スグレモノ語り

以前行きそこなった日本橋のおでん屋「お多幸」。
ある日、夕飯用にパートナーが持ち帰りおでんを買ってきてくれました。

持ち帰りがあったとは知りませんでした！
おでんは立派な容器で、しかもこの店名物の「とうめし」用の豆腐まで持ち帰ることができるのです。
こうして思いもよらぬ「お多幸」初体験となりました。

渋い袋に入った粉末の辛子が付いていて、お湯で溶いて付けて食べました。
食べてみると、皆出汁がしっかり染み込んでコクがあり旨いです。

とうめしもシンプルながら柔らかな豆腐とタレ、ご飯の相性も良く味わい豊かです。

パートナーと三人前を二人で食べたせいか後半は少し味が濃すぎると感じたので、一人前をご飯（あるいは酒）と食べるのが丁度いいかもしれません。

前から目を付けていた人形町のうなぎ屋 喜久川に行ってみました。
（同名のうなぎ屋がもう一軒ありますが、そこはまだ行ってません。行ったのはリガーレ1階にある店）

入ってみると空いていて、店のおばちゃんが元気な声で迎えてくれました。

何かが違う…と思ったら1人しかいない客が席を外しているせいか、全くの無音でしーんといているせいでした。BGMを流さないポリシーなのかと思ったところで、おばちゃんがお茶とメニューを運んできました。

うな重の値段の違いはうなぎの量の違いですかと聞いたら「そうです。女性の方は上で丁度いい位です。」と説明。「まぁでも俺も同じでいいなぁ」と思っていた矢先「では上二つですね！」注文を決めてくれました。

どうやらおばちゃんは、人の心が読めるのか、未来がわかるのか、江戸っ子気質で気が短いのかのどれかだと思います。

10分か15分位して、うな重が肝吸いと共に出てきました。

フタを開けてみると、ご飯の上に乗ったうなぎにはタレがたっぷりかかっています。
食べてみると、オーソドックスな、「これぞうな重」という味です。

小網町の喜代川のうなぎはふわっと柔らかでしたが、これまたオーソドックスな硬さです。

そして総括すると、スタンダードな美味さです。
筆者よりもパートナーがこの味を気に入りました。

札幌二条市場の様子を見て、ふと築地は今どんな感じか知りたくなりパートナーと行ってみました。
週末だったせいか、二条市場よりも日本人の比率が高く、卵焼きの店など長い行列もできていました。

また海鮮丼を食べようと物色しながらも、決め手に欠け迷っていた矢先、呼び込みのおばちゃんの積極的なトークでこの店「まるきた」に決めました。


メニューを見て気に入った「本日限定 贅沢四種盛り丼」（2,700円）を注文しました。
（食べ終わりかけて写真を撮っていない事に気付き、慌ててメニューの写真を撮りました）

メニューにもある通り、かまとろ、うに、いくら、かんぱちの四種の丼です。
どれも美味いのですが、中でもかまとろが最高でした。脂がのっていて柔らかく、ほんのり甘みのあるなんとも言えない美味でした。

「本日限定」でしたが、このかまとろはオススメです。
行く機会があったら是非お試しください。
http://s.tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13147039/

これまで何度か足を運んだことのある人形町の小春軒、今回スグレモノとして紹介します。
トリップアドバイザーの小春軒ページ

（↑閉店後に撮ったので看板暗いですが…）

最初は特製盛り合わせ、二回目はメンチカツ、三回目の今回、小春軒特製カツ丼を注文しました。

注文を待つ間、客が他にいなかったせいか、店のおばちゃんが「今日は7時位まで混んでいて、入れなかった人も4,5人いたのよ」と教えてくれました。混む時間帯は読めないらしく、ガラ空きの時間に入れたのはラッキーでした。

前週この店がテレビに出てから1週間ずっと混んでたとのこと。聞くとこれまでに何度も取材されたり、バラエティー番組で取り上げられたりと、お茶の間でメジャーな店なんだと今更ながら知りました。
http://s.kakaku.com/tv/search/keyword=小春軒特製カツ丼/
創業105年、親子三代皆現役というだけでもテレビ受けしやすいし、マイペースで落ち着ける店の雰囲気もしみじみ感を伝えやすくていいのでしょう。

さて、注文が来ました。見ると少し変わったカツ丼です。

普通は豚ロースカツ一枚が丼飯に乗ってますが、小春軒のはサツマイモ状（？）のカツが5つ（？）ほど、その上に半熟の目玉焼き、その上にサイコロ状の芋と人参が載せてあります。

卵を絡めて食べました。肉の適度な歯応えと味付けが心地よいです。
付いているシジミ汁も美味いです。
http://s.tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13003031/

前回紹介した二条市場で二回食事しましたが、ニ店目が良かったので紹介します。

店名は「大磯」。

入ってみると客の大半は外国人とおぼしき面々で、色んな言語が聞こえてきます。

店員さんの反応も対応も良く、混んでいても待たされることなく注文できました。

豊富なメニューでどれにするか迷います。

北海道ネタ路線で「ウニ・イクラ・サーモン丼」にしました。

写真の通り味噌汁付きで、2,900円の割にはやや小ぶりのドンブリでしたが、食べると案外ボリュームがあります。

いくらは新鮮そのものでコクがあります。ウニは1店目の方がプリプリ感はありましたが、味はこちらの方が良いです。そして鮭は厚切りで贅沢な味わいでした。

満足して店を出るときには、店長らしきおじさんが元気な声で送りだしてくれました。
http://s.tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1035973/

札幌でパートナーと訪れた二条市場、規模はそれほど大きくないですが、なかなか楽しめます。

トリップアドバイザーの二条市場ページ

市場内に食事専用の店もありますが、大抵の海産物売り場にイートインコーナーもあり、貝焼きや海鮮丼などの食事ができます。それも売り場の奥にあったり、通りに椅子とテーブルがある「テラス」的なスタイルだったりと多様性に富んでいます。

店の前を通ると、店員から「新鮮なxxx、xxx円でいいよ」といった元気の良い売り文句が聞こえます。
我々は結局食事しただけでしたが、買う時には価格交渉も楽しめそうです。

明治時代から続くこの市場にも築地市場と同様に外国人観光客が沢山訪れています。

しかも中国系だけでなく、むしろタイやその他の東南アジア、欧米系、中東っぽい感じの人もいました。
（雪まつり直前だったせいか、札幌の他のエリアもそうでした）

そんな彼らが、外のテーブルでホタテ焼きを箸で食べているのも粋な風景の一部になっていて、なかなか面白いです。

http://www.welcome.city.sapporo.jp/find/shops/nijo_fish_market/

さっぽろラーメンのご紹介はこれで最後になりますが、
今回ご紹介するのも筆者が札幌出張の際にタクシーの運転手さんに教えてもらった、地元では人気のラーメン屋である「信玄」です。

運転手さんが「最近人気なのは信玄」と教えてくれ、札幌駅やススキノから少し離れた場所にあると教えてくれたのですが、たまたま宿泊先から歩いて10分くらいの場所だということが分かり、歩いて探してみました。

市電沿いに歩いていくと、少し地味な場所にありました。
サッポロラーメンなのに何故「信玄」なんだろ？と思いながら、確か夜10時頃だった思いますが店内に入ったところ既に満席！
五分程度待って座れました。

メニューはそれぞれ地名が付けられたラーメンで、
越後らーめん （辛味噌）
水戸らーめん（こってりしょうゆ）
播磨らーめん（こってり塩）
信州らーめん（こく味噌） などがありました。

やはり札幌出張に来たからには味噌ラーメンでしょう、ということで信州らーめんをオーダーしてみました。

コク味噌の名前の割にはサッパリとしたお味のラーメンです。
麺も太めでスープと良く絡み合い、トータルで上品なお味でした。
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298560-d1199674-Reviews-Ramen_Shingen_Minami_6joten-Sapporo_Hokkaido.html

なんと！信玄も通販で買えるようです。
札幌までわざわざ行かなくても信玄の味噌ラーメンが自宅で食べることが出来るなんて！
世の中ほんとに便利になりましたね。

【札幌らーめん　信玄】こく味噌味　2人前【札幌ラーメン】 価格:648円 (2016/2/1 12:34時点) 感想(3件)

筆者の実家藤沢にある、地元では有名な駅近のさっぽろラーメン屋が「こぐま」です。
札幌にあるさっぽろラーメンではありませんが、是非ともご紹介したいメニューがあります。

JR藤沢駅北口を出て、ビックカメラとスルガ銀行の間にある道（遊行通りの入り口）の一つ目の左に入る路地を進んで行くと、すぐ右側にあります。
赤い屋根と暖簾が目印です。


さっぽろラーメンだけあって、塩も醤油もありますが、こぐまで有名なのはこの「牛乳ラーメン」です。

鶏ガラスープに牛乳が入って、スープの上にバターが落とされています。
見た目は白くて驚きますが、騙されたと思って食べてみてください。
アッサリとしてとても美味しい牛乳スープがバターと良いあんばいで絡み合います。
麺もさっぽろラーメンらしく太めの麺、こちらもスープと気持ちよく絡みます。

たまにこの牛乳ラーメンが無性に食べたくなります。

筆者の好きなさっぽろラーメンの名店をもう一軒。
皆さんもご存知の「ひぐま」です。
http://hokkaido-higuma.jp/higuma_g.html



いつも行くのは、ススキノにあるラーメン横丁の店舗。

ここの大将は相変わらず淡々と味噌ラーメンを作ってくれます。

もちろん塩も醤油もありますが、やはり札幌に来たからには味噌ラーメンをオーダーします。
ひぐまの味噌ラーメンはスープが他店より薄めなので、全て飲み干すことが出来ますが、
やはり後で喉が渇いて、出張滞在先のホテルで夜中に水を大量に飲むことになります。
そのくらいとても美味しいスープです。
パートナーも初めて食べたのですが、いつもラーメンを食べる時スープを飲まないパートナーが、４口ほどスープを味わってしまったほど飲みやすいとても美味いスープです。

麺も見た目が真っ黄色で昔懐かしい味、そして程よいコシがあり美味いです。具の挽肉も最初は固まってることが多いですが、だんだんスープに絡まって解けてきて美味くなります。

ここの難は、ビールが缶ビールしか無いことでしょうか。
何だかビールは生をジョッキで、妥協しても瓶からコップに注ぐかして飲みたいなと思うのは贅沢なことなのかもしれません。
と思いきや、後日再訪したところ、ひぐまの黒ビールという海外で金賞を取ったという代物があったので飲んでみました。
爽やかな喉越しでこちらもうまかったです。

ひぐまの味噌ラーメンも通販があるようです。
手軽に自宅でひぐまの味噌ラーメンを味わえるのは幸せになれますね。

【サッポロラーメン　ひぐま】こく味噌　3食入 価格:1,188円 (2016/1/31 18:47時点) 感想(1件)

札幌出張の楽しみの一つが、サッポロラーメンの王道である味噌ラーメンを食べることです。
数多くあるさっぽろラーメン店の中で、いくつか好みのラーメン屋がありますので、今回はそのうちの一つである「白樺山荘」の味噌ラーメンについて記載します。
http://shirakaba-sansou.com/



本店は真駒内にあるようですが筆者は未経験。
筆者がいつも行くのは札幌駅近くのビルに入っているラーメン共和国内の店舗と、
ススキノにあるラーメン横丁にある店舗。新千歳空港の中にもあるので、飛行機出発間際でも楽しめます。

価格は780円。
麺もさることながら、やはりスープが美味いです。
色んな味噌の味がお互いを殺さず、まろやかな味に仕上がっています。
他店のスープより味噌が濃く、パンチが効いてます。
麺も程よい固さとコシがあり、とても美味いです。

通販でも買えるようです。

【白樺山荘】コク味噌味　2食入【札幌ラーメン】 価格:648円 (2016/1/31 18:38時点) 感想(2件)