明日死んでも後悔しない生き方をする

気付いたら僕は、
父が運転する左ハンドルの車に乗っている。

家族か親戚か忘れたが何人か同乗していて、
僕以外は全員眠っている。



父は無言で運転、
窓の外には雪景色ながら
快晴で気持ちのいい景色が広がっている。



スキー場が見えてくる。

今回はそのスキー場近くに住んでいる
他界した父方の祖母宅に僕一人滞在して
スノーボードをするはずだった。

実際の父方の祖母宅は漁村であり、
そもそも僕が大学生の時に他界しているのに
何故？と思ったが、この時点では夢と気付かず。



夕焼けがきれいな中、
とあるバス停で僕は車から降り、祖母宅へ歩き始める。

途中、大学バスケ部の同級生でキャプテンだった友人や、
その他、なぜか大学で出逢った懐かしい面々とすれ違う。

何か声をかけてくれたが、これも忘れてしまった。



日が落ちて、辺りは街灯の明かりだけ。

夜空の星がきれいで風もなく穏やか、
寒さも感じない中、祖母宅へ到着。

玄関口で横開きのドア越しに
祖母の「いらっしゃい」というやわらかな言葉が響く。

しかし、僕はそこで初めて
スノーボードを車に忘れたことに気付く。



慌てて父の携帯へ電話しようとしたが、
父の電話番号は(現実でも)消去済みのためわからない。

そこでなぜか(現実では知らず、かけたこともない)
義理の叔母の電話番号の登録を発見し、
僕は何らかの助言を求めて電話をかける。



この時、義理の叔母はなんと
すぐ隣の家で忙しそうに仕事をしており、
電話に出た時には僕の目の前に移動してきた。

すぐに電話を切り、
お疲れさまですなんて挨拶を交わしたところで

寝汗をかく予兆で飛び起きた。



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これは前日、試合でフラッシュバックが起き
帰宅してから14時間寝た時に、最後に見た夢。

→「公式戦から一旦離れる。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/129/0

精神的にかなり沈んでいたので、
うなされたり、寝汗をどっとかくような
激しい夢を見るのかと覚悟していたが、

思いのほか天候に恵まれた中での
祖母宅訪問となったのは意外だった。



スキー場→新しい道へ向かう、現状から抜け出したい
祖母→未来への道しるべ
祖母宅→避難所、原点に戻る
忘れ物→忘れたいこと

今回の出演者が象徴する意味は、
大まかに言うとこういうことらしい。

なので解釈としてはこうだろう。↓



新しいステージへ進める、進みたい自分

だけど”父の車に積んで来たスノーボード”
=親の息のかかった道具を忘れる

親に押し付けられた道具、方法で
新しい道を滑りたくない

現状から抜け出して次のステージへ歩き出したいが、
歩き方を見失い、道しるべを求めて祖母を尋ねる

父が運転する車から降りたのは、
両親、特に父からの精神的な呪縛から逃れたい気持ちの表れ

→「親に怒る夢。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/127/0



しかし何故、
あえて義理の叔母に電話したんだろう。

忙しい、余裕のない人に電話をかけて
アドバイスをもらおうとしたことで
さらに精神的負担をかけてしまったのかも知れない。

前日の試合で言えば
チームをまとめる立場のキャプテンがそうだった。

大敗、試合内容的にもバラバラな中、
さらに僕が負担をかけたことは考えられる。

そのことを後ろめたく感じている自分に
キャプテンが義理の叔母の姿を借りて、
何かを伝えるため出演したのかも知れない。



道中、友情出演してくれた大学の友人の面々が
何て声をかけてくれたかを忘れたのは実に惜しい。

出演ギャラは払えないが、
せっかく笑顔で話しかけてくれたし、
何か大切なメッセージを伝えてくれたと信じてみる。



それと、他界した祖母は今回、
玄関越しに声をかけてくれただけで、
顔を見ることができなかった。

夢でもせっかく祖母宅へ行ったのだから、
目覚める前に一目だけでも、逢いたかったなぁ。