2017年10月27日
介護業界で注目されているアセッサーとは
みなさんは「アセッサー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
このアセッサーですが、今の介護業界で最も注目されているもののひとつとなってきています。
今回は「アセッサーなんて聞いたことがない」という方のために、このアセッサーについてご紹介していきます。
アセッサーとはどのようなものなのか、アセッサーになるにはどうすればいいのかについて、ひとつずつみていきましょう。
アセッサーとは、「評価をする人」「評価者」のことを言います。
ではこのアセッサーは、何を評価する人なのでしょうか?
現在、厚生労働省が行っている介護職員資質向上促進事業において、介護プロフェッショナルキャリア段位制度というものがあります。
アセッサーは、このキャリア段位制度の評価基準に基づいて、評価を受ける人たち(介護士さんたち)を客観的な視点から評価します。
評価認定にはレベル1からレベル7までの7段階がありますが、当面はレベル4までの評価基準で認定されます。
レベル1のエントリーレベルから始まり、レベル4以上になるとプロレベルとなります。
アセッサーの役割は、介護士さんを評価をするだけではなく、介護士さんのスキルアップのための支援や、キャリアアップのための方法などを一緒に考えていくことも重要な役割のひとつとして挙げられます。
以前ご紹介した介護のキャリアパス制度についての具体的な道筋を、アセッサーが一緒に考えていくことでより明確にキャリアアップを図るための方法が分かるようになります。
どのような資格を取得すればよいのか、自分に向いている職種やなりたい職種への「道」を一緒に探してくれるアセッサーの役割が、どれほど重要かお分かりいただけるかと思います。
転職をしてしまうと、キャリア段位制度で認定された評価レベルはどうなるのかと不安に思う方も多いと思います。
ですが、同じくキャリア段位制度を導入している事業所や企業であれば、認定を受けたレベルをそのまま引き継いだまま転職することが可能となります。
もう一度評価認定を受けなくて済むので、待遇面や職場環境など、自分に合った職場への転職も安心して行えるようになります。
なぜそのようなことが可能なのかというと、評価認定は前述した通り、アセッサーは厚生労働省が用意した評価基準に基づいて客観的な評価を行うこと(内部評価)に加え、その評価が適切に行われたものなのかをさらに第3者機関が評価すること(外部評価)になっています。
この2つの評価認定によって、これまでは事業所や企業ごとにバラバラだった評価基準が一定のものとなることから、転職をしても評価レベルは引き継ぐことができるのです。
ただし、まだまだキャリア段位制度を導入している事業所や企業も少ないのが現状ですので、評価レベルを活かしてより好待遇な転職を希望している方の場合は、就職活動をする際にはキャリア段位制度を導入しているかどうかも確認するようにしましょう。
今後、多くの事業所や企業がこのキャリア段位制度を導入していくと見込まれていますので、他の業種に転職しない限りは、評価レベルはそのまま引き継いで転職できるのは大きなメリットとなるでしょう。
さて、キャリア段位制度を導入することで私たち介護士の待遇面はどのように改善されていくのか。これが気になるところだと思います。
待遇面=給料という観点から言うと、単純に言えばレベル1の介護士さんよりもレベル4の介護士さんのほうがより高い給料をもらえる、ということです。
毎月の給料だけでなく、賞与(ボーナス)もアップする可能性があるということです。
とはいえ、これはあくまでも「評価認定のレベル」に応じての考え方であるため、単純にレベル4になったからといって格段に待遇面が改善されるのかというとそうではありません。
普段からの勤務態度(遅刻・欠勤・病欠・言葉遣い・表情・服装など)や、業務実績(より良い業務改善につながるような前向きな意見や行動など)の中で、評価基準にはないことも当然加味されます。
一度高いレベルの評価を受けた人でも、なにか大きな問題やミスをすることで評価レベルよりも低い給料や賞与になることもあるということは理解しておくようにしましょう。
あくまでもキャリア段位制度は、現状バラバラだった各事業所や企業の評価基準を一定にし、介護士さんの資質をより適切に評価するための制度だということを覚えておきましょう。
では、評価をする側であるアセッサーになるにはどうすればいいのでしょうか。
アセッサーになるためには、厚生労働省が行っているアセッサーの講習会に参加し、そこで修了証を取得する必要があります。
主な流れとしては、
となります。
ただし、アセッサーになるための要件というものがある点には注意しましょう。
その要件には「アセッサー講習を受けるための5つの条件」があります。詳しい内容については、こちらの介護プロフェッショナル段位制度についてのHPを確認してください。
もっと詳しくアセッサーについて知りたい方はこちらの記事にまとめています。
アセッサーの役割と介護プロフェッショナルキャリア段位制度
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このアセッサーですが、今の介護業界で最も注目されているもののひとつとなってきています。
今回は「アセッサーなんて聞いたことがない」という方のために、このアセッサーについてご紹介していきます。
アセッサーとはどのようなものなのか、アセッサーになるにはどうすればいいのかについて、ひとつずつみていきましょう。
アセッサーが注目されている理由
アセッサーとは、「評価をする人」「評価者」のことを言います。
ではこのアセッサーは、何を評価する人なのでしょうか?
現在、厚生労働省が行っている介護職員資質向上促進事業において、介護プロフェッショナルキャリア段位制度というものがあります。
アセッサーは、このキャリア段位制度の評価基準に基づいて、評価を受ける人たち(介護士さんたち)を客観的な視点から評価します。
評価認定にはレベル1からレベル7までの7段階がありますが、当面はレベル4までの評価基準で認定されます。
レベル1のエントリーレベルから始まり、レベル4以上になるとプロレベルとなります。
アセッサーの役割は、介護士さんを評価をするだけではなく、介護士さんのスキルアップのための支援や、キャリアアップのための方法などを一緒に考えていくことも重要な役割のひとつとして挙げられます。
以前ご紹介した介護のキャリアパス制度についての具体的な道筋を、アセッサーが一緒に考えていくことでより明確にキャリアアップを図るための方法が分かるようになります。
どのような資格を取得すればよいのか、自分に向いている職種やなりたい職種への「道」を一緒に探してくれるアセッサーの役割が、どれほど重要かお分かりいただけるかと思います。
キャリア段位制度は転職しても引き継がれる
転職をしてしまうと、キャリア段位制度で認定された評価レベルはどうなるのかと不安に思う方も多いと思います。
ですが、同じくキャリア段位制度を導入している事業所や企業であれば、認定を受けたレベルをそのまま引き継いだまま転職することが可能となります。
もう一度評価認定を受けなくて済むので、待遇面や職場環境など、自分に合った職場への転職も安心して行えるようになります。
なぜそのようなことが可能なのかというと、評価認定は前述した通り、アセッサーは厚生労働省が用意した評価基準に基づいて客観的な評価を行うこと(内部評価)に加え、その評価が適切に行われたものなのかをさらに第3者機関が評価すること(外部評価)になっています。
この2つの評価認定によって、これまでは事業所や企業ごとにバラバラだった評価基準が一定のものとなることから、転職をしても評価レベルは引き継ぐことができるのです。
ただし、まだまだキャリア段位制度を導入している事業所や企業も少ないのが現状ですので、評価レベルを活かしてより好待遇な転職を希望している方の場合は、就職活動をする際にはキャリア段位制度を導入しているかどうかも確認するようにしましょう。
今後、多くの事業所や企業がこのキャリア段位制度を導入していくと見込まれていますので、他の業種に転職しない限りは、評価レベルはそのまま引き継いで転職できるのは大きなメリットとなるでしょう。
キャリア段位制度の導入で待遇面はどう変わるのか
さて、キャリア段位制度を導入することで私たち介護士の待遇面はどのように改善されていくのか。これが気になるところだと思います。
待遇面=給料という観点から言うと、単純に言えばレベル1の介護士さんよりもレベル4の介護士さんのほうがより高い給料をもらえる、ということです。
毎月の給料だけでなく、賞与(ボーナス)もアップする可能性があるということです。
とはいえ、これはあくまでも「評価認定のレベル」に応じての考え方であるため、単純にレベル4になったからといって格段に待遇面が改善されるのかというとそうではありません。
普段からの勤務態度(遅刻・欠勤・病欠・言葉遣い・表情・服装など)や、業務実績(より良い業務改善につながるような前向きな意見や行動など)の中で、評価基準にはないことも当然加味されます。
一度高いレベルの評価を受けた人でも、なにか大きな問題やミスをすることで評価レベルよりも低い給料や賞与になることもあるということは理解しておくようにしましょう。
あくまでもキャリア段位制度は、現状バラバラだった各事業所や企業の評価基準を一定にし、介護士さんの資質をより適切に評価するための制度だということを覚えておきましょう。
アセッサーになるためには
では、評価をする側であるアセッサーになるにはどうすればいいのでしょうか。
アセッサーになるためには、厚生労働省が行っているアセッサーの講習会に参加し、そこで修了証を取得する必要があります。
主な流れとしては、
- 講習の受講申請
- 申請書の審査・承認
- 講習の受講
- 修了証の発行
- アセッサーの登録
となります。
ただし、アセッサーになるための要件というものがある点には注意しましょう。
その要件には「アセッサー講習を受けるための5つの条件」があります。詳しい内容については、こちらの介護プロフェッショナル段位制度についてのHPを確認してください。
もっと詳しくアセッサーについて知りたい方はこちらの記事にまとめています。
アセッサーの役割と介護プロフェッショナルキャリア段位制度
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