2019年03月28日
【オリジナル歌詞】『セピア色の約束』
- 歌詞
- 制作背景
1.歌詞
子どものころ お正月の楽しみといえば ばあちゃん家で1年に1回の行事
僕の身体より大きな古いウスとキネ 2人で力いっぱいついた
おいしそうにお餅をほおばる僕の顔を ばあちゃんは嬉しそうに見ていた
その顔を見た僕も自然と笑顔になり 心から幸せだった
大人になり街に流され いつしかばあちゃんとも疎遠になり
楽しかった思い出が セピアに色褪せたことさえ気づかずに
そんなある日 僕の携帯が鳴り響いた ばあちゃんが危ないという知らせだった
病室で再会 衰弱したその姿で 僕のこと見て 涙こぼしてた
次の日 ばあちゃんは遠い世界へと逝った 僕を待っていてくれたのかな
あの古ぼけたウスとキネは 静かに眠り もう二度と使われはしないかな
僕はばあちゃんに何ひとつ 孝行してあげられなかったから
今さらもう遅いかも知れないけれど 天国のばあちゃんへ叫び続ける
ありがとう ありがとう のどがつぶれても叫び続けたい
いつか僕もそっちに行ったなら きっと また一緒に餅つきしようね…
近くの保育園 横切ると 懐かしいにおいが
楽しそうな笑顔で…
2.制作背景
僕が大学生のときに他界した
祖母との思い出をつづった歌詞。
僕は幼い頃から、すでに親との確執があった。
「自分に攻撃的で、無関心な親は外敵だ」
そう思い、僕は家族の前では能面のように無表情だった。
祖母の前でも、笑顔になるのは心の中だけだった。
僕は祖母に孝行できなかった。
孝行とは「祖母に笑顔をほとんど見せられなかった」こと。
⇒<You tube メッセージへのアレンジ版>
⇒過去作品
【オリジナル歌詞】『だったら産マナイデヨ』
【オリジナル歌詞】『A』
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