケーションに優越をつけるのかが自分にはわからない。どちらも大事にすれば、いい事だし、好きな方を選択すればいい。選べる手段が増えた分可能性が広がっただけであって、別にどちらが優れているなんて事はないのに。

今の世界ではまだ、人と人とがふれあうというのがネットを介して出来るまでの技術ではないけど、サマーウォーズの世界観であれば、それは可能なんじゃないかと思う。

一番この作品で納得いかなかったのは、ナツキの家族の長のおばあちゃん。彼女はピンチになった時に電話帳と電話で様々な人脈を活かして危機に立ち向かう。

それは無いよと思った。それって技術を信じていないって事でしょ?ネットで出来た関係なんて所詮上っ面な物で、本当に大事なのはアナログの人間の触れ合いなんだと言われているような感じがした。

今は確かにそうかもしれない。でも、アバター間を自分の分身として、社会のインフレを構築しているシステム上で動けるような世界ならば、それこそアナログな人間関係と同等なはず。

どうしても納得できない。あの説教は宮崎駿や富野監督がするべき説教ではあっても、細田監督のような若い人間がするべき説教ではないんだ。

むしろ、細田守監督がするべき説教はそういう新しい技術を頭から否定し、未来を生きようとしない老人だと思う。

原監督はそれをやった。大人帝国で。

過去の思い出は美化されるし、尊い物に見える。確かに大切な物ではあるけど、その呪縛を乗り越えて未来に向かうのが人間の進化だと思う。

そりゃ〜アナログが大切といえば、老若男女は喜ぶよ。今までの価値観を否定されずにすむから。

そこに一歩踏み込んで、宮崎駿程度の説教で終わらないで、未来に向かう何かを細田監督には提示してもらいたかった。


今まで紹介した作品のまとめ

人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材

今さらながらガンダム

いまさらながら、機動戦士ガンダムについて語りたいと思う。




富野監督の最高傑作と呼び声高い(自分はイデオンだと思うけど)作品だ。

といっても、今さら語る事はないんだよね〜。例えば、Gメカのバンクがかなり多かったから、ああ、作画のスケジュールが厳しいんだな〜とか思ったりする位しか無いというか。

あまりにも名作すぎてw

唯一この作品で自分が語る事が出来るのがあるとすれば、キャラクターが全部ちゃんとした着地点に収まっている事。

死ぬべきキャラクターはしっかり死ぬし、生き残るべきキャラクターはしっかり生き残る。微妙な着地点にいるキャラクターがいない。

それはすごい事だと思う。ほかの富野作品でもこれは出来ていない。ふわっとしたキャラクターがいないっていうのは奇跡的な事だと思う。

キャラクターの生き死にと物語の関係性が絶妙で、ククルス・ドアンは殺さないけど、ミハルは殺すっていう判断の絶妙さがなんとも言えない。

この作品のお陰でアニメ界が一つ上のランクにいけた事は間違い無いんだけど、ある意味これ以上の作品ってもう出ないと思う。

売り上げ、作品の完成度からいって。

だって、30年ってさ、怖いよw

ガンダムから生まれたニュータイプって概念はさ、今は富野監督の夢だけど、後30年もしたら、人類の夢になるかもしれない。

それほどこの作品は強烈な魅力をもっている。

この作品はアムロという少年がガンダムを捨てるという作品だ。

何もなかった少年がガンダムを手に入れ、社会と関わり、ガンダムを捨てても社会と関われる事に気づく話。

だけど、ガンダムが儲かっちまった物ですから、続編をつくらにゃあかんと。

で、富野監督ってやっぱすごいから、ガンダムより面白いかは別としても、見れる作品を作れちゃうんですね。

というか、ガンダムって懐が深いです。非常に。エヴァとかヤマトなんて所詮リメイクとかが限界な訳で、ってか今新劇場版でキャラ増やしたり、エヴァの何号機とか増やしているのって、もしかしてさ、エヴァのガンダム化狙ってない?と邪推してしまうんですよね。

正直言いますと、辞めておいた方が・・・


今やガンダムは一つのジャンルです。

なぜここまで懐の深い作品になったのか、皆さんもう一度作品を振り返って、分析してみるもの楽しいと思いますよ。

あ、後一つ、ちょっと前に爆笑問題の番組で自民党の某議員がアニメやゲームが子供に悪影響を与えているとおっしゃっていましたが、ガンダムを30回見直してから、出直して来いと。




今まで紹介した作品


ブログランキング参加しています。もし、よろしければポチっとなをしてください。



人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材
アニメの状況は大きく変わって来た。今までのアニメ史を振り返ると、アニメの常識を変えて来たのはSFだった。
地球の危機や謎の生物の来襲、人間同士の戦争、ロボットであったり、サイバーテクノロジーを活用したSF的要素の強いアニメがアニメの歴史を動かして来た。

代表されるのが宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、新世紀エヴァンゲリオン。

ウルトラマンを代表をする特撮の流れを汲んだ作品と言える。

マクロスもこのカテゴリーに入るだろう。

アニメ史に代表される作品を見るに、90年代までのアニメはSFファンによって支えられたという認識で間違い無いと思う。ジブリ作品、特に宮崎駿に置いても兵器やメカといったSF要素がふんだんに盛り込まれており、SFファンにとって文字から映像への転換が行われた時期といっていいと思う。

逆に言えば、SF小説はアニメによって死んだとも言える。

こういう状況の中でアニメ界に新たなシフトが起きた。それはエヴァンゲリオンの登場だ。
私にとって、エヴァはSFロボットアニメとして見るとすばらしい作品に思えるし、幼い頃に見ていたウルトラマンや仮面ライダーの懐かしさを感じられる作品だと思う

しかし、今のエヴァの売り上げを支えているのは、ガンダムやマクロスといって、SFアニメファンでは無い。むしろ、キャラクターを中心とした物語に興味を持っているファンが多いと言える。

エヴァンゲリオン後無口で謎の多い所謂綾波レイ的なキャラクターがたくさん生み出された。

その内にSF要素は薄まり、キャラクター同士の物語が重視されるようになっていった。

ここで昔ながらのアニメファンは現在のアニメの流れに大いに落胆を覚える中、エヴァ以降の新しいファンは萌えという武器を手にして、どんどん勢力を拡大していった。

特にフジテレビで電車男が放映されたのも一般にオタクが認知される大きな理由となった。

電車男に登場するオタク像は昔ながらのSFアニメオタクでは無く、むしろ現在の萌えを主体としたオタクである。これによりオタクというのがアイデンティティーの一つとなり、アニメ業界のマーケティングも大きく変わった。

涼宮ハルヒの憂鬱等はまさに典型的な変化と言える。この作品は明らかにうる星やつらの系譜の作品であると私は思うが(エンドレスレイトの事だけをさしていってる訳ではないよ)

うる星やつらがSFアニメファンのメタ的な作品であるのら、涼宮ハルヒは萌えアニメファンにとってのメタ的な作品だと思う。

そしてよりSF要素が消え、クラナド等のギャルゲーのガジェットを利用した作品が多数製作されるようになった。メディアミックスも今までの作品よりも容易くできる。特にゲームにするのが非常に容易になった。

学園物であり、主人公がたくさんの女性と出会いながら、生活を送るというギャルゲースタイルが萌えアニメ界の主流作品である事は間違いない。
例えば、トラどら等もその流れに存在する作品であるし、化物語もまた然りだ。

この萌えアニメにさらに新しい流れをもたらしたのがけいおんである。

男性のキャラを一切介在させない女性だけが登場する作品だ。

世界はより狭くなり、SF作品でもなくった高校の部活の中だけで行われる物語である。

最近の萌え作品はかなり世界を小さくしている。

大正野球娘もそうだったが、世界を一部分だけ切り取り、その世界だけで物語が進行するという形が多い。

今は登場するキャラがいかに可愛く、新しい萌えを提供するかが重要なファクターになっている。
デュラララ!!にしてもキャラクター萌え作品だ。

富野監督が細田守監督が時をかける少女でメディア芸術賞を受賞した際に時かけと性風俗について。それと当時にアニメ夜話でも岡田斗司夫が指摘した世界の狭さが現在の萌えアニメの作り方に置いて非常に重要なファクターになっている。

90年代までのアニメが好きな自分としては非常に残念な現在のアニメの流れではある。

という訳で、ただの愚痴でした。

ブログランキング参加しています。もし、よろしければポチっとなをしてください。



人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材

パラダイムシフト

もう今ではクレヨンしんちゃんの映画は面白い、または面白かったという考え方はかなり浸透しています。

ま、現在はまたレベルが落ちており、ちょっと残念な感じではありますが、ここまでクレヨンしんちゃんの映画に対して期待を持たせるようになった、してしまった作品があります。

クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ大人帝国の逆襲



はっきりいって、誰もここまで、クレヨンしんちゃんというコンテンツで恐ろしい程の表現ができるなんて思っていませんでした。

いや、それまでのクレヨンしんちゃんの映画もかなりクオリティーが高くて、オタクには人気があったんですね。
しかし、この作品は評価が高いなんてレベルでは無くて、半狂乱ですよ。もう。あまりにも作品の出来がよくて。

この作品の監督の原監督はこれと戦国あっぱれで、クレヨンしんちゃん映画の地位を不動の物にしました。しかしながら、この後派閥争いに巻き込まれ、しんちゃんから遠ざかってしまうんですが。

この作品は懐かしさやノスタルジーを武器とする悪の帝国、大人帝国VS未来を生きなきゃいけない家族の戦いです。

大人帝国は日本が一番元気のあった時代の象徴である万博を利用してせめて来るわけです。

当時日本は高度成長時代、今より多少貧しくとも上に上がっている最中であり、みんなが希望を持って生きていた時代です。しかし、逆に言えば、彼らの怠慢が現在の若者の不幸につながっているとも言えます。その事について書いたのが東のエデンなんですが、それはまた今度。

人にとって思い出とは美化される物であり、心の奥底に残ります。そのノスタルジーの力は凄まじく、昔はよかった人間がたくさん量産されるのも仕方の無い事です。
オールエイズ三丁目の夕日とかもこういうノスタルジーの力でヒットした訳ですね。

大人帝国の理念はもう一度過去をやり直すという考え方です。昔はよかった、でも、今の時代は希望もなければ、楽しみも無い。だから、過去のよかった時代に人は変えるべきだ。という感じです。
Gガンダムで言えば、東方不敗は人間が自然を汚したので、自然を復活させる為に害悪となる人間をデビルガンダムで皆殺しにしようという考え方と対して変わりません。これも基本は昔はよかった論ですから。

でも、家族だけは違います。親は子供を未来に送り出したい訳です。本当は。いくら自分たちが望む世界であっても、それは子供が望む世界では無い。子供が大人になって、そこで新たな未来を生む。その未来に親は生きてほしいと考えるのが基本原則だと思います。

ヒロシとみさえはこの葛藤に悩まされます。特にヒロシですが。彼らはノスタルジーの虜になります。その時代に育って来た人間な訳ですから。みさえは最終的には母親なんです。だから、ヒロシよりも葛藤はしません。でも、ヒロシにとっては恐ろしい葛藤な訳です。

子供を捨ててでも留まる価値のある世界にヒロシは見えるんです。でも、愛する家族だって、それに負けないくらい十分価値のある物です。

だから、ぎりぎりまでヒロシは悩んだりします。

でも、私は思うですが、過去の小さい幸福に浸るよりも、未来に生きれば、もしかして過去より幸せな世界が待っているかもしれないじゃないですか?

確かに今はあんまりいいとは言えない世界かもしれません。だからといって、これからすごいよくなる可能性だってある訳です。

だったら、未来に生きる方がギャンブルとしても面白いし、そっちの方が楽しいと思うんですよね。

この作品はお父さんやお母さんの為に作られた作品です。コンセプトとして、せっかくの休日を子供の為に使っているお父さんやお母さんの為に、大人も楽しめる作品にしたいという考えがあったそうです。

その思いが作品に詰まっており、全世代が泣ける作品に大化けしてしまいました。

唯一、この作品に罪があるとしたら、クレヨンしんちゃんの映画はこの映画で完成してしまったという事もかもしれません。これ以上はよほどの事がないと生まれないと思いますよ。

何度見ても飽きない名作なので、是非みなさんご覧ください。
ブログランキング参加しています。もし、よろしければポチっとなをしてください。



人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材
自分は結構エンターテイメントという物について考える時に出来るだけ、ハッピーエンドがいいな〜と思ったりする訳です。
やっぱり見終わった後に気分が落ち込むのは嫌じゃないですか。といいながらも、見てしまうのが、人間って物で。

チェイサー



韓国映画です。
ちょっと誤解を解く為に説明しますが、韓国映画と聞くと、ヨン様があれで、イケメンが昼どらなんだろ?と思う方もいるかと思います。
しかしながら、それは一部の物であり、韓国映画界は日本映画界とは比べ物にならんほど、名作を残していたりします。
それはちゃんとした、ピラミッドが出来ているんですね。
日本って映画俳優の立場って対して高くないですが、ハリウッドや韓国は映画を頂点として、テレビドラマ等が存在しております。
だから、テレビドラマに出ている時点でまだまだ2流なんですね。映画で食って行けて初めて一流となります。
俳優以外も同じように頂点が映画なっている訳で、映画にすばらしい人材が集中する形となっています。
もちろん日本映画でも面白い作品はたくさんありますが、必然的にハリウッドのシステムの方が人材と金が集中しやすい訳です。

さて、映画についてですが。
主人公は元警官で今はデリヘルの元締めをやっている駄目男。ある日彼の会社に所属する女の子が失踪し始めるんですね。もちろん、こういう世界ですから、そんなのは日常茶飯事な訳で、主人公も怒りを覚えてもそんなに原因を気に留めてなかったんです。

そんなストックの女の子が少ない中、デリヘルの依頼がきます。彼は無理矢理、風邪で弱っていた女の子を派遣させるんです。その女の子には娘がいて、娘の生活の為にも身を粉にして働かなければいけません。

主人公が事務所に戻るとある事に気づきます。それは失踪した女の子はみんな同じ客のところにいってから、失踪しているんです。ちょうどよく、今回派遣した女の客がそいつだったわけです。
主人公は女に居場所を突き止めろといいます。しかし、その客は最悪の客でした。女の頭を割る事に性的衝動を感じるド変態だった訳です。
彼女も半殺しにされて、地下に置き去りにされます。
たまたま主人公が発見し、ぼこぼこにした後、なんやかんやあって、警察に届けられる訳ですが、問題があります。その犯人は自分がやった事は供述しますが、証拠に関しては一切吐かない訳です。このまま証拠が無いと、彼は釈放になります。実は連続殺人まで今までも同様に証拠不十分で釈放になっていたりします。

しかも犯人は今回の女(主人公が派遣した女)だけは生きているといいます。しかし、場所がわかりません。女の命や釈放までの時間が迫る中、警察と主人公の証拠探しが始まります。

なぜここまで主人公が躍起になるかというと、罪悪感です。女には娘がいます。今回主人公が無理矢理派遣しなければ、こんな事態にはならなかったでしょう。

はじめは小さな罪悪感でしたが、犯人の異常性や娘と一緒に行動する中で、彼の中の罪悪感がより膨らんで来てしまった訳です。

女の運命は?そして、犯人の証拠は見つかるのか?という映画です。

この映画はですね。非常に重苦しいラストとなります。映画に出てくる描写も直接的で思わず目を覆いたくなる場面もたくさんあります。

主人公や警察は後一歩の所で犯人を詰め切れません。その僅かな一歩が大きな一歩に変わって行きます。

このどうしようもない絶望感、そして、主人公の焦燥感や罪悪感、人間の持つ道徳、様々な事を考えさせられる映画です。

オチについては賛否両論あると思いますが、こういう映画も必要だと私は思ったりします。

という事で時間がありましたら是非ごらんください、韓国映画の底力を感じる作品です。

ブログランキング参加しています。もし、よろしければポチっとなをしてください。



人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材

創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材

前回のエントリーで機動戦艦ナデシコを紹介しまして、恐ろしく自分の中でナデシコ熱が上がっている訳です。

なんで今回もナデシコを紹介しようと思います。

機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-



映画版でございます。あのですねナデシコの悪いところは映画版にしろ、TV版にしろ物語が完全に解決したとはいえず補完をメディアミックスで行ってしまっているところにあります。

しかもナデシコ関係のゲームを出していたのはあのセガな訳で、セガサターンとドリームキャストな訳です。そんなもん誰も望んでねぇし、基本もってねぇよと。

まぁ、それはそれとして、この映画はTV版→ライトノベル→映画(この後にゲームがある)という形の時系列となっています。TVからちょっと後ですね。

どうやらTV版で少しおちゃらけをやりすぎたという点を反省してですね。結構シリアスな物語になっております。TV版が大好きなファンには結構批判もされていますが、かなりいい感じなんですよ。
というより、映画版のパトレイバー2以降のTV版のファンの落胆と比べればですね。そんな問題じゃないです。しかも押井監督みたいに他人の土俵で暴れたわけでもないですしね。

作画や演出、音楽、声優にしっかりとお金をかけていまして、ちゃっかりTVで一番人気のあったホリノ・ルリを主人公に据えるあたりに大月プロデューサーのいやらしさを感じます。

TV版も映画版も日本の様式美をSFと組み合わせているのですが、それがとても新鮮で絵がすんなり脳に入る感じがします。

さて、この作品は夢を見ていたがTV版で、現実に向き合うのがライトノベルだとするならば、映画版は過去に同窓会です。

TV版のナデシコは学校みたいな物でまるで学園祭の前夜みたいなものでした。ライトノベル版はそこに現実がのしかかります。学校を卒業して、それぞれがそれぞれの現実に向かいあいます。そして、映画版は久しぶりにみんなとあったという話です。
同窓会で昔のまま変わらない人もいれば、代わってしまった人もいますよね?それがいい変化も悪い変化もあるわけです。

それがきっちりと表現されています。特にTV版の主人公とヒロインのはもうひどいくらい不遇です。

そうやって様々な現実と向かいあうのも同窓会の一つの楽しみかもしれません。人生は何時までも楽しい事だけではないですからね。


私らしく自分らしくを貫くのは中々難しいよねって現実を見ている人に伝えている作品です。TV版のナデシコは自分を好きになる事、貫く事への賛美でしたが、それだけでは無いもう1つ現実を表現していたりします。

アニメ映画としてのクオリティーは高いし、好きな作品なんですが、大月プロデューサーが関わる作品の悪癖でもあると思うのだけれど、ちょっとファンの為だけのお祭り映画とも言えなく無いです。
だからパイが若干少ないという部分があるので、いきなりこの作品を見ても面白いかと訊かれれば「それなりに面白いと思うけど、感動はしないと思うよ」と答えます。

こういう映画のストーリーの手法は難しいですね。ナデシコファンの自分はとても大好きな作品ですが。

オススメの順番はTV→映画→ライトノベルと行くとすごい面白いと思います。途中の話が補完されていない状態で映画版を見たほうが衝撃が強いですから。

という訳で映画版を見てない人は是非チェックして欲しい訳です。バカばっかは卒業した後の世界ですよ。

ブログランキング参加しています。もし、よろしければポチっとなをしてください。



人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材


今回紹介するのは機動戦艦ナデシコです。
また文体変えてみまふ。力入れすぎて疲れました。




まぁ、そんな事はどうでもいいのです。まぁ、私この作品が大好きなんですよ。すごい恥ずかしい気持ちになるんですが。

プロフィールでもナデシコのDVDボックスを買うのが夢だったりします。小さい夢。

いや、持っているんですよ。VHSで。

フェイスブックでエヴァのレーザーディスクを持っているカルフォニア在住のアメリカ人と比べれば、幾分かはましな人間な訳ですが。

この作品はエヴァを中心として起きた90年代のアニメの1つで、まぁ、色々非難もされますが面白いですよ。

案外SFしてて。でも、所詮エヴァのパクリで真新しい事なんてないだろう?的な空気を感じる事があるんですけど、エヴァにだけは言われたくねぇよと(エヴァは6話まで大好きです)

まぁ、作品は火星にテラフォーミングしたくらい未来のお話で、木星から謎の無人兵器が襲ってきて、地球の軍隊ボコボコにまけて、火星を奪われて、駄目だね〜ってなっている内に民間の兵器開発会社が戦艦(名前がナデシコ)作って、火星に向かうわけです。
で、艦長が18歳の軍学校卒業したばかりの巨乳の女性で(なんで18歳が艦長に?は科学技術が進みオペレーションシステムが完璧な今日この頃艦長なんて部下の指揮をうまくあげてくれるだけでいいから)、主人公は火星に住んでいたんですけど、木星から襲われた時になんかよく分からんが地球にワープしちゃった、たまたま艦長と幼馴染の男です。

で、それ以外に綾波レイの流れを汲んだロリっ子キャラが出てきたり、もう少し女が出てきたりと、俗に言う「ときめきメモリアル的なゲームに非常にしやすい作品」です。
あれ?自信が無くなって来た。

ここからネタバレを混ぜていくので、見る人は注意


で、この作品は結構SFに挑戦していて、タイムパラドックスであったり、冷たい方程式であったり色々仕組みがあります。
で、メタ的な要素も沢山ふくんでまして。オタクギャグをですね。そのメタ要素すらを見事にストーリーの複線にしたり、根幹にすえる事に成功しとります。

木星の謎の敵は木星トカゲといわれているんですが、実は木星の無人兵器を送り込んでいるのも人間だったりします。

なんで同じ人間かっていうと昔色々あって迫害されて、歴史から消された人達なんですよね。
で、彼らは逃げてる時に謎の無人の兵器製造基地を発見しまして。そこで作った物を地球に送っていたわけですね。
彼らの聖典はゲッターロ・・・じゃなくてゲキガンガーというアニメが聖典になっています。
主人公もゲキガンガーのオタクでして、ゲキガンガーが好きだったりします。

すごいのが、ゲキガンガーに無駄に力入れています。劇中劇であるのに人気とやる気があまりすぎて、単独でOVAだしたりと気合の入りようです。

こんな部分が段々と作品にリンクしまして、物語の重要なモノローグになったりするから恐ろしいです。おふざけと見せかけてがこの作品はうまい。

ナデシコのクルーは全部民間からの基本的にフリーの人間でして、あまり正義とかいう人いないんですよ(一応いますが、大好きなキャラですけど3話で・・)

彼らの中で戦闘はお仕事なんですよ。それも謎の宇宙人を倒す正義の味方だったので、正義について考える必要も無かったのもありますけれど、しかし、敵が人間と判明する中で彼らの中に正義とは、戦争とはいった葛藤がうまれてきます。そこに主人公を中心とした5、6角関係が合わさってもうSF、恋愛、タイムパラドックス、なぜなにナデシコな訳です。(どんな訳だ)

タイムパラドックスは長くなるのと、ここを書いちゃうと作品をもう一度みたり、初めて見たりする方に推理小説の答えを言うような形になってしまうので割愛します。

後半の感動はすさまじいものです。完全懲悪の物語かと思ったら、勧善懲悪で無い物語だった、正義の味方だと思っていた自分達が実は悪の側だった、正義は必ず勝つアニメかと思ったら、マジンガーZの最終回みたいなアニメだった(ゲキガンガーのことですよ)、といったように作品に置ける主人公の立ち位置と物語の流れをリンクさせています。

この作品が言いたいのは「面白いアニメを見よう」です。
これに尽きます。
おそらくこれはエヴァや富野監督がアニメなんか見るじゃねぇと言う事に対しての反論でしょう。

エヴァは結局社会と交わる力の欠けたオタクが社会に何とか関わるまでの話。

庵野秀明はオタクだから社会と関われないと思っていたみたいです。エヴァを見るかぎり。オタクだからじゃなくてあんたの性格の問題だろうと。

ナデシコはオタク同士の亀裂や和解を描いた話なんですね。

で、ナデシコはオタクだって誰かと繋がる事は出来る。というか関わる関わらないはオタクでは無く個人の問題であって、そんな事よりもう少しみんなアニメを好きになろうよ。好きな自分を好きになろうよ。面白い作品を見ようよというメッセージを私は感じます。

そうやって見ると作品の様々な部分をより深く理解できたりします。

もう、アニメファンは珍しくない今日この頃。ナデシコの考え方が今でしょう。

しかし、「面白いアニメを見よう」を言えたのは、90年代の良質なアニメ作品が沢山でた時代だったからです。ナデシコやエヴァ、ビバップ等。私は90年代がアニメの最後の灯火だったと思います。

そして仇花の様に今、アニメ界には萌えだけが残ってしまいました。悲しいものです。
多少表層的な部分でイライラしてしまう部分(ギャルゲー要素)もありますが、90年代の輝きを持つ作品のひとつです。

今まで紹介した作品のまとめ


今まで忘れていましたが、ブログランキング参加しています。もし、よろしければポチっとなをしてください。

次回もみんなで見よう!ゆ〜げっとば〜にんぐ

人気ブログランキングへ




創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材

    >>次へ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。