2021年06月27日
追悼 小林亜星さんをしのんで 私たちの心に残る数多くのCMソング 自らCM出演も
この記事は、サブブログで6月27日に更新の、追悼 小林亜星さんをしのんで 日本有線大賞・日本レコード大賞をダブル受賞した歌謡曲 アニメ・特撮ソング テレビドラマ「寺内貫太郎一家」では初主演もの続きの内容となります。
みなさんもすでにご存じのように、作曲家で作詞家、俳優でタレントでもあった小林亜星さんが、5月30日に心不全のためにお亡くなりになっていたことがわかりました。
享年88歳でした。
そこで、冒頭のサブブログのリンク先で亜星さんの追悼記事を書きましたが、記事内では、亜星さんの簡単なプロフィールをご紹介しつつ、史上初の日本有線大賞・日本レコード大賞をダブル受賞した歌謡曲や、アニメ・特撮ソング。
亜星さんが俳優として初主演されたTBSのテレビドラマ「寺内貫太郎一家」などを主に取り上げることに。
CMソングについてはこのブログで詳しく触れてほしいとのことでしたので、この記事では追悼記事の続きとして、亜星さんが手がけた私たちの心に残る数多くのCMソングや、自らCM出演された作品について書いてみることにしたいと思います。
◆1961年発表の「ワンサカ娘」 1967年の「イエイエ」は小林亜星さん作詞・作曲のCMソングだった
亜星さんが1961年に発表した、株式会社レナウン(以下、レナウン)の「ワンサカ娘」は、亜星さん作詞・作曲のCMソングでした。
「レナウンの唄」に代わるCMソングとして、意外にも当時は故・かまやつひろしさんの歌で誕生したのが最初とのこと。
以来、1964年に歌手の故・弘田三枝子さんや、1965年にはフランスの歌手であったシルヴィ・バルタンがCMに出演し、CMソングも歌っていたのでした。
せっかくYouTubeで動画が公開されていたことから、シルヴィ・バルタンが出演しCMソングも歌っていたCMを下のプレーヤーでご紹介いたします。
CMのタイトル:「ワンサカ娘」 60秒
作詞・作曲:小林亜星
出演・歌:シルヴィ・バルタン
「ワンサカ娘」のCMソングについては、上記した弘田三枝子さんとシルヴィ・バルタンのお2人が有名ですが、ほかにも数名の歌手によって歌唱されたCMソングでもあったということです。
また、「ワンサカ娘」のほかに、同じくレナウンの組み合わせニット「イエ・イエ」というCMがあってた、こちらもCMソングは亜星さん作詞・作曲。
歌は、かつてはコカ・コーラの「コークの世界」や「うるおいの世界」のCMソングを歌っていた、歌手の朱里エイコさんが担当していました。
CMのタイトル:レナウン「イエ・イエ」 60秒
作詞・作曲:小林亜星
歌:朱里エイコ
なお、イエ・イエのCM内で描かれていたイラストは、亜星さんの実妹である小林みずえさんが担当していたということです。
◆浪速のモーツァルトと呼ばれるキダ・タローが負けを認めた小林亜星さんのCMソングとは?
亜星さんが亡くなったことで、テレビのワイドショーでは亜星さんにまつわる様々なエピソードが紹介されていました。
その中で興味を持ったのは、あの浪速のモーツァルトと呼ばれ、「かに道楽」や兵庫県有馬温泉の旅館「向陽閣」のCMソングで有名なキダ・タローさんが負けを認めたという亜星さんのCMソングがあったということでした。
それが、下のプレーヤーでもご紹介の日立グループの「日立の樹(この木なんの木)」であったそうです。
CMソング:「日立の樹(この木なんの木)」 60秒
作詞:伊藤アキラ
作曲:小林亜星
歌:ヒデ夕樹、シンガーズ・スリー、杉並児童合唱団
◆私たちの心に残っている小林亜星さんによるCMソングの数々
もちろん他にも、亜星さんによるCMソングは数多くありますので、この項目でいくつか挙げてみたいと思います。
※以下、企業名・メーカー名、CMソングのタイトル。
/の後の名前は、CMソングを歌っていた歌手、グループ名となります。
日立製作所「日立キドカラーの歌」/ザ・ピーナッツ
明治製菓(現・明治)「チェルシーの唄」/シモンズ・ザ・サーカス・あみん…etc
ブリヂストン「どこまでも行こう」/山崎唯ほか
日本生命保険「モクセイの花(木犀の花)」(ニッセイのおばちゃん)/デューク・エイセス
ライオン油脂(現・ライオン)「ふりむかないで」(エメロン)/ハニー・ナイツ
大関酒造(現・大関)「酒は大関こころいき」/加藤登紀子
ライオン油脂(現・ライオン)「ブルーダイヤ・金銀パールプレゼント」/シンガーズ・スリー/小林亜星
日清食品「ハッピーじゃないか」(カップヌードル)
ファミリーマート(あなたとコンビに、ファミリーマート)
サントリー「人間みな兄弟〜夜がくる」(サントリーオールド)/サイラス・モズレー
サントリー「陽はまた昇る」(CM音楽・サントリーローヤル)
ライオン油脂(現・ライオン)「アクロンの歌」
積水ハウス「積水ハウスの歌」/スリー・グレイセス
松下電器産業(現・パナソニック)「中村さんちもマックロード」(入学式)」
日清食品「チキンラーメン・誕生篇」
雪印乳業(現・雪印メグミルク)「仲よしソフト/おいしい顔」(雪印ネオソフト)/トランザム
カゴメ「赤いキッス」(カゴメ・ケチャップ)
さくらや「カメラのさくらや」山川ユキ/(別の歌手が担当したバージョンあり)
フマキラー「カダンの歌」
マルハ(現・マルハニチロ)「マルハ竹輪(Art Face篇)」/小林亜星、
メガネドラッグ『メガネドラッグの歌』/大和田りつこ
あのCMソングも、あのCM音楽も、あのサウンドロゴも、みんな亜星さんの作曲ということで、あらためてビックリ!
私個人としては、全体の約9割以上。
ほとんど全部といっていいCMソングやCM音楽がが、タイトルの一覧を見ただけで、頭の中で歌や音楽を再生することができましたね。
◆CMソングの作曲だけでなく自らCM出演もしていた小林亜星さん
また亜星さんは、CMソングの作曲(時には作詞も)だけでなく、自らCM出演もしていたことでも知られています。
テレビの追悼特集でいちばん多く流れたていたCMは、新興産業の「パッ!とさいでりあ」でしたが、他にも次のようなCMもありました。
松下電器(現パナソニック) テクニクス コンサイスコンポ(作曲家のすぎやまこういちと共演)
キリントマトジュース(小林繁(当時阪神タイガース選手)と共演)
ゼブラ筆ペン
キンカン本舗 キンカン
清酒大関 ゴールド大関
ライオン トイレルック
三洋消毒
メガネスーパー
大正製薬 大正ゴキブリゾロゾロ(榊原郁恵と共演)
もちろんCM出演だけでなく、自らCMソングも手がけていたCMも多かったことでしょうね。
なお、作曲家としての亜星さんの最後の作品であり、遺作となったのは2014年、六花亭製菓のCMソング「花咲く六花亭」だったということでした。
亜星さんのCMソングを収録したCDについては、以前メインブログでも、下のリンクでご紹介の、2002年9月26日に発売の全62曲を収録した商品をご紹介したことがありました(販売サイト内で曲の試聴ができます)。
小林亜星CMソング・アンソロジー [ (オムニバス) ]
それ以外にも、2019年8月7日には、下のリンクでご紹介の52曲を収録したコマーシャルソングのCDも発売されていたことがわかりました。
小んなうた 亞んなうた 小林亜星 楽曲全集 コマーシャルソング編
そして、中古も含めて販売されている亜星さんのCDは他にもあって、下のリンクをクリックすると一覧でご覧になれます。
小林亜星のCDをRakutenで見てみる
それと、亜星さんの葬儀は近親者のみですでに執り行なわれ、新型コロナウイルスの影響もあってか、お別れの会は予定していないということでした。
CMソングについては、タイトルを見ただけですぐに歌や音楽が再生されるほど、生前は、私を含め、多くの人々の心に残る曲をたくさん手がけるなど、CMソングの神様でもあったと言ってもいい亜星さん。
今回の追悼記事を書いたご縁により、あらためまして小林亜星さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
みなさんもすでにご存じのように、作曲家で作詞家、俳優でタレントでもあった小林亜星さんが、5月30日に心不全のためにお亡くなりになっていたことがわかりました。
享年88歳でした。
そこで、冒頭のサブブログのリンク先で亜星さんの追悼記事を書きましたが、記事内では、亜星さんの簡単なプロフィールをご紹介しつつ、史上初の日本有線大賞・日本レコード大賞をダブル受賞した歌謡曲や、アニメ・特撮ソング。
亜星さんが俳優として初主演されたTBSのテレビドラマ「寺内貫太郎一家」などを主に取り上げることに。
CMソングについてはこのブログで詳しく触れてほしいとのことでしたので、この記事では追悼記事の続きとして、亜星さんが手がけた私たちの心に残る数多くのCMソングや、自らCM出演された作品について書いてみることにしたいと思います。
◆1961年発表の「ワンサカ娘」 1967年の「イエイエ」は小林亜星さん作詞・作曲のCMソングだった
亜星さんが1961年に発表した、株式会社レナウン(以下、レナウン)の「ワンサカ娘」は、亜星さん作詞・作曲のCMソングでした。
「レナウンの唄」に代わるCMソングとして、意外にも当時は故・かまやつひろしさんの歌で誕生したのが最初とのこと。
以来、1964年に歌手の故・弘田三枝子さんや、1965年にはフランスの歌手であったシルヴィ・バルタンがCMに出演し、CMソングも歌っていたのでした。
せっかくYouTubeで動画が公開されていたことから、シルヴィ・バルタンが出演しCMソングも歌っていたCMを下のプレーヤーでご紹介いたします。
CMのタイトル:「ワンサカ娘」 60秒
作詞・作曲:小林亜星
出演・歌:シルヴィ・バルタン
「ワンサカ娘」のCMソングについては、上記した弘田三枝子さんとシルヴィ・バルタンのお2人が有名ですが、ほかにも数名の歌手によって歌唱されたCMソングでもあったということです。
また、「ワンサカ娘」のほかに、同じくレナウンの組み合わせニット「イエ・イエ」というCMがあってた、こちらもCMソングは亜星さん作詞・作曲。
歌は、かつてはコカ・コーラの「コークの世界」や「うるおいの世界」のCMソングを歌っていた、歌手の朱里エイコさんが担当していました。
CMのタイトル:レナウン「イエ・イエ」 60秒
作詞・作曲:小林亜星
歌:朱里エイコ
なお、イエ・イエのCM内で描かれていたイラストは、亜星さんの実妹である小林みずえさんが担当していたということです。
◆浪速のモーツァルトと呼ばれるキダ・タローが負けを認めた小林亜星さんのCMソングとは?
亜星さんが亡くなったことで、テレビのワイドショーでは亜星さんにまつわる様々なエピソードが紹介されていました。
その中で興味を持ったのは、あの浪速のモーツァルトと呼ばれ、「かに道楽」や兵庫県有馬温泉の旅館「向陽閣」のCMソングで有名なキダ・タローさんが負けを認めたという亜星さんのCMソングがあったということでした。
それが、下のプレーヤーでもご紹介の日立グループの「日立の樹(この木なんの木)」であったそうです。
CMソング:「日立の樹(この木なんの木)」 60秒
作詞:伊藤アキラ
作曲:小林亜星
歌:ヒデ夕樹、シンガーズ・スリー、杉並児童合唱団
◆私たちの心に残っている小林亜星さんによるCMソングの数々
もちろん他にも、亜星さんによるCMソングは数多くありますので、この項目でいくつか挙げてみたいと思います。
※以下、企業名・メーカー名、CMソングのタイトル。
/の後の名前は、CMソングを歌っていた歌手、グループ名となります。
日立製作所「日立キドカラーの歌」/ザ・ピーナッツ
明治製菓(現・明治)「チェルシーの唄」/シモンズ・ザ・サーカス・あみん…etc
ブリヂストン「どこまでも行こう」/山崎唯ほか
日本生命保険「モクセイの花(木犀の花)」(ニッセイのおばちゃん)/デューク・エイセス
ライオン油脂(現・ライオン)「ふりむかないで」(エメロン)/ハニー・ナイツ
大関酒造(現・大関)「酒は大関こころいき」/加藤登紀子
ライオン油脂(現・ライオン)「ブルーダイヤ・金銀パールプレゼント」/シンガーズ・スリー/小林亜星
日清食品「ハッピーじゃないか」(カップヌードル)
ファミリーマート(あなたとコンビに、ファミリーマート)
サントリー「人間みな兄弟〜夜がくる」(サントリーオールド)/サイラス・モズレー
サントリー「陽はまた昇る」(CM音楽・サントリーローヤル)
ライオン油脂(現・ライオン)「アクロンの歌」
積水ハウス「積水ハウスの歌」/スリー・グレイセス
松下電器産業(現・パナソニック)「中村さんちもマックロード」(入学式)」
日清食品「チキンラーメン・誕生篇」
雪印乳業(現・雪印メグミルク)「仲よしソフト/おいしい顔」(雪印ネオソフト)/トランザム
カゴメ「赤いキッス」(カゴメ・ケチャップ)
さくらや「カメラのさくらや」山川ユキ/(別の歌手が担当したバージョンあり)
フマキラー「カダンの歌」
マルハ(現・マルハニチロ)「マルハ竹輪(Art Face篇)」/小林亜星、
メガネドラッグ『メガネドラッグの歌』/大和田りつこ
あのCMソングも、あのCM音楽も、あのサウンドロゴも、みんな亜星さんの作曲ということで、あらためてビックリ!
私個人としては、全体の約9割以上。
ほとんど全部といっていいCMソングやCM音楽がが、タイトルの一覧を見ただけで、頭の中で歌や音楽を再生することができましたね。
◆CMソングの作曲だけでなく自らCM出演もしていた小林亜星さん
また亜星さんは、CMソングの作曲(時には作詞も)だけでなく、自らCM出演もしていたことでも知られています。
テレビの追悼特集でいちばん多く流れたていたCMは、新興産業の「パッ!とさいでりあ」でしたが、他にも次のようなCMもありました。
松下電器(現パナソニック) テクニクス コンサイスコンポ(作曲家のすぎやまこういちと共演)
キリントマトジュース(小林繁(当時阪神タイガース選手)と共演)
ゼブラ筆ペン
キンカン本舗 キンカン
清酒大関 ゴールド大関
ライオン トイレルック
三洋消毒
メガネスーパー
大正製薬 大正ゴキブリゾロゾロ(榊原郁恵と共演)
もちろんCM出演だけでなく、自らCMソングも手がけていたCMも多かったことでしょうね。
なお、作曲家としての亜星さんの最後の作品であり、遺作となったのは2014年、六花亭製菓のCMソング「花咲く六花亭」だったということでした。
亜星さんのCMソングを収録したCDについては、以前メインブログでも、下のリンクでご紹介の、2002年9月26日に発売の全62曲を収録した商品をご紹介したことがありました(販売サイト内で曲の試聴ができます)。
小林亜星CMソング・アンソロジー [ (オムニバス) ]
それ以外にも、2019年8月7日には、下のリンクでご紹介の52曲を収録したコマーシャルソングのCDも発売されていたことがわかりました。
小んなうた 亞んなうた 小林亜星 楽曲全集 コマーシャルソング編
そして、中古も含めて販売されている亜星さんのCDは他にもあって、下のリンクをクリックすると一覧でご覧になれます。
小林亜星のCDをRakutenで見てみる
それと、亜星さんの葬儀は近親者のみですでに執り行なわれ、新型コロナウイルスの影響もあってか、お別れの会は予定していないということでした。
CMソングについては、タイトルを見ただけですぐに歌や音楽が再生されるほど、生前は、私を含め、多くの人々の心に残る曲をたくさん手がけるなど、CMソングの神様でもあったと言ってもいい亜星さん。
今回の追悼記事を書いたご縁により、あらためまして小林亜星さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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