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Kチェア(1人掛けソファ)のレストア3

3回にわたって続いたKチェアの修復編は今回で完結である。

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前回までの記事はこちら。
Kチェア入手編  レストア第1回  レストア第2回
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もともとのボロボロだった本体は・・・



なんということでしょう。
普通の椅子にもどったではありませんか。



手すり部分は3回塗りで鏡面仕上げに。
クッション材は新しく新調し、ふかふかのすわり心地に。



なんという黒・・・そして美しさ。
直してよかったなぁ。と、思う。


今回かかった費用は以下の通り。

紙やすり、スポンジやすり、耐水ペーパー 1200円
クッション材等座面材料  5000円
合皮用接着剤  700円
ワシン1液性ウレタンニススプレー(着色用) 1900円
ネオウレタンクリヤー(仕上げ用) 1200円

合計10000円


張り替える労賃を考えると、復刻版のカリモク60Kチェアが余裕で買える
金額になりそうな気もするが、モノには魂が宿るという古来からの教えに
したがって直してみるのも良いだろう。


そういえば、Kチェアは格好良いと思うのだが、学生に見せたらダサいと言われた。
不変のデザインを目指す事は何とも難しいものだ。


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Kチェア修理の過去記事は下記リンクから

ボロボロのカリモクKチェア
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア1
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア2
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア3(完結)

オールドカリモクのKチェア修理1
オールドカリモクのKチェア修理(停滞)
オールドカリモクのKチェア修理2
オールドカリモクのKチェア修理3(完結)





Kチェア(1人掛けソファ)のレストア2

前回までのリンクはこちら

Kチェア入手編  レストア第1回

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さて。届いたウレタンを見てみよう。
右が古いウレタンである。違いが一目瞭然過ぎてびっくりする。


これをSバネの上に乗せるわけだが、そのまま載せるとウレタンに
バネが食い込むので通常はバネの上に網状の材料を載せる。
(下の写真の右側に少し写っている材料)



だが、私はそんなもの持っていないのでとりあえずカーテンの
切れっ端を載せておいた。ある程度の伸縮性がないと
Sバネの動きを阻害するのでその点だけは注意したい。


載せる前

載せた後(笑)


後は、同時進行で椅子本体の塗装を全て剥ぎ取り、
割れた部分を蒸気で温めて修正した後、木工用ボンドで
留めてから研磨。

400番程度まで仕上げたら塗装する。

今回はワシンの1液性ウレタン(ローズカラー)を2度塗りしたのち、
2液性ウレタン塗料(クリア)で仕上げを行った。


カラーリングはオリジナルのマホガニー色より赤味が増しているが、
オリジナルのKチェアの真似をするのは失礼と思い、あえて薄い
カラーリングに仕上げた。


次回は仕上げと組み立てを行う。


塗装が完全に乾いたら、表面の研磨を1000番→1500番→2500番→
コンパウンドの順で行い、平面を出してから鏡面仕上げにする。

かなりの労力だが、頑張って根気よく進めたい。

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Kチェア修理の過去記事は下記リンクから

ボロボロのカリモクKチェア
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア1
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア2
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア3(完結)

オールドカリモクのKチェア修理1
オールドカリモクのKチェア修理(停滞)
オールドカリモクのKチェア修理2
オールドカリモクのKチェア修理3(完結)





Kチェア(1人掛けソファ)のレストア1

里帰りしていたので更新間隔がずいぶん空いてしまった。

今日はカリモクKチェアの修理作業の話である。

前回の記事(入手編)

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分解も終わり、まずは必要な資材の発注を行った。

見ての通り、ウレタンスポンジが劣化し、ボロボロになっている。
また、クッションの役割を果たすSバネはサビまくりの伸びまくりだ。




ウレタンの厚さを計測してみると、
「座面:表層1.5cm、内部3.0cm」 の2種類、
「正面+側面:1.0cm」 の物が使われていた。



座面のウレタンが2層になっているのは、1.5cmの方が座面の合皮に
縫い付けてあるためで、これがあることで座面にメロンパンのような
網目状の表情ができるようだ。

厚みを計測したら、少し大きめに60cm角でウレタンスポンジを注文する。
これは座面が立体的なので正方形のものを注文するとサイズが寸足らず
になってしまう恐れがあったからだ。60cm角なら間違いない。

注文先は、ソフトプレン「高弾性ウレタンフォーム」が今の所、一番安いと思う。
他にも、AZUMA「座面仕上げ用」等があるが、ウレタン屋ではないので少し高い。


クッション材の次に、Sバネについてであるが、こちらは販売している店は
皆無であることから代替材を探すことになる。
白羽の矢が立ったのが、ウェービングテープ(リビングチェア等に良く使われる。)



バネ自体に手は加えず、ウェービングテープを少しだけ張ることで
座った時の負荷を分散させることとした。
(Sバネに比べてゴム材は劣化が大きいと思うので、耐久性の保証はない。)

ちなみに、ウェービングテープを張る際にはハンドタッカーが必要である。
持っていない場合はダイソーのタッカー(315円)をお勧めする。
本体が壊れるほどの強力さで打てる。しかも安い。
もちろん、それなりの金額を払えばもっと良いものが手に入るが、
3000円以上するので頻繁に使わないのであれば不要である。

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余談ながら、ダイソーの工具には使えるモノと使えないものがある。
使えないと判断したものだけを列挙すると、

・ラッカー塗料 (固まりにくく、溶けやすい)
・精密ドライバー・六角レンチ (耐久性皆無)
・大口径ドリル刃全般 (切れ味、仕上がり最悪)
・スポンジやすり (3Mのスコッチ等の商品と比較にならない)
・のこぎり (労力が10倍以上かかる気がする)

といった感じだ。他はよく分からない。軍手は高い。

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この後は、ひたすら皮を縫う作業である。
縫い糸は適当にボタン付け糸(絹糸)の太いものを選定した。

1日2時間、30cm程度しか縫えない。
チクチクチクチク・・・縫い目を間違えるとやり直しだ。

この作業だけで正直、椅子の張り替え代金を支払う価値が十二分に
有る事を痛感した。

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Kチェア修理の過去記事は下記リンクから

ボロボロのカリモクKチェア
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア1
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア2
Kチェア(1人掛けソファ)のレストア3(完結)

オールドカリモクのKチェア修理1
オールドカリモクのKチェア修理(停滞)
オールドカリモクのKチェア修理2
オールドカリモクのKチェア修理3(完結)





   
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