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スイング
このスタイルは、テーマが待つといっても
過言ではありません。


待つのはポジションの保有時間です。


待つといっても人によってかなり違います。
数日待つ人や数週間待つ人などです。


で、なにを目指して待つのか?


利食いを待つのです。

『ん!?損切りは待たなくていいの?』

と思うかもしれません。


もちろん、基本的には損切りも待ちます。

ただし、チャートが自分の予想とはあまりにも違う急変
したときには、即損切りをする必要があります。


あまりにも違う急変が起こるということは、世界情勢が
変わるほどの事件です。

例えば、「リーマンショック」金融関連の情報に興味が
ない人でも知るくらいのニュースです。

こういうときには、ポジションを即損切りした方が
安全です。

また、損切りしてから逆のポジションを作れば利益に
なります。


ただ、例外もあります。

「リーマンショック」級または、それ以上の事件でも
全くロスカットにならないようなポジション、
そのようなことすら想定しているポジションで
あれば損切りしません。


では、利食いはどうでしょう?

利食いは、

「ポジションを作った瞬間に目標利益に届いた」

というような状態(めったにありません)以外では、
待たないと利益になりません。


リーマンショックのときでも、ニュースで知ってから
すぐに利食いしたら目標利益になっているかも
知れませんが、待ったほうがよっぽど利益になります。


このスタイルは、スキャルピングやデイトレードと
違った感覚が必要です。


それは、


含み損に耐える力、耐久力です。


この耐久力は2つの意味でのものです。


1つ目はロスカットにならないような口座維持率
耐久力です。(FX業者によっては、証拠金維持率ともいいます。)


2つ目は、メンタルでの耐久力です。


まず、1つ目の口座維持率は例えると、RPGなどのゲームに
あるHP(体力)のようなものです。


決済して利益が出れば増えるし、損失が出れば減ります。

別に決済前の状態でも増減します。含み益が出れば増えるし
含み損がでれば、減ります。


つまり、損失や含み損というダメージにどれくらい
耐えられるHPがあるかというのが口座維持率です。


もちろん、
利益や含み益といった回復魔法でもあれば回復します。

または、口座に新たに入金して資金を増やせば回復します。


で、ダメージ耐えられなくなったらどうなるか?


それがロスカットです。


このロスカットですが、HPのようにゼロになるまで
待ってはくれません。


どういうことか?


理由は含み損を決済したときに払える金額の
限界値だからです。


『いや、私は含み損が増えても決済しないので

損失は確定しない。』



と考えていてもダメです。その限界値に達すると、

本人の意思とは関係なく、機械的に強制決済されます。


『じゃあ、なんでロスカットなんてあるの?

資金がゼロになったら決済すればいいのに。』



という思いもあるでしょう。


しかし、とんでもないです。


もし、ロスカットがゼロである場合、
間に合わないこともあるのです。

ゼロならまだマシです。それより酷い状態があるのです。


それは、ゼロ地点を突き抜けてマイナス資金になることです。

もう、これは最悪です。


『え!?突き抜けるって何?ゼロで終わりでしょう。』

と思うかもしれません。


それが、終わらないことがあるのです。


原因は、値が飛ぶことがあるからです。

このことをチャートではと呼びます。


通常、チャートは前後がつながっています。しかし、値動きが
あまりにも激しいときや、

金曜日の終了時と月曜日の開始時に値に開き
あった場合、チャートにポッカリ空白ができて窓みたいに
なります。


もし、この窓のところがゼロ地点だとすると突き抜けています。

つまり、

窓が終わったところが飛んだ値の着地地点であり、
マイナス状態です。


ここで、注意する必要があるのは、ロスカットがあれば
絶対マイナスにならない。ということではないのです。

ロスカットがあっても大きな窓があれば、マイナス資金に
なることもありえるのです。


しかし、

ロスカットがあるとないのではマイナス資金になる確率に
雲泥の差があります。


以上が、1つ目の耐久力になります。


そして、2つ目のメンタルについての耐久力ですが、

これは、含み損の恐怖に耐えられるかどうかです。


もちろん、ポジションの作り方が完璧ならすぐに含み益になる
でしょうから耐える必要はなく利食いを我慢する程度ですが、

世の中にポジションの作り方が完璧な人などいません。


では、耐えるとは?


例えば、含み損のポジションがあるAさんBさんとします。


Aさんは、含み損のポジションがあってもそれほど気にしなく
寝ることができます。



Bさんは、含み損のポジションがあったら

「明日になってもっと含み損が増えていたらどうしよう、
もし、ロスカットになっていたら・・・」

などと気になって寝られません。



一般的にAさんはスイングに向いています。

一方、Bさんはスイングに向いていないのかもしれません。

しかし、向いていてもこの状態になります。


それは、全体のポジションが大き過ぎるのです。


ロスカットが気になるくらいのポジションは危険です。


もし、ポジションが小さくロスカットが遠いのにBさんのように
気になる人は、スイングには向いていません。

ポジションを翌日以降に持ち越さないスキャルピングや、
デイトレードをした方がいいです。


また、例外ですが、

ポジションが大き過ぎてロスカット間近なのに
Aさんのような考え方の人は、FX自体向いていません。

その状態で寝てしまうのは「寝てる間にロスカットしておいて」
と言っているようなものです。


以上が、2つ目の耐久力になります。


このように、スイングは利食いの待つ力

含み損の耐久力がポイントです。


次回は、中長期について説明したいと思います。


【スイング向きFX業者】

スイングでFX業者を選ぶときに
優先とするところは、スワップです。
ポジション保有時間が長いため、スワップにより収支も
変わってきます。スワップが多いFX業者ですと、
外為オンライン
になります。






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