創業は昭和8年、横浜グランドホテルで腕を磨いた料理人が人形町に作った洋食屋で、開店当初大人気で行列ができた店とのことです。
大繁盛により増築を繰り返して、少し複雑な構造をしています。
その後の東京大空襲でも、たまたま人形町(の一角?)は被害を免れたことで、この辺りでは古い店が多く残っています。
店に入ると、土間のような作りのスペースにテーブル席が2つばかり、その後方と二階に座敷があり、二階に通されました。
そこには他の客も二組ほどいたのですが、洋食屋とは思えない落ち着いた、広々とした和室で、何もなければ旅館の一室に居るかのようです。
筆者はチキンソテーを、パートナーはチキンカツレツを注文しました。
まず、食べたのが付け合わせのセロリ。これはどう調理したのか、セロリ特有のクセと歯ごたえがなく、これまで食べたことのないような食感で美味しかったです。
そしてチキンソテーもチキンカツレツも、スパゲッティと同様にトマトベースのソースベースで懐かしい味。ライスとの相性もいいです。
今度は豚料理を食べたみたいです。