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2020年07月10日
レミントン社二度目の破産寸前
まあ、仕方がないでしょうね。品質は地に落ち、わくわくするような新製品がもう何年もの間一つもないんですから。ここから復活するのは至難の業でしょうね。残念です。
https://www.wsj.com/articles/gun-maker-remington-preps-for-bankruptcy-seeks-sale-to-navajo-nation-11593186468
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2020年07月09日
元SWAT隊員に射撃訓練を受ける(1)
現在、妻の親戚の結婚式に出るため、実家のあるミシガン州に来ています。従妹の一人の御主人(仮にジョンさんとしましょう)が実は現職の警察官で元SWAT隊員なので、よく銃や射撃の話をします。私も結構銃のことに興味があるつもりでしたが、この方の知識や経験は半端ではなく、話をする度に色々な事を学びます。ジョンさんは現在は管理職ですが、新人の訓練も定期的に行うとのことで、今回特別に素人の私の訓練をしてくださることになりました。
当日は私のために、個人所有のありとあらゆる種類の銃を持ってきてくれて、好きなだけ撃っていいと言ってくれましたので、お言葉に甘えてじゃんじゃん撃ちました。以下に銃の種類と口径を列記します。一日にこれほど多くの種類の銃、しかも異なった口径のものを撃ったのはもちろん初めてです。
ワルサーP22(22LR)
グロック42(380ACP)
スミスアンドウエッソン・シールド(9mm)
グロック22(40SW)
グロック45(9mm)
1911(レミントン社製)(45ACP)
スミスアンドウエッソンM36(かなり古いニッケル仕上げのもの)(38Spl)
スミスアンドウエッソンM586(初期型でスクエアバットのもの)(38Spl/357magnum)
SAAのクローン(イタリア製だと思う)(45 Long Colt)
AR15ピストル(スプリングフィールド社製)(556/223)
当日は私のために、個人所有のありとあらゆる種類の銃を持ってきてくれて、好きなだけ撃っていいと言ってくれましたので、お言葉に甘えてじゃんじゃん撃ちました。以下に銃の種類と口径を列記します。一日にこれほど多くの種類の銃、しかも異なった口径のものを撃ったのはもちろん初めてです。
ワルサーP22(22LR)
グロック42(380ACP)
スミスアンドウエッソン・シールド(9mm)
グロック22(40SW)
グロック45(9mm)
1911(レミントン社製)(45ACP)
スミスアンドウエッソンM36(かなり古いニッケル仕上げのもの)(38Spl)
スミスアンドウエッソンM586(初期型でスクエアバットのもの)(38Spl/357magnum)
SAAのクローン(イタリア製だと思う)(45 Long Colt)
AR15ピストル(スプリングフィールド社製)(556/223)
2020年07月02日
S&W M642 (2)
スミスアンドウエッソン社のリボルバーの中で圧倒的に一番良く売れているのが、このM642だと言われています(少なくとも2006年以降)。以前はメーカー希望小売価格が$620程度もしていたのですが、大ヒットしたルガーLCRの登場によって価格が大幅に下がりました。実際私が2016年に購入した際は、セール価格で$349+税金と激安になっていました。(だから購入したのですが。)
エックスドメイン
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2020年06月04日
ストライカー方式ポリマーフレーム拳銃の人気の秘密(4)
4. 手入れや維持が簡単。
誰でも簡単に、それこそあっという間に通常分解ができ、ストライカーアセンブリーを取り外すのも簡単です。
それよりグロック以降のストライカー式ポリマーオートでもっと画期的なのは、大抵の部品交換やアップグレードがガンスミスに頼らずに自分で簡単にできることです。これまでのオートピストル、例えば1911やM9等は、ハンマーやファイアーリングピンが破損したり摩耗したりして交換が必要になると、熟練のガンスミスやArmorer(兵器工)と呼ばれる訓練を受けた人たちの手によらなければなりませんでした。ハンマーとシアーの微妙な噛み合わせや、ファイアリングピンのスライド内での円滑な作動は、その辺の素人(つまり私のような)ではうまくいかなかったり、作動不良の原因になったり、危険であったりすることもあるので、やめた方がいいと一般的に言われています。
それに比べ、現在のストライカー式ピストルのスライドには、ストライカースプリングガイド(Striker spring guide)とかストライカーチャンネルライナー(Striker channel liner)いうナイロン製のパイプが打ち込んであり、その中をストライカーが移動するようになっています。
これにより、ガンスミスによる微妙な擦り合わせ加工の必要性は一切なくなりました。私も二丁所有しているM&Pピストルのストライカーが万一破損したときのために予備を一つ持っていますが、手間いらずで簡単に取り換えることができます。
また、ハンマー式のピストルだとシアーとハンマーの絶妙な噛み合わせが不可欠ですが、グロックのセーフアクション(Safe action)とその亜流(つまり現行のストライカー銃のほぼ全て)は、極端に言うと銀玉鉄砲のような仕組みなので、そこまで気にしなくてもいいと言っていいでしょう。実際、誰でも簡単、安全にトリガーアセンブリーやコネクターを交換したり、アップグレードしたりすることが可能です。
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誰でも簡単に、それこそあっという間に通常分解ができ、ストライカーアセンブリーを取り外すのも簡単です。
それよりグロック以降のストライカー式ポリマーオートでもっと画期的なのは、大抵の部品交換やアップグレードがガンスミスに頼らずに自分で簡単にできることです。これまでのオートピストル、例えば1911やM9等は、ハンマーやファイアーリングピンが破損したり摩耗したりして交換が必要になると、熟練のガンスミスやArmorer(兵器工)と呼ばれる訓練を受けた人たちの手によらなければなりませんでした。ハンマーとシアーの微妙な噛み合わせや、ファイアリングピンのスライド内での円滑な作動は、その辺の素人(つまり私のような)ではうまくいかなかったり、作動不良の原因になったり、危険であったりすることもあるので、やめた方がいいと一般的に言われています。
それに比べ、現在のストライカー式ピストルのスライドには、ストライカースプリングガイド(Striker spring guide)とかストライカーチャンネルライナー(Striker channel liner)いうナイロン製のパイプが打ち込んであり、その中をストライカーが移動するようになっています。
これにより、ガンスミスによる微妙な擦り合わせ加工の必要性は一切なくなりました。私も二丁所有しているM&Pピストルのストライカーが万一破損したときのために予備を一つ持っていますが、手間いらずで簡単に取り換えることができます。
また、ハンマー式のピストルだとシアーとハンマーの絶妙な噛み合わせが不可欠ですが、グロックのセーフアクション(Safe action)とその亜流(つまり現行のストライカー銃のほぼ全て)は、極端に言うと銀玉鉄砲のような仕組みなので、そこまで気にしなくてもいいと言っていいでしょう。実際、誰でも簡単、安全にトリガーアセンブリーやコネクターを交換したり、アップグレードしたりすることが可能です。
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2020年06月02日
ストライカー方式ポリマーフレーム拳銃の人気の秘密(3)
3.セーフティー/ディコッカ−、ハンマー等の露出部品が少ない。
ごちゃごちゃした露出部品が少ないほうが衣服に引っかかったりすることがなく(snag free designと言われる)、また落としたりして破損する心配もありません。ダブルアクション・シングルアクション(DA/SA)方式のワルサーP1(P38戦後改良版)と比べると、ストライカー方式のM&Pの方がすっきりしたデザインなのがお分かりになると思います。
因みに、機種によっては(例えばS&WのM&Pシリーズ、Sig P365等)オプションでセーフティー付きのモデルが選べるものもあります。Sig P320が勝った米軍拳銃のトライアルでも、「セーフティーが付いていること」が条件の一つとなっていました。
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因みに、機種によっては(例えばS&WのM&Pシリーズ、Sig P365等)オプションでセーフティー付きのモデルが選べるものもあります。Sig P320が勝った米軍拳銃のトライアルでも、「セーフティーが付いていること」が条件の一つとなっていました。
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2020年06月01日
ストライカー方式ポリマーフレーム拳銃の人気の秘密(2)
2.部品数が少なく、構造が簡単である。
一般的に、部品数が少なければ少ないほど当然製造が簡単でコストも低くなりますし、可動部品が少なければ作動不良や故障も少なく、耐久性も高くなります。例えばグロック17は総部品数が34しかなく、これはミリタリー版1911の51、ベレッタM9/92Fの62(モデルによって若干異なる)に比べて大幅に少なくなっています。
写真はスミスアンドウエッソンM&Pの第一世代のフレームで、非常にシンプルな構造なのがお分かりいただけると思います。因みに、緑色の部品は、「体感反動を軽減する」という謳い文句のShock Bufferという名前のアフターマーケット製のシリコン部品ですが、実際に効果があります。
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写真はスミスアンドウエッソンM&Pの第一世代のフレームで、非常にシンプルな構造なのがお分かりいただけると思います。因みに、緑色の部品は、「体感反動を軽減する」という謳い文句のShock Bufferという名前のアフターマーケット製のシリコン部品ですが、実際に効果があります。
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2020年05月31日
ストライカー方式ポリマーフレーム拳銃の人気の秘密(1)
ここで言う「ストライカー方式」というのは、グロックの「セーフアクション」とその亜流(つまり現在のストライカー方式銃のほとんど全て)を指します。
グロックピストルが1982年に登場して以来イスラエル軍最新のMasadaピストル等に至るまで、ハンドガン市場は、軍・警察はもちろん一般市場もストライカー方式(striker fired)のポリマーフレームオートピストルに席巻されています。ご存じのように日本の自衛隊も今度新しく同方式のH&K社のSFP9が採用されました。どうしてストライカー方式ポリマーフレームオートピストルはこんなにも人気が出たのでしょうか。ベレッタや1911などの旧式銃に比べて明らかな利点が数多くありますので、気が付く限り書いてみようと思います。
1.軽量である。
これは、従来までスチールやアルミ等の金属製だったフレームがポリマー製になったのですから当然です。ロッキングブロックやトリガーメカニズムハウジングなどはもちろん鉄製ですが。実用銃の場合、同性能、同装弾数で耐久性も問題なければあれば、もちろん重量が軽いほうが有利なのは言うまでもありません。スライドを外してフレームだけにした状態ではとても実銃とは思えないほど軽量で、まさにスカスカです。実際に携帯してみるとすぐに分かりますが、重い銃というのは思いのほかくたびれるものです。最近では、SIG、ベレッタ、前述のMasadaなどに使われているシャシー(英語ではチャスィーと発音)システムが主流になりつつあります。
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グロックピストルが1982年に登場して以来イスラエル軍最新のMasadaピストル等に至るまで、ハンドガン市場は、軍・警察はもちろん一般市場もストライカー方式(striker fired)のポリマーフレームオートピストルに席巻されています。ご存じのように日本の自衛隊も今度新しく同方式のH&K社のSFP9が採用されました。どうしてストライカー方式ポリマーフレームオートピストルはこんなにも人気が出たのでしょうか。ベレッタや1911などの旧式銃に比べて明らかな利点が数多くありますので、気が付く限り書いてみようと思います。
1.軽量である。
これは、従来までスチールやアルミ等の金属製だったフレームがポリマー製になったのですから当然です。ロッキングブロックやトリガーメカニズムハウジングなどはもちろん鉄製ですが。実用銃の場合、同性能、同装弾数で耐久性も問題なければあれば、もちろん重量が軽いほうが有利なのは言うまでもありません。スライドを外してフレームだけにした状態ではとても実銃とは思えないほど軽量で、まさにスカスカです。実際に携帯してみるとすぐに分かりますが、重い銃というのは思いのほかくたびれるものです。最近では、SIG、ベレッタ、前述のMasadaなどに使われているシャシー(英語ではチャスィーと発音)システムが主流になりつつあります。
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サイドアームズカスタム UMAREX VP9改 SFP9刻印カスタム 価格:44,640円 |
2020年05月30日
コルト社製ダブルアクションリボルバーの構造上の欠点(2)
次の写真は、コルトパイソンのサイドプレートを外したところと、コルトコブラのフレームのシリンダーを開いた状態のものです。シリンダーハンドに注目してください。
ご覧の通り、シリンダーハンドはサイドプレート(実際にはシリンダーラッチ)とフレームに挟まれることによってサポートされ、その間を上下に移動してシリンダーを回すことになります。ここで問題なのは、サイドプレートのねじが何らかの理由で緩んだりすると、当然シリンダーハンドもがたついて動きが不正確になるということです。更に問題なのは、可動部品であるシリンダーラッチがぐらついたり、がたがでてきたりすることは当然考えられ、そうなると、シリンダーハンドの動きに直接影響が及びます。このデザインはどう考えてもまずいでしょう。
続いての写真は、スミスアンドウエッソンM10のサイドプレートを外したものと、M686 Plusのフレームのシリンダーを開いた状態のものです。コルト社製のものと、シリンダーハンドの違いが分かると思います。
スミスの場合、シリンダーハンドは、フレームそのものに設けられたピッタリフィットの切り裂き内を上下移動してシリンダーを回すようになっています。これだと動きは正確で安定し、実際にサイドプレートを外した状態でも銃の動作確認ができます。
復刻版パイソンで問題になっているシリンダーの回転不良ですが、スミスアンドウエッソンのリボルバーにおいては見たことも聞いたこともありません。どちらの方がデザインが優れているかは明白です。
広告をクリックして頂ければ助かります。
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ご覧の通り、シリンダーハンドはサイドプレート(実際にはシリンダーラッチ)とフレームに挟まれることによってサポートされ、その間を上下に移動してシリンダーを回すことになります。ここで問題なのは、サイドプレートのねじが何らかの理由で緩んだりすると、当然シリンダーハンドもがたついて動きが不正確になるということです。更に問題なのは、可動部品であるシリンダーラッチがぐらついたり、がたがでてきたりすることは当然考えられ、そうなると、シリンダーハンドの動きに直接影響が及びます。このデザインはどう考えてもまずいでしょう。
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2020年05月29日
コルト社製ダブルアクションリボルバーの構造上の欠点(1)
ご存じかもしれませんが、コルト社のダブルアクションリボルバーは、メインスプリング(ハンマースプリング)がトリガーリバウンドスプリング(撃発後、引き金を元の位置に戻す役割を果たす)を兼ねています。
これは、アイデアとしては悪くない(一つの部品が複数の役割を果たせば部品数を減らせるため)のかもしれませんが、実際は引き金の戻りが鈍い(遅い)、引き金が戻りきらずに途中で引っかかる等の問題が発生することが知られています。理由は、ハンマーが落ちてテンションが低くなった状態のメインスプリングが、引き金を元の位置にはじき返さなければいけないからです。これだと、当然引き金の戻りは鈍くなったり引っかかったりしますから、スピードシューティングなどの競技では使えないということになります。
スミスアンドウエッソンのリボルバーにはリバウンドスプリングという独立した強力なばねがあって、これが引き金を指ごと弾き返しますから、ジェリーミチュレック氏のような驚異の高速連射が可能になるわけです。
これは、アイデアとしては悪くない(一つの部品が複数の役割を果たせば部品数を減らせるため)のかもしれませんが、実際は引き金の戻りが鈍い(遅い)、引き金が戻りきらずに途中で引っかかる等の問題が発生することが知られています。理由は、ハンマーが落ちてテンションが低くなった状態のメインスプリングが、引き金を元の位置にはじき返さなければいけないからです。これだと、当然引き金の戻りは鈍くなったり引っかかったりしますから、スピードシューティングなどの競技では使えないということになります。
スミスアンドウエッソンのリボルバーにはリバウンドスプリングという独立した強力なばねがあって、これが引き金を指ごと弾き返しますから、ジェリーミチュレック氏のような驚異の高速連射が可能になるわけです。
2020年05月28日
復活のコルトパイソン、、、やっぱり買わないと思います。
20年ぶりに鳴り物入りで復活したコルトパイソンですが、発売直後から以下の三つの問題が指摘されいます。
1 仕上げの不備
2 不発が頻繁に起こる。
3 シリンダーが時々回らなくなる。
「仕上げの不備」ですが、一番問題なのはクラウン(銃口の部分)の処理が不完全だということです。これはパイソンのように精度を売り物にするターゲット銃にとっては大問題だと言わざるを得ません。他の細かい部品のバリなども、$1,500もする銃としては許されないところでしょう。
2と3の問題は実は一部関連しています。まず不発の主要因は、コルト社によると、引き金を軽くすることを優先しすぎてハンマースプリングを軽くしすぎたためのようです。次に、サイドプレートの固定が甘かったため、シリンダーハンドがずれてラチェットから外れてしまい、シリンダーが時々回らなくなっていまうという現象が起きたということです。言うまでもなく、シリンダーが回転しなければ撃発は起こりません。解決策としては、ハンマースプリングをやや強いものに交換し、サイドプレートの固定スクリューにロックタイトを使用ししっかりと固定するようにしたそうです。
コルト社のファンの皆さんには申し訳ないのですが、同社のリボルバーにはデザイン上の欠陥がいくつかあって、一般市場からほぼ淘汰されてしまいました。また機会があれば、これについて書いてみようと思います。
1 仕上げの不備
2 不発が頻繁に起こる。
3 シリンダーが時々回らなくなる。
「仕上げの不備」ですが、一番問題なのはクラウン(銃口の部分)の処理が不完全だということです。これはパイソンのように精度を売り物にするターゲット銃にとっては大問題だと言わざるを得ません。他の細かい部品のバリなども、$1,500もする銃としては許されないところでしょう。
2と3の問題は実は一部関連しています。まず不発の主要因は、コルト社によると、引き金を軽くすることを優先しすぎてハンマースプリングを軽くしすぎたためのようです。次に、サイドプレートの固定が甘かったため、シリンダーハンドがずれてラチェットから外れてしまい、シリンダーが時々回らなくなっていまうという現象が起きたということです。言うまでもなく、シリンダーが回転しなければ撃発は起こりません。解決策としては、ハンマースプリングをやや強いものに交換し、サイドプレートの固定スクリューにロックタイトを使用ししっかりと固定するようにしたそうです。
コルト社のファンの皆さんには申し訳ないのですが、同社のリボルバーにはデザイン上の欠陥がいくつかあって、一般市場からほぼ淘汰されてしまいました。また機会があれば、これについて書いてみようと思います。