2011年02月14日
英語の発音:HermesのH
英語でエルメスの発音についての話。
先日、アメリカの大学の同級生のロン君が
彼のパートナー(彼はゲイなので)と彼の妹を
引き連れ日本に遊びに来た。
よかったら会わないかということだったので食事をすることに。
同級生というだけでそれほど仲よくもなかったし、
ロン君のパートナーも彼の妹も僕は初対面だったので、
「馬刺し初めてなの?おいしいからたべてごらんよ。」
「今日はどこ行ったの?」
「明日はどこいくの?」
「え?今日誕生日なの?おめでとう。」
とかそんな質問くらいしかでてこない。
しかし彼等は1の質問にたいし、10の答えをだしてくれる。
1の質問から15分くらいにわたり話を膨らましてくれるのだ。
さすがゲイだ。陽気だ。おしゃべりだ。
僕はとにかく軟骨揚げを食べながら黙って聞いておけばいい。
で、話がようやくおわりかけたら、またひとつ質問で、さらに15分もつ。
とまあそんなかんじで話をしていた中、ロン君が、
「明日、銀座に行こうと思うんだけど、有名な建物ある?」
ときいてきた。(僕等は建築学科なので。)
僕:「そうだな。エルメスの建物とかあるよ。レンゾピアノ(建築家)がデザインしたやつ。」
ロン君:「What? レンゾピアノのなんて建物だって?」
僕:「エルメス」
ロン君:「What?」
は、もしや、エルメスの発音通じてないのか。
僕:「エルメス」
ロン君:「What?」
僕:「エルメス」
ロン君:「What?」
ひたすらイントネーションを変えてみたり
舌をまいてみたりしたが、やっぱり通じない。
もう「never mind」なんつってあきらめるか。
あや、もしや、あれか、あれでつうじちゃうかも。
勇気を振り絞って、例のセリフを言ってみる。電車男のあれだ。
僕:「へ、へ、ヘルメス」
ど、どうだ。だめか。赤っ恥かくはめになるのか。
ロン君:「うーん。うーん。あ、あー。ヘーミーズね。」
通じた。すんなり通じたわけじゃないが、とにかく通じた。
しかしヘーミーズとは予想外だ。詳しく言えば、
英語でHermesはHUR-meezと発音するようです。
Hの発音でした。ハ行でした。
フランス語では"air"-MEHZと、日本語の発音に若干近いが、
英語圏においては、「エルメス」よりも「ヘルメス」のほうが近いっぽい。
そんな事実を知った今の気分はコンチキショウだ!
日本のオシャレボーイズ&ガールズめ!
ヘルメスと発音するイケテナイジーンズメイト青年を
さんざん小馬鹿にしやがって。
ヘルメスのほうが英語圏には通じやすいぞう。
まあしかし、オシャレアメリカ人だったら、フランス語発音でも
通じていたかもしれん。なので「エルメス」でも通じてたかもしれん。
とにもかくにも、またひとつ英語のお勉強になりました。
ロン君ありがとう。
「そんな仲いい友達でもないからなぁ。」
「洒落た店つれていってもなぁ。」
「ワタミだな。」
なんて
安易に即決してごめんよ。
おしまい。
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先日、アメリカの大学の同級生のロン君が
彼のパートナー(彼はゲイなので)と彼の妹を
引き連れ日本に遊びに来た。
よかったら会わないかということだったので食事をすることに。
同級生というだけでそれほど仲よくもなかったし、
ロン君のパートナーも彼の妹も僕は初対面だったので、
「馬刺し初めてなの?おいしいからたべてごらんよ。」
「今日はどこ行ったの?」
「明日はどこいくの?」
「え?今日誕生日なの?おめでとう。」
とかそんな質問くらいしかでてこない。
しかし彼等は1の質問にたいし、10の答えをだしてくれる。
1の質問から15分くらいにわたり話を膨らましてくれるのだ。
さすがゲイだ。陽気だ。おしゃべりだ。
僕はとにかく軟骨揚げを食べながら黙って聞いておけばいい。
で、話がようやくおわりかけたら、またひとつ質問で、さらに15分もつ。
とまあそんなかんじで話をしていた中、ロン君が、
「明日、銀座に行こうと思うんだけど、有名な建物ある?」
ときいてきた。(僕等は建築学科なので。)
僕:「そうだな。エルメスの建物とかあるよ。レンゾピアノ(建築家)がデザインしたやつ。」
ロン君:「What? レンゾピアノのなんて建物だって?」
僕:「エルメス」
ロン君:「What?」
は、もしや、エルメスの発音通じてないのか。
僕:「エルメス」
ロン君:「What?」
僕:「エルメス」
ロン君:「What?」
ひたすらイントネーションを変えてみたり
舌をまいてみたりしたが、やっぱり通じない。
もう「never mind」なんつってあきらめるか。
あや、もしや、あれか、あれでつうじちゃうかも。
勇気を振り絞って、例のセリフを言ってみる。電車男のあれだ。
僕:「へ、へ、ヘルメス」
ど、どうだ。だめか。赤っ恥かくはめになるのか。
ロン君:「うーん。うーん。あ、あー。ヘーミーズね。」
通じた。すんなり通じたわけじゃないが、とにかく通じた。
しかしヘーミーズとは予想外だ。詳しく言えば、
英語でHermesはHUR-meezと発音するようです。
Hの発音でした。ハ行でした。
フランス語では"air"-MEHZと、日本語の発音に若干近いが、
英語圏においては、「エルメス」よりも「ヘルメス」のほうが近いっぽい。
そんな事実を知った今の気分はコンチキショウだ!
日本のオシャレボーイズ&ガールズめ!
ヘルメスと発音するイケテナイジーンズメイト青年を
さんざん小馬鹿にしやがって。
ヘルメスのほうが英語圏には通じやすいぞう。
まあしかし、オシャレアメリカ人だったら、フランス語発音でも
通じていたかもしれん。なので「エルメス」でも通じてたかもしれん。
とにもかくにも、またひとつ英語のお勉強になりました。
ロン君ありがとう。
「そんな仲いい友達でもないからなぁ。」
「洒落た店つれていってもなぁ。」
「ワタミだな。」
なんて
安易に即決してごめんよ。
おしまい。
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