朝晩は空気がひんやりして、夜もタオルケットをかけるだけでは寒いと感じる今日この頃となりました。
次年度の新入生のために、秋になると区立中学では、この時期
学校公開
が行われていたのを思い出します。
ご縁があった中学校では1週間くらい見学期間が設けられていて、その間ならどの授業を見学してもいいことになっていました。
主要科目である5教科の授業はもちろんですが、それ以外の
実技科目
といわれる授業
- 音楽
- 美術
- 技術・家庭
- 体育
が、本当にきちんとしていて、そのことが印象深いです。
都立高校を受験するために、5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の成績を上げるのはもちろんのこと…
お世話になっていた中学校のある地域では、実技科目の勉強を怠らないように、内申で加算される点数が、(都立高校を受ける場合に限りですが)主要科目の2倍の点数となり、筆記のテストにもとても力を入れていました(*_*)
わたしが中学生だったころは、美術の時間というのは、絵を描いたり、工芸作品を作ったりすることがメインで、テストがあったのかも忘れてしまうくらいですが、今の美術の授業は、作品を作りながら、教科書も網羅するので、美術史から色相の勉強から、歴史的建造物、仏像のことなど、本当に幅広い知識を習得するのですよね。
音楽に至っては、合唱したり、合奏をしたりしたことを覚えていますが、今はそれに加え、歌舞伎や能のような日本の伝統的な舞台や唄のことを学んだり、音楽史やバレエ音楽のことまで学びます。
体育もしっかり教科書を使って座学をするし、技術家庭は授業数が少ないのに、教科書はきちんとテスト範囲が指定され、テストを受けることになるので、
一般教養
はすべて中学で身に着けることができる時代だなぁと感じます。
それに加え、今は
道徳
の時間というのが、本当に濃い授業で、いろいろな社会問題をシュミレーションして、子どもたちが討論して、お互いに解決策を見出していくという、レベルの高い授業を展開していて感心させられました。
保健室の前の貼付物も、以前は姿勢が悪いと
側弯症
になるということの書かれたポスターが目を引きましたが、今はスマホによる
ストレートネック
のことや、スマホに関わる時間が長いとどんな悪影響があるか…という記事を多く見かけます。
保護者が学校で勉強していた時代には、まだSNSが発達していなかったので、学校公開に合わせて、これらの問題点を知る機会を設けたり、質疑応答ができたり、すごく勉強になりました。
これからの子どもたちは新しい科目がさらに増え、親が知らないことを勉強することになりますから、学校公開でどんな内容なのかとか、どのように必要とされているのかとか、情報が得られるのは本当にありがたいことです。
今は大学にも保護者会があるくらい、親の出番は増えていますが、せっかく親になったのだからできる限り親としての体験はしてみたいですよね(#^^#)
受験のためにあちこちの私立学校でも、学校公開があったり、また文化祭があったり…
余談にはなりますが、この文化祭でのバザーに、かなり高価な品物が安価で販売され、
掘り出し物
が手に入るのだとか…
学校によっては、バザーで100万円以上の売り上げを出すようです。
とにかく早く会場に行って、お買い物するのがコツですね(≧▽≦)
秋の楽しみ方はいろいろですが、教育現場となる学校では、一般教養を身につけられたり、お得なお買い物ができてしまう…という、ご紹介でした☆