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2020年05月31日

ストライカー方式ポリマーフレーム拳銃の人気の秘密(1)

ここで言う「ストライカー方式」というのは、グロックの「セーフアクション」とその亜流(つまり現在のストライカー方式銃のほとんど全て)を指します。

グロックピストルが1982年に登場して以来イスラエル軍最新のMasadaピストル等に至るまで、ハンドガン市場は、軍・警察はもちろん一般市場もストライカー方式(striker fired)のポリマーフレームオートピストルに席巻されています。ご存じのように日本の自衛隊も今度新しく同方式のH&K社のSFP9が採用されました。どうしてストライカー方式ポリマーフレームオートピストルはこんなにも人気が出たのでしょうか。ベレッタや1911などの旧式銃に比べて明らかな利点が数多くありますので、気が付く限り書いてみようと思います。

1.軽量である。
これは、従来までスチールやアルミ等の金属製だったフレームがポリマー製になったのですから当然です。ロッキングブロックやトリガーメカニズムハウジングなどはもちろん鉄製ですが。実用銃の場合、同性能、同装弾数で耐久性も問題なければあれば、もちろん重量が軽いほうが有利なのは言うまでもありません。スライドを外してフレームだけにした状態ではとても実銃とは思えないほど軽量で、まさにスカスカです。実際に携帯してみるとすぐに分かりますが、重い銃というのは思いのほかくたびれるものです。最近では、SIG、ベレッタ、前述のMasadaなどに使われているシャシー(英語ではチャスィーと発音)システムが主流になりつつあります。
M_and_P-9c.JPG

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2020年05月30日

コルト社製ダブルアクションリボルバーの構造上の欠点(2)

次の写真は、コルトパイソンのサイドプレートを外したところと、コルトコブラのフレームのシリンダーを開いた状態のものです。シリンダーハンドに注目してください。
fig3.jpg
cobra4.jpg
ご覧の通り、シリンダーハンドはサイドプレート(実際にはシリンダーラッチ)とフレームに挟まれることによってサポートされ、その間を上下に移動してシリンダーを回すことになります。ここで問題なのは、サイドプレートのねじが何らかの理由で緩んだりすると、当然シリンダーハンドもがたついて動きが不正確になるということです。更に問題なのは、可動部品であるシリンダーラッチがぐらついたり、がたがでてきたりすることは当然考えられ、そうなると、シリンダーハンドの動きに直接影響が及びます。このデザインはどう考えてもまずいでしょう。

続いての写真は、スミスアンドウエッソンM10のサイドプレートを外したものと、M686 Plusのフレームのシリンダーを開いた状態のものです。コルト社製のものと、シリンダーハンドの違いが分かると思います。
38MampPmechanism_zps8ed50eb2.jpg
SDC10118.JPG
スミスの場合、シリンダーハンドは、フレームそのものに設けられたピッタリフィットの切り裂き内を上下移動してシリンダーを回すようになっています。これだと動きは正確で安定し、実際にサイドプレートを外した状態でも銃の動作確認ができます。

復刻版パイソンで問題になっているシリンダーの回転不良ですが、スミスアンドウエッソンのリボルバーにおいては見たことも聞いたこともありません。どちらの方がデザインが優れているかは明白です。

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2020年05月29日

コルト社製ダブルアクションリボルバーの構造上の欠点(1)

ご存じかもしれませんが、コルト社のダブルアクションリボルバーは、メインスプリング(ハンマースプリング)がトリガーリバウンドスプリング(撃発後、引き金を元の位置に戻す役割を果たす)を兼ねています。
Army Special  1921 interior view 01_zpsfg5yaoh9.jpg
これは、アイデアとしては悪くない(一つの部品が複数の役割を果たせば部品数を減らせるため)のかもしれませんが、実際は引き金の戻りが鈍い(遅い)、引き金が戻りきらずに途中で引っかかる等の問題が発生することが知られています。理由は、ハンマーが落ちてテンションが低くなった状態のメインスプリングが、引き金を元の位置にはじき返さなければいけないからです。これだと、当然引き金の戻りは鈍くなったり引っかかったりしますから、スピードシューティングなどの競技では使えないということになります。

スミスアンドウエッソンのリボルバーにはリバウンドスプリングという独立した強力なばねがあって、これが引き金を指ごと弾き返しますから、ジェリーミチュレック氏のような驚異の高速連射が可能になるわけです。
38 MampP mechanism hammer weak point line_zpsify4dkwq.jpg


2020年05月28日

復活のコルトパイソン、、、やっぱり買わないと思います。

20年ぶりに鳴り物入りで復活したコルトパイソンですが、発売直後から以下の三つの問題が指摘されいます。

1 仕上げの不備
2 不発が頻繁に起こる。
3 シリンダーが時々回らなくなる。

「仕上げの不備」ですが、一番問題なのはクラウン(銃口の部分)の処理が不完全だということです。これはパイソンのように精度を売り物にするターゲット銃にとっては大問題だと言わざるを得ません。他の細かい部品のバリなども、$1,500もする銃としては許されないところでしょう。

2と3の問題は実は一部関連しています。まず不発の主要因は、コルト社によると、引き金を軽くすることを優先しすぎてハンマースプリングを軽くしすぎたためのようです。次に、サイドプレートの固定が甘かったため、シリンダーハンドがずれてラチェットから外れてしまい、シリンダーが時々回らなくなっていまうという現象が起きたということです。言うまでもなく、シリンダーが回転しなければ撃発は起こりません。解決策としては、ハンマースプリングをやや強いものに交換し、サイドプレートの固定スクリューにロックタイトを使用ししっかりと固定するようにしたそうです。

コルト社のファンの皆さんには申し訳ないのですが、同社のリボルバーにはデザイン上の欠陥がいくつかあって、一般市場からほぼ淘汰されてしまいました。また機会があれば、これについて書いてみようと思います。


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合衆国精密射撃部
アメリカ合衆国在住です。現在ピストル射撃を中心に行っていますが、ライフルも撃ちます。その他、アウトドア関係全般に興味があります。
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