2022年10月17日
【YouTube:自作MV18作目】魔王魂『where you are』Short。
僕は2020年12月から動画制作を始め、
YouTubeへの投稿をスタートしました。
本記事では、
英訳つき自作ミュージックビデオ18作目:
魔王魂『where you are』Short Ver.
の制作背景を紹介します。
ー目次ー
独自解釈テーマは
「天国から、見守っています」
===<ストーリー>===
ー これは、亡き母が娘に注ぐ、無償の愛の物語 ー
ここは、人里から遥か山奥。
エルフが棲むといわれる神秘の森。
伝承にのみ存在するはずの世界。
そこには、幸せに暮らすエルフの母娘がいた。
だが、エルフの母は不幸にも、
若くして亡くなってしまった。
残された幼い少女は、
母の墓前で泣くことしかできなかった。
エルフは人間よりも遥かに長寿である。
母を失った少女にとって、
その長い寿命は悠久の孤独に等しかった。
それでもエルフの少女は、
決して生きることを諦めなかった。
それは、
母が生前に与えてくれた愛情が、
どこまでも深く、揺るぎないと信じていられたからだった。
少女は、亡き母からの無償の愛を心の支えに、
たくましく生きていった。
そうして成長した少女に、最高の日がやってきた。
1日だけ、母が天国から会いに来てくれる日だ。
「いってらっしゃい。たくさん抱っこしてあげてね。」
母が天国から発つとき、天使が声をかけた。
「ええ…あげたいものがたくさんあるの。」
エルフの母は静かに答えた。
天使の輪を冠した母が、神秘の森へ降り立った。
エルフの母は、
娘に十分に与えられなかった抱擁を、一身に与えた。
少女は、すべてを包み込んでくれる母の腕の中で眠った。
「もう、行かなくちゃ…。」
エルフの母は涙を浮かべ、そう呟いた。
お別れのときが来た。
わかっていた。
会えるのは1日だけ。
そして母はもう、天に召されている。
…はずなのに…。
割り切れない思いを抑えられず、
少女は涙ながらに懇願した。
「お母さん、行かないで…!」
…つないでいた手が離れ、
母はゆっくりと天に昇っていった。
少女の手に残るぬくもりは、
まるで儚い夢にそっと、溶けてゆくようだった。
「あなたに、この思いが届きますように」
旅立つ者と、残される者。
今生ではもう、互いが交わることはないだろう。
それでも、心はつながっていた。
エルフの少女は、
あふれる涙を拭いながら誓った。
「私は強く生きるよ。幸せになるよ。だから見守っていてね。」
エルフの母は、
精一杯の笑顔を作りながら言った。
「私はいつでも、あなたを見守っているからね。」
星空はただ、優しい光をたたえていた。
「おかえりなさい。娘さん、元気だった?」
天国へ戻ったエルフの母へ、
天使が声をかけた。
「ええ…とても…。」
エルフの母は
少し寂しそうな笑みを浮かべ、そう答えた。
死別すらも乗り越えた2人。
互いの無償の愛が紡ぐ願い、それは、
ー 「どうか、幸せに。」 ー
ー 「どうか、安らかに。」 ー
===============
この曲を聴いたとき、
僕は「亡き想い人への言葉」と解釈しました。
そこで、
悲しみを越えて、あたたかい気持ちになるような
ストーリーを着想しました。
同時に、
「こんな親子関係がほしかった」という
僕の理想も込めたいと思いました。
『あたたかい家庭環境がほしかった』
『子どもの内面に興味のある親がほしかった』
それは、僕がずっと空想してきた「理想」。
同じように空想の存在であるエルフなら、
きっと死別さえ乗り越え、実現してくれる。
独自解釈ですが、それが少しでも表現できていれば幸いです。
⇒MMD過去作品
【YouTube:自作MV17作目】魔王魂『Burning Heart』Short。
【YouTube:自作MV16作目】魔王魂『Feels happiness』Short。
YouTubeへの投稿をスタートしました。
本記事では、
英訳つき自作ミュージックビデオ18作目:
魔王魂『where you are』Short Ver.
の制作背景を紹介します。
ー目次ー
- 制作した動画
- 作品の概要
- 制作の所感
1.制作した動画
2.作品の概要
- 使用曲
『where you are』 - 楽曲提供
魔王魂さま
魔王魂 Webサイト
魔王魂 公式チャンネル - 制作期間
約3週間 - 使用した動画編集ソフト
「AviUtl」
「MikuMikuDance(MMD)」
「VRoid Studio」 - 使用したフリー画像素材サイト
「ニコニ・コモンズ」
3.制作の所感
独自解釈テーマは
「天国から、見守っています」
===<ストーリー>===
ー これは、亡き母が娘に注ぐ、無償の愛の物語 ー
ここは、人里から遥か山奥。
エルフが棲むといわれる神秘の森。
伝承にのみ存在するはずの世界。
そこには、幸せに暮らすエルフの母娘がいた。
だが、エルフの母は不幸にも、
若くして亡くなってしまった。
残された幼い少女は、
母の墓前で泣くことしかできなかった。
エルフは人間よりも遥かに長寿である。
母を失った少女にとって、
その長い寿命は悠久の孤独に等しかった。
それでもエルフの少女は、
決して生きることを諦めなかった。
それは、
母が生前に与えてくれた愛情が、
どこまでも深く、揺るぎないと信じていられたからだった。
少女は、亡き母からの無償の愛を心の支えに、
たくましく生きていった。
そうして成長した少女に、最高の日がやってきた。
1日だけ、母が天国から会いに来てくれる日だ。
「いってらっしゃい。たくさん抱っこしてあげてね。」
母が天国から発つとき、天使が声をかけた。
「ええ…あげたいものがたくさんあるの。」
エルフの母は静かに答えた。
天使の輪を冠した母が、神秘の森へ降り立った。
エルフの母は、
娘に十分に与えられなかった抱擁を、一身に与えた。
少女は、すべてを包み込んでくれる母の腕の中で眠った。
「もう、行かなくちゃ…。」
エルフの母は涙を浮かべ、そう呟いた。
お別れのときが来た。
わかっていた。
会えるのは1日だけ。
そして母はもう、天に召されている。
…はずなのに…。
割り切れない思いを抑えられず、
少女は涙ながらに懇願した。
「お母さん、行かないで…!」
…つないでいた手が離れ、
母はゆっくりと天に昇っていった。
少女の手に残るぬくもりは、
まるで儚い夢にそっと、溶けてゆくようだった。
「あなたに、この思いが届きますように」
旅立つ者と、残される者。
今生ではもう、互いが交わることはないだろう。
それでも、心はつながっていた。
エルフの少女は、
あふれる涙を拭いながら誓った。
「私は強く生きるよ。幸せになるよ。だから見守っていてね。」
エルフの母は、
精一杯の笑顔を作りながら言った。
「私はいつでも、あなたを見守っているからね。」
星空はただ、優しい光をたたえていた。
「おかえりなさい。娘さん、元気だった?」
天国へ戻ったエルフの母へ、
天使が声をかけた。
「ええ…とても…。」
エルフの母は
少し寂しそうな笑みを浮かべ、そう答えた。
死別すらも乗り越えた2人。
互いの無償の愛が紡ぐ願い、それは、
ー 「どうか、幸せに。」 ー
ー 「どうか、安らかに。」 ー
===============
この曲を聴いたとき、
僕は「亡き想い人への言葉」と解釈しました。
そこで、
悲しみを越えて、あたたかい気持ちになるような
ストーリーを着想しました。
同時に、
「こんな親子関係がほしかった」という
僕の理想も込めたいと思いました。
『あたたかい家庭環境がほしかった』
『子どもの内面に興味のある親がほしかった』
それは、僕がずっと空想してきた「理想」。
同じように空想の存在であるエルフなら、
きっと死別さえ乗り越え、実現してくれる。
独自解釈ですが、それが少しでも表現できていれば幸いです。
⇒MMD過去作品
【YouTube:自作MV17作目】魔王魂『Burning Heart』Short。
【YouTube:自作MV16作目】魔王魂『Feels happiness』Short。
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