2010年01月06日
英語サバイバル習得
渡米した当初、右も左も分からない僕は、helloと声をかけられるだけでびびっていました。
英語学校では英語が分からない同士が集まってるので、多少は気が楽だし、
日本人の生徒もいるし、なにか分からなくなったら彼等に聞いちゃうこともできる。
しかし一歩外をでると当たり前だが、ネイティブスピーカーで溢れ返っている。
へたれな僕は、ネイティブスピーカーとしゃべるのを
「まだ、はやい、まだ、はやい」
となるべく避けるようにしていた。
もちろん、こんなんじゃ英語が上達するわけがないのは分かっていたのだけど。。。
そんななか、ネイティブスピーカーとしゃべる期会が突然訪れる。
望んでもない期会が。。。
財布を落とした。。。
銀行のカードをなくした。。。
あかんたれな僕はもちろんまず、学校で知り合った日本人をさがすが、みつからず。
僕にとっては、一刻を争う大事件なのでパニック状態。
行くしかないと、銀行の窓口にかけこむ。
目つきが恐い黒人女性銀行員に怖気づくが恐る恐る、声をかける。
僕:「え、エクスキューズミー」
銀行員:「how can i help you?」
なんか冷たいよう。恐いよう、でも伝えなきゃ。
僕:「i lost my bank card」
ただただそれを連呼。
一応趣旨は伝わったようで、それから銀行員からの早口な質問攻めを食らう。
英語ができない困ってる外国人を演じる僕だったかそれは伝わってないようだ。
何をいってるか分からない僕は恥をすてて、何度も聞き返す。
もちろん、銀行員はかったるそう。縮こまってる僕の声は妖精のようなボリューム
そのせいで、
銀行員:「what? what?」
との連続攻撃。
恐いよう。恐いよう。もっとやさしくしてよう。そんな目で訴えたが通用せず。
でもめげずにがんばった。なんてったて、死活問題だから。
数分間の格闘の後、なくした銀行のカードは止め、新しいカードを渡してくれた。
銀行員:「you are allset. have a good day」
天使だ。恐ろしい銀行員が天使にみえた。
涙ちょちょぎれた。
すべてが解決したときは、まるで大仕事を終えたような、まるでレベルアップしたような、
そんな充実感を得たのを今でも覚えてます。
それからは必死になれば、つたない英語でもなんとか
コミュニケーションをとることができるんだと思うようになりました。
ちなみにその後、僕はアメリカ10年の滞在期間の間、計5回以上カードを紛失しています。
気づいたらカードを無くしてもへっちゃらな慣れっこボーイに成長していました。
このような修羅場や試練はその後も沢山ありました。
全員がアメリカ人女子のクラスの前でスピーチを強いられたり、
ビザの関係でアメリカの弁護士をやとわなくてはいけなかったり、
会社の面接であったり、アメリカの大病院に入院したりと、試練のオンパレードです。
でも、そのたびに恥を捨て、必死でコミュニケーションを図り、
すこしづつ英語力がついていったのではないでしょうか。
ということで、ネイティブスピーカーとの会話に不安を覚えている人は
まずは、銀行のカードをなくしてみてはいかがでしょうか。ちがうか。
おしまい。
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英語学校では英語が分からない同士が集まってるので、多少は気が楽だし、
日本人の生徒もいるし、なにか分からなくなったら彼等に聞いちゃうこともできる。
しかし一歩外をでると当たり前だが、ネイティブスピーカーで溢れ返っている。
へたれな僕は、ネイティブスピーカーとしゃべるのを
「まだ、はやい、まだ、はやい」
となるべく避けるようにしていた。
もちろん、こんなんじゃ英語が上達するわけがないのは分かっていたのだけど。。。
そんななか、ネイティブスピーカーとしゃべる期会が突然訪れる。
望んでもない期会が。。。
財布を落とした。。。
銀行のカードをなくした。。。
あかんたれな僕はもちろんまず、学校で知り合った日本人をさがすが、みつからず。
僕にとっては、一刻を争う大事件なのでパニック状態。
行くしかないと、銀行の窓口にかけこむ。
目つきが恐い黒人女性銀行員に怖気づくが恐る恐る、声をかける。
僕:「え、エクスキューズミー」
銀行員:「how can i help you?」
なんか冷たいよう。恐いよう、でも伝えなきゃ。
僕:「i lost my bank card」
ただただそれを連呼。
一応趣旨は伝わったようで、それから銀行員からの早口な質問攻めを食らう。
英語ができない困ってる外国人を演じる僕だったかそれは伝わってないようだ。
何をいってるか分からない僕は恥をすてて、何度も聞き返す。
もちろん、銀行員はかったるそう。縮こまってる僕の声は妖精のようなボリューム
そのせいで、
銀行員:「what? what?」
との連続攻撃。
恐いよう。恐いよう。もっとやさしくしてよう。そんな目で訴えたが通用せず。
でもめげずにがんばった。なんてったて、死活問題だから。
数分間の格闘の後、なくした銀行のカードは止め、新しいカードを渡してくれた。
銀行員:「you are allset. have a good day」
天使だ。恐ろしい銀行員が天使にみえた。
涙ちょちょぎれた。
すべてが解決したときは、まるで大仕事を終えたような、まるでレベルアップしたような、
そんな充実感を得たのを今でも覚えてます。
それからは必死になれば、つたない英語でもなんとか
コミュニケーションをとることができるんだと思うようになりました。
ちなみにその後、僕はアメリカ10年の滞在期間の間、計5回以上カードを紛失しています。
気づいたらカードを無くしてもへっちゃらな慣れっこボーイに成長していました。
このような修羅場や試練はその後も沢山ありました。
全員がアメリカ人女子のクラスの前でスピーチを強いられたり、
ビザの関係でアメリカの弁護士をやとわなくてはいけなかったり、
会社の面接であったり、アメリカの大病院に入院したりと、試練のオンパレードです。
でも、そのたびに恥を捨て、必死でコミュニケーションを図り、
すこしづつ英語力がついていったのではないでしょうか。
ということで、ネイティブスピーカーとの会話に不安を覚えている人は
まずは、銀行のカードをなくしてみてはいかがでしょうか。ちがうか。
おしまい。
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