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2017年12月06日

赤ワインと白ワインでは作り方が違っていました!

 私は、ワインが好きです。一般的に赤ワインは肉料理に、白ワインは魚料理に合うと言われていますが、私は赤と白の味わいや濃厚感があまりにも違うため、その時の気分で選んでいます。

何故、赤ワインは、さっぱりした白ワインに比べるとコクがあって濃厚感を味わうことができるのでしょうか? また、色が違う理由は何でしょうか?


赤ワインと白ワインの味や色の違う理由


 赤ワインと白ワインはブドウで作られていますが、それぞれ赤や白に適したブドウの種類があります。
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赤ワインにするには、濃い赤色をだすためブドウの皮が黒色のブドウから選びます。白ワインの場合は、ブドウの皮の色は関係しません。(この理由は、後述する製造方法の違いを見ると判ります。)

ブドウの種類が違えば当然、味も違うでしょうが、もっと大きなくくりで言うと、赤ワインには独特の苦みやコクがあって味に重さを感じますし、白ワインは、すっきり・さっぱりした味わいを得られます。

調べた結果、赤ワインと白ワインでは異なる製造方法で、濃厚感や重さ・軽快さ、風味等の違いを演出していることが判りました。

■赤ワインと白ワインの製造方法


《赤ワイン》
 赤ワイン作りは、皮の色が黒色のブドウを収穫して発酵するのを待ってから絞ります。

この時、ブドウの皮や種も果汁といっしょに絞るため、黒ブドウの皮の色(濃い赤)が染み出てきます。(染み出てきた色の成分は、植物色素で抗酸化作用のあるアントシアニンです。)

そのため、赤ワインの色は濃い赤色になり、皮に含まれるタンニン等による渋みが、味に深みや重さを加えていたのです。

《白ワイン》
 白ワインは、ブドウを収穫すると、皮や種を取り除いて直ぐに絞ってジュースの状態にしてから発酵するのを待つ方法で製造します。そのため、すっきりした味わいを出していたようです。


赤ワインと白ワインの楽しみ方


 赤ワインと、白ワインでは異なった製造方法を用いて味の違いを作っていました。考えてみると、すごい戦略です。共にブドウから作られるお酒ですが、これ程、味の風合いを変えると、その時の気分で、赤か白かを選びたくなります。

つまり、飲む側の楽しみ方が増えたことになります。

私の場合は、普段は、濃厚感があって健康によさそうな赤ワインを少量飲んで、気分の良い時には、すっきりして口当たりの良い白ワインを多めに飲んで楽しんでいます。

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