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児童ポルノについて

みなさんは、児童ポルノ法をご存知でしょうか?
これは、児童を性的犯罪から守るための法律です。
しかし今、児童を守るために存在しているはずのこの法律が、言論・表現の自由を大きく奪うばかりでなく、大変多くの冤罪を生むものにものになろうとしています。

「具体的に何が改正されるの?」というと、

1、児童ポルノに該当する画像・映像等の単独所持禁止
2、創作物に登場する児童も対象とすること

この2点が大きな改正点です。

この2点の問題点を指摘する前に、ひとつ知っておいてほしいことがあります。
それは、日本では「児童ポルノ」という非常に曖昧であるということです。
具体的には、

1:児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したもの
2:他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの
3:衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの 

以上が、日本での「児童ポルノ」の定義となります。
少し要約すると、性的目的で描写したものが対象となっているわけではなく、目的がどうであれ性的なものを連想させる描写であれば、すべて「児童ポルノ」とするということなのです。

これを理解していただいたうえで今回の改正の問題点を挙げると、

1、性的目的で所持しているわけではないのに、逮捕されてしまう恐れが非常に大きくなること。
2、創作物も範囲に入っているため、表現の自由を大きく奪われること。

1を具体的に言うと、お子さんの小さいときの思い出を残そうと写真を撮られる方は、数多いと思います。また、好きなモデル・アイドルなどの写真・グッズ等を持っていられる方も多いでしょう。しかし、被写体が18歳未満であった場合これは全て「児童ポルノ」を所持しているとみなされる可能性は極めて高いです。
「性的目的ではない」といっても日本では、通用しません。
日本では、上記の理由から目的というものは、ほとんど重要視されていません。
もっているものが、性的なものを連想させるかどうかなのです。
こうかくと、「裸じゃなければ大丈夫では?」という疑問があると思います。
しかし、「裸でなければポルノではない」という主張は通用しないでしょう。
根拠としては、乳房・陰部の形が露出あるいは、容易に想像できるものはポルノとして、認められるからです。これは、服を着用していても場合によっては、ポルノとして認めるということで、非常に範囲が広いことに気づかれたでしょうか?
何気なく、思い出の品として持っていたものが、ある日突然として犯罪の証拠になってしまうのです。しかも本人は、性的目的で所持していたわけではないので、ポルノに該当するかなど考えてもいなかったでしょう。しかし、第三者によってポルノとして認定されてしまえば、たちまち犯罪者にされることがおきうるのです。
単独所持禁止とは、以上のようなことを容易に引き起こす原因となるのです。
ちなみに、現在はこのようなことが起きる環境ではありません。
性的目的として写真・映像等をもっていても、配布・販売等をしなければ逮捕されることはまずないでしょう。

2の表現の自由が奪われるとは、どういうことでしょうか?
今、テレビでやっているアニメ・ドラマを思い出してください。
そのアニメ・ドラマから18歳未満の人間がいなくなったら、話は成立しますか?
半分以上が成立しなくなると思います。テレビの規制というのは存在は、していますが、ここまで影響を及ぼす規制は初めてではないでしょうか?
ポルノを連想させることをさせなければ影響ないとお思いの方もいらっしゃると思います。
しかし、テレビというのは、こういう規制に対して過剰に反応します。
放送禁止用語を例に出して言えば、なぜ禁止なのかよくわからないものも数多いのです。他にも、例を挙げればキリがありませんが、興味のある方は調べてみることをお勧めします。
テレビのこうした対応を考えれば、「児童」というものを使わなくなることは、想像がつきます。そしてこれは、メディア全体に広がっていくでしょう。こういう現象が起きたとき、はたして表現の自由があるといえる状態なのでしょうか?
私自身はないと思います。
表現の自由とは、「児童」を排除して成り立つものでは、ないからです。
「児童」にも表現の自由はあります。しかし、大人たちのこうした事情によってその自由を奪ってよいのでしょうか?創作物を規制するということは大人だけでなく、「児童」の自由を奪うことにもなりかねないのです。
そして、もうひとつ創作物を規制することは、「児童」を性的犯罪から守ることにつながるとはどうしても思えないのです。
確かに、創作物の中にはひどいと思える描写がなされているものもあります。
しかしながら、そういったものは法律によって「児童」の目に触れることがないはずなのです。また、そういう創作物を見る大人は、現実でもやろうとすると言い張る人たちが多いですが、これには納得できるだけの根拠は何一つとしてありません。もし本当にそうだとしたら、日本にはもっと多くの性的犯罪者がいないと説明がつきません。人口比で言えば日本は極めて性犯罪発生数が少ない国だからです。
そして、こういう創作物は日本には非常に多くあるからです。この二つの事実から考えれば創作物の影響力は実は、ほとんどないに等しいのでは?とも思えてしまうのです。

今行われようとしているこの改正は、どう考えても改悪だと思います。
創作物に関しては、今回は断念?するという情報もありますが、3年後に規制するために調査チームを作れるようにするとかいろいろ案は出てきているようです。
最後に、この改正に反対の署名をあつめている団体の紹介をします。

創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志
http://www.savemanga.com/
名も無き市民の会
http://namonakishimin.web.fc2.com/seigan/index.html

長々と書きましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分の考えを素直に書きました。この問題に対して、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

Let's Enjoy FX!








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