2010年01月30日
僕も柴又で草だんごを食べて考えた
いよいよ本日より山田洋次 監督「おとうと」が全国ロードショーとなります。
賢い姉と愚かなおとうとの可笑しくて哀しい物語です。監督のファンとしては
楽しみな映画です。
また、山田洋次監督作品の定番といえば寅さんシリーズ48作も見逃せません。
全国を舞台にこちらは愚かな兄と賢い妹をめぐる家族の絆、その苦しみと悩みと喜び
が描かれた作品ですね。
監督によれば今回のおとうとが、核家族した今の家族像なら寅さんシリーズは
古いタイプの家族の絆を描いているとのことです。
寅さんの糸の切れた凧のような勝手気ままな行動に怒りながらも
帰りを優しく迎える家族の思いやふれあいが古い家族像なのかも知れません。
口うるさい親と一日でもはやく縁を切り自立したい想いと裏腹に・・・
自立するには越えなくてならない壁がいたるところにあり
袋小路に迷いこんでしまう。そんな青年時代の記憶がよみがえります。
絆とは、断つことのできない人と人との結びつきと言う意味ですね。
また、愚かさと賢さは決まったことではなくて、
コインの裏表のように放り投げると賢くなったり愚かになったり
するものなのかも知れません。
寅さんの行動は破天荒ですが組織人だったら言えないことや行動規制してしまう
ことに対してあっけらかんと直球で行動します。そこに思わず笑ってしまい
なんとも不思議な活力が湧いてきます。
家族や人と人が絆により繋ぎとめられことは、
どんより曇った空に覆いかぶされるような息苦しいイメージがあるけど
そんなに悪いことじゃないかも知れないね。
寅さんもそう考えるだろうね。
などと・・・
とらやの草だんごを食べながら僕も考えた。
絆をめぐる後日談・・・
それにしても写真ヘタ・・・
と家族の叱責・・・
とら抜け看板になってしまいました。
これでは・・・
○○やの草だんご(^-^;)
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投稿者:hide_perth|08:03